歴史や伝統から何かを学ぼうと
努めることは大切です。
しかしその前にまず過去の事実を正確に、
より客観的により多角的に把握する必要があります。
歴史は断片的な情報・資料を集め、
それらをつなぎ合わせることで
全体像が描かれていきます。
1個人の経験というわずかな断片から描き出された
「歴史」は多くの場合ファンタジーの域を脱しません。
一面的な歴史認識、恣意的な解釈は
社会を誤った方向へ導く危険性を秘めています。
道徳教育の重要性は決して
否定されるべきものではありません。
しかし、これに過度な期待はを寄せるのは禁物です。
社会の秩序は教育によってのみ
高められるのではありません。
様々な制度やシステム、環境を整えることによって
構築されていくのです。
教育が担うことができる役割は限られています
<カイドウの花が咲きました>