1.子羊の価格は、2012年をピークに、2013年は1割下落、2014年は3割程度も下落した。その理由をウリジさんは、以下と言います:
2、羊の供給は増加した。
① 旱魃: 2014年は旱魃がひどく、放牧地に草がなく、冬用の牧草もなく、1年中、外から買う高い飼料に依存した。採算はとれず、多くの牧民が母羊まで売り、年間出荷頭数は倍増した。
② 羊の品種: 山東省で品種改良された「寒羊」という品種がすごいスピードで増加している。寒羊の特徴は1回で3−4頭の子羊が生み、繁殖は早い。温かいところに適している。だが肉が固く、おいしくない。
③ モンゴル国から羊肉の輸入が始まった。
3、羊肉の需要は横ばいだ。
① 中国の経済成長が鈍化しており、2015年は政府の成長目標は7%に低下した。
② 習主席の反腐敗政策で政府のお金を自由に使えず、高級レストランが潰れている
③ 羊肉を品質で差別化できない: 羊肉市場では、高級肉と安い肉とが差別化されず、母羊の肉も、寒羊の肉も、モンゴル子羊の肉と同じ値段だ。