世の中(娑婆の世界)には
あらゆる人間や物事、事象・環境が存在します。
それら全てと関わる・縁を結ぶのは
物理的・時間的に不可能である上、
それら全てに関わる必要もないかと思われます。
世の中には『縁』というものが存在し、
それがある人や物事、事象・境遇と“出会う”ようになっており、
その縁を一つ一つこなしてゆくことが、
人生の要(かなめ)のようです。
それに加え、『相性』というものがあります。
それを別の名前で呼びますと
『必要性がある』 『必要とし合う“出合う”』
というような感じでしょうか。
ありとあらゆる縁を何でもかんでも100%完璧にこなす、
またずっと抱き続けていることもまた不可能であります。
そこで、“出会ったもの”の中から
“出合うべきもの”を『取捨選択』し続けることが
必要かと思われます。
限られた時間しかない人生全般においても、
「あれもこれも」は不可能であります。
その取捨選択の作業で必要になって来る
物差し(判断基準・価値観)は
『己自身の使命感』だと思われます。
『使命感』とは、端的に申せば
「自分は何を成し遂げるために生きているのか」という、
自分自身の人生指針・理念のような、
中心軸〜あり方〜なんだと思われます。
ありとあらゆる出会いを『使命感』でもって優先順位をつけ、
「それはいらない」「あれは後でする」
「これは今する」等と取捨選択をしてゆきます。
例えば、英語の通訳になりたい日本人がいたとします。
そんな人には中国語の学習は必要がない…後回しでしょう。
シンプルに申しますと、そのような感じです。
この世に生を受け、大人になった自分が
将来何をしたいのか?
人生のゴール(死ぬ時)にどうなっていたいのか?
これら目的というものが明確である程、
的確な人生の取捨選択が出来、
無駄な時間(=命)やお金、生命エネルギーを使う
必要が無くなってきます。
以上のような生き方は私は素晴らしい
最高の生き方であると感じておりますが、
世の中の人たちを静かに観察しておりますと、
私も含めまして、上記の『己自身の使命感』をかなりの精度で、
的確に掴んでおられる方は、あまりおられないと観ております。
現在の日本で多く存在する、使命感の把握&実践に乏しい
(=エネルギーの方向性が曖昧であったり間違っている)人間の
大まかなパターンを考察いたしますと、
まず…①とにかく目の前にあるモノカネ
(自己や自己が所属するコミュニティだけの快楽・幸福)を
片っ端から得たいという我欲のカタマリ的思考タイプ。
(エネルギーが我欲を満たす方向にのみ進んでいる)
次に②周りの比較的生命エネルギーの強い人間に
全て(多く)を委ね依存する、思考停止・コバンザメ的思考タイプ。
(エネルギーの方向性を他人に依存するタイプ)
最後に、③何等かの理由で生きる希望や目的を失い、
前向きに思考して生きるのではなく惰性で生きる、
生命エネルギー喪失タイプ・・・という感じでしょうか。
(エネルギー自体が出ていない・乏しいタイプ)
①は経営者の方や男性の方、旦那さん。
②は社員さんや女性の方、専業主婦の方、
③は社会的弱者の方やニート&引きこもりの方などが
多い傾向にあるような気がいたします。
38歳を迎え、さらにこの取捨選択・限りある命(時間)の使い方の
精度を磨き高めて、
より善い人生を想像・創造して参りたいと思っています(%笑う女%)(%王冠%)