今日はナイター練習でした!!
寒さも和らいで良い気候の中でやる事が出来ました。今日は自分一人での担当となったので怪我で見学している光希くんにも力を借りてやるようにしました。全体で共通理解してもらうべき『技術と1対1』までは一緒にやりますが、そこから先の関わりという部分では2,3年生と1年生を分けてやるようにしました。
サッカーをうまく生きる為の力を学ぶ場所と時間であると位置付けている自分と、とにかく目の前を勝利したいという考え方をする選手達とはギャップは出てくる部分はあります。ですが、その気持ちを受け止めながら自分は自分の考える事の必要性は伝えていくつもりです。みんなはファルコの入会の時にサッカーがうまくなりたい気持ちを持っていながらも、ファルコがこういう事を目的にやっています!という事を理解した上で活動をしている訳ですからお互いにそこは理解し合えると思っています。中学生年代はとても気持ちが揺れ動く事が多く、誰もが大きな事から小さな事まで毎日何かに頭を悩ませている訳です。そういうがんばる毎日のサポートをしたいと自分は思っているのですが、なかなか今になっても自分に質問をしてくる回数は少ないし、それを聞けない雰囲気が出ている自分に何かの問題があると考えて、そこをどのようにすればなくなっていくのか?は今後もずっと指導者を続けていく上での課題になると思います。
メニューはリフティング〜1対1と2対1までをやりました。
リフティングは何も言う事なく、思った通りに足で扱えるという技術が必要なだけです。やり方がどうこうとか、出来るほうが良い、というレベルではなく『必須』である事です。ですから、出来ない事が普通ではなく、出来るのが普通と言えるようにまずはなってほしいと思います!
1対1や2対1では今日見ながら思うのが、『攻撃側が必死だと怖くない』のです。守備側は当然相手のボールを奪わないといけないのでがんばるのは当然だとしても、攻撃側まで必死にキープしないといけない『余裕のなさ』は選択肢も少ないという事だし、試合では良いプレーが出来る状態ではないはずです。ボールを保持している事に余裕を持てるまで、『相手を観る』『体をうまく使う』という事を徹底して獲得してほしいと思います!
そこから2対1で同じようにボールをキープしてもらう関わりを見ながら『この子は受ける感覚が鋭いな〜』とか『ちょっと気付きが遅いな〜』みたいな事を観察しながら次の6対6へ移行しました。
2,3年生の6対6は2−4のシステムにしておいて、隣との間をやられない事と関わりの速さが大切になってくるのですが、まだまだスタメンメンバーですら関わるタイミングや気付きのタイミングが圧倒的に遅い・・・。ボール中心のサッカーをしてしまうから、ボールに合わせて動くので後手になる。でも、コートを全体的に見ればチャンスの場所やピンチの場所が分かる訳で、そこに目を向ける選手になってもらいたいのです。
全体的に言うと、やっぱり視野か考え方が『目の前』の事でしかない。それは悪い事ではありません。今を大事にする事はとても素敵な事です!でも、その『今』が『どんな自分に繋がっているのか?』まで視野に入っているのか?なんです。そこまで見えている、考えている上での今を一生懸命やる事に意義があります。
今日は最後の6対6のフリーゲームの時は2,3年生は各自に任せました。そして審判と進行は光希くんに任せて、自分は1年生をしっかりと担当してみました。あまり1年生としっかり関われていない事もあって、各自がどのような思いや考え方でサッカーをやっているのか?を見たかったし、今日はそれがジックリと見れました。1年生は非常にサッカーに関してのやるべき事がしっかりと出来ていると思います。ただし、その出来ている事は『試合に勝つ為の事』であり『サッカーをうまくやる為のものではない』という自分の見解です。
つまり、何となくゲームさせると面白いのですが、目的や意味、考え方としては『楽をする発想』が勝っているし、まだまだサッカーをやる上での大切な部分には『発想の範囲にない』という感じです。でも、問いかけをしていく事によって、『あ!』とか『なるほど』みたいな気付きが増えてきます。
今日の最後の片付けでも、どうしても2,3年生が主体となっていますが、そんな中でも1年生なりに出来る事を探していこうという話はしました。整備をがんばり、トンボまで綺麗に掃除をしてくれる2,3年生の姿を見ながら『あれは何をしていると思う?どうしてそこまですると思う?』みたいな事を聞いていくと、きちんと考えて答えるし、意味がわかればきっと自分達も将来的にはやっている側になっていると思うのです。今日がんばってくれていた2年生だって、昨年の意味なんて自分の事しか考えていなかったし、本当に一年で成長していきます。もちろん3年生は2年間を経て成長していく中で強さや我慢、怒りのような感情までも出てきます。でも、それは出すべきです。成長の一環だし、それをも受け止めるのが自分の指導者の役目です。
ただ、一つ言いたいのは『自分が自分の為に努力する時間』にしなければ不満は生まれるという事。自分の為にしていないと、どうしても相手に何かを求めたりする事となるから結果不満という形になります。自分だって指導者をしていれば腑に落ちない事は山ほどあって、言いたい事もたくさんあります。でも、そういった事が起きる事自体が自分の何かが足りないと考えるようになったから問題解決も早くなってきたと思います。人や周りのせいにしていくほどに問題は根強くなっていきます。人はそうやって何かのせいにして、何かにすがって生きようとする弱い生き物です。
だからこそ、自分はこのブログにも書いているように『弱い自分と向き合う』のです。出来ない事を認め、でも出来ないからと言ってやめない事。子供の為にも、自分の為にも大切な事なので、これからも自分はもっともっと子供との関わりを増やしながらがんばりたいと思います!