図は、2010年来の月次の牛価格の推移。世界中で取引される食肉商品で多い順は、牛、豚、鶏、次が羊の順番。牛の価格は、世界の供給の方はあまり増えず、需要に影響する世界GDPの成長率と、供給コストに影響する原油(エネルギー)価格。この間、世界GDPはLieman後の急回復から減速、不況入りしてきた。Lieman後、世界景気を引っ張った中国も2007年14%のピークが2010年11%まで回復した後、一路2015Q1の7%にまで低下した。牛の需要は途上国の所得増により増加しており、景気減速と相殺して、牛価は主に、次に上げる原油価格の動きと並行している。