金八先生のいじめ対処法 尾木ままの子育て(TV)から〜

こんにちは。
ちょうど 今年度の子育てコーチング講座の依頼を
いただいたタイミングで
2つの役立つ話を聞きましたので ご紹介します。

1つめは 尾木先生ご自身の若い頃の子育てのお話。

今教育評論家として活躍されている尾木先生には、お二人の娘さんがいました。
子育て中の若い頃のお話です。

長女A子さんは、親を喜ばせたいと思って
ずっと 手のかからない いい子でした。
A子さんは 小さい頃から、まさに親のために
TVを見ない・お菓子も食べない お子さんだったそうです。
小学校6年間の間に TVを見た合計時間は、4時間くらい
お菓子を誰かにいただいた時も、「いえ、私は好きじゃありませんから。」
と断って 食べなかったのだそうです。
すべては 自分を抑えて、親に喜んで欲しかったから・・・

そのAさんが 大学生活をしているある日、
前日までは そんないつものAさんでしたが、
ある日 急に 態度が急変したのだそうです。

尾木先生が、Aさんの部屋を開けてみると
部屋は、チョコレートの食べた後の 包に紙が散乱していました。
TVは がんがんについていて
Aさんは ごろんとTVを見ながら、チョコレートを 食べていたのです。

それは Aさん自身が、いい子を演じることの限界に達して
自分になった瞬間でも ありました。
本当は、TVを見たかった。本当は お菓子を食べたかったのです。

尾木先生は、「どうして それを言ってくれなかったの?
ちょっと話してくれれば、いくらだって 食べてよかったのに。」と聞きました。

すると A子さんは
「だって TVは見ないで、お菓子は 食べない方が、喜ぶでしょう?」それが 答えでした。

A子さんには 妹B子さんがいました。
性格が逆なB子さんは、高校生の時 半年に3回も 学校からの呼び出しを
受けるようなお子さんだったそうです。

尾木先生の教訓 子育ては、失敗するもの。

今 尾木先生は、深い愛情で 子ども達そして親である私達の気持ちを
深く理解し 受けとめてくれます。
それも 失敗からの学びが 教えてくれたことでも あるんですね。

2つめは 武田鉄也さんこと 金八先生のご本人の言葉です。

「いじめを受けている子どもには 言葉の呪いがかかっています。
それを 抜ける方法は 3つあります。

1つめは、普段から 身体感覚を上げて、感じている事を声に出すこと。
綺麗な花を見たら 「わ〜花がきれい〜!」と 「あっ、面白いもの見つけた!」など
小さいことに気づいて、声で表現をすることです。

※私も 同感です。勉強で、計算や分析など 正しい答えを出す作業は
左脳の働きで、それを使っている時 右脳は 働きません。
何かを見て 感じる は右脳の働きの1つ。

右脳は、使わないと だんだん感度が下がりますので、感性が豊かに育つように
観察したり 気づいたりする 心の練習と 沢山の体験で、
感性が磨かれて 人の心を感じたり 思いやったりできるように なっていきます。
もちろん そこには 楽しいコミュニケーションのやり取りができる
環境も大切です。

2つめは、オープン・マインドでいること。
広い心で受けとめること。
親がお手本になって いきましょう〜♪

3つめは、礼儀正しくあれ
これも 親が お手本ですね。 親しき仲にも 礼儀あり。

この3つをしているうちに いじめは起きなくなってくる
金八先生は そう言いました。

いい言葉に出会えて ありがたい時間でした。
私自身、A子さんのような子どもでしたので、気持ちが伝わります。

いつも 気づいた時が吉日。
表面的な子どもの態度だけを見て、いい悪いの評価をしていると
子どもの 本当の気持ちに 気づけません。
そして 子ども自身が 自分の本当の気持ちが聞こえにくくなります。
ありのまま・・・の姿で みんなが 自分を自由に表現できますように。

親も 子どもや 大切な人の気持ちを思いやれるように
3つのこと 実践してみませんか?

子育ては いつも 気づきながら 大人も日々成長していきましょう。ご一緒に。
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