今日はナイター練習の日でした!!
せっかく綺麗に咲いた桜も天気の急変によって、すぐに散ってしまった所が多いと思います・・・。綺麗なものって永遠には続かない、はかないものだから綺麗なのかも知れませんね・・・ってちょっと詩人のような自分で(笑)、今日もナイター練習を新美コーチと一緒にがんばりました!!
寒さが残る上に風が強かったのですが、今週は週末の試合までにトレーニングが出来る日が限られているので、集中した良いものとなるように今日も目的をしっかりと持ってがんばるようにしました。全体のおおまかなテーマとしてはリフティングでの技術、1対1でのキープ(奪われない考え方)と2対1(フォローの力ではなく自分でコースを作る考え方)、6対6(組織で対応する)、ゲーム(フリー)という流れでした。今日が入学式の学校もあったので練習前にはそれぞれの担任の先生の名前も聞いてからのスタートとなりました!!
まずはリフティングからのスタートですが、この時の様子を全体的に眺めながらみんなの『感覚』を見させてもらっています。サッカーというスポーツが足で扱うという以上、リフティングはその代表的なものとなります。思った場所にコントロールする力はリフティングが原点となるような気がするのですが、その感覚を持たずに集中してトレーニングしていない子も中にはチラホラ・・・特にそれは1年生に多いです。失敗してもヘラヘラ・・・出来ないほうが当然!みたいな感覚が強いように思います。確かにボールが大きくなり(4号球⇒5号球に)コントロールの加減が変わるというのは分かる。ですが、みんなの場合、そういったレベルの話ではなく、単純にどこに当てればどうボールが上がるのか?どの角度にすれば変化が起きるのか?という事にまで頭を回していません。やれる事だけをやって、出来ないものは出来ない・・・それで終わり!という感じですね。
みんながこのファルコで考えなければいけないのは、『うまくなり続ける』という事です。終わりはないこのテーマに向けて日々努力をするのです。今日より、明日、明日よりも明後日、という風に、日々変化していくようにしてほしいのです。もちろん言葉のような簡単に出来るものではありませんが、そういう気持ちと意識と、行動があれば例え自分の中では成長していないと思っていても長い目で見れば良くなっているはずなのでがんばってほしいと思います!
次は1対1と2対1をしました。
今日は人数の加減もあって一緒に入ってやったのですが、そこで思ったのは『プレッシャーが重たくない』というのがまず率直な感想でした。実際に対戦をする格好でやったのですが、自分への遠慮なのか?体をぶつけてくるんだけど重たくないと言うか、重心の問題だと思うけど体重全てを預けてくるような強みがなく、足先だけの勢いとかそういった事が多い事に気づきました。基本的に『ボールしか見ていない・ボールしか追いかけない』習慣が根強い選手が多いからそうなってしまうのかも知れないけど、自分はサッカーという試合をたくさん経験した中で『対人』に対しての強さとか駆け引きというものをたくさん覚えてきたのでそこがみんなが変に真面目過ぎて弱い部分なんだろうな〜って改めて気づかされたので、今後はこういった部分にも問いかけたりしながら引き出していこうと、考えてもらおうと思います!
2対1でも駆け引きというものがほとんどなく、目の前の相手をかわす事が『目的』になり、タッチをこうすればこうなる、みたいな自分のプレーの先の映像が多分ないような気がします。だから、その場、その場の行き当たりばったりのようなプレーが多く、たまたま成功、たまたま失敗みたいな繰り返しをしている選手が多いですね。
ここは今後一番変化させたい部分です!
そこからは2−4のシステムを作った6対6をしました。
ここでは、守備陣の狙いを持たせるのがメニュー全体の狙いとなっているのですが、まだ全体がしゃべるという事が出来ていなくて狙い目がないままに、相手のミスを待っていたりしている感じがある。今チームが戦っているトップリーグの2部にもなれば、そういうミスがどんどん減ってくる相手に対してひたすらミスが起きるのを期待しているようでは攻撃へ移る事も出来ません。自分達から誘い込む、追い込むような守備を整えていくしかありません。前の選手も守備への高い意識を持ち出しているし、それに連動して後ろも反応していくようなチームにしたいと思っています。後ろからの指示だけで前が動くのではなく、前の選手なりに感じて危ない場所を切っていく、その上で後ろに『狙わせる』ような考えも同時に持ってほしい。そういうお互いの考えを摺りあわせて一番良い形を生んでくれればいいと思うし、そこまではもっともっとやりたい事ややろうとする事を言い合ってくれればいいと思う。喧嘩じゃないけど、ピッチの中での事、勝利を目的に置いた時に『やるべき事』についてはいくらでも言い合うべきだと思う。優しく、思いやるという気持ちはもちろん大事だが、何も言わずにただ合わせるというのもハッキリ言って『ズルい』一人なのです。サッカーは一人一人の判断があってこそチームとして成り立つスポーツなので、自分の考えをしっかりと持つ事。それをあわせていく事を常に考えてほしい。
1年生のほうは新美コーチに任せて2対2や3対3、ゲームをやってもらいました。
1年生にしたら中学生活に慣れる為の緊張もあったりしてナイター練習をして昼間の試合をする、という習慣もサイクルになるまではきついと思うけど、やっぱりサッカーが好きかどか?で決まると思います。努力によって道は開けていくし、楽をすればそれだけ仲間の信頼も失うだけです。一人で出来ないスポーツだからこそ多くの事を学ぶ事が出来るのです。今、あれこれ言ってもみんなが吸収をしていく余裕はないと思うけど、サッカーをするにあたり、絶対に必要な事だけは誰が何を言おうとやるしかないのです。
ボールを扱う技術、走る体力、がんばる精神力、仲間との協力、自分のプレーの責任の取り方など、サッカーをすると決めた以上『しなければいけない事』をまずは理解してもらおうと思います。その上であれもこれもやればいいな〜と思う事はあるけど、今は最低限しなければいけない事だけを徹底してみんなに理解してもらおうと思います。
中学生になって、目標を持って、夢を持ってこのファルコへ来てくれたみんなとはこれから卒業まで一緒になってがんばりたいと思っているし、みんなもサッカーを好きな気持ちがいつまでも残った中で努力が出来る選手であってほしい。
学年もいよいよ上がったみんな!!どんな一年にしたいか?をしっかりイメージして毎日を大事にしていきましょう!!