心を開くのにかかる時間〜江戸小噺

こんにちは。
GWが近づいて来ました。

江戸小噺の活動を続けている中で
高齢者さんの変化に気づくことが
あります。

短い変化は 1時間の中で 起きます。

ベッドで寝ていた女性が、かるた取りに参加したくて
起き上がってきたり、
江戸小噺の資料の紙を 握りつぶしていた女性が
終る前には、笑っていて 素敵な笑顔になっていたり
固い表情で、周りにも馴染んでいなかった男性が
かるた取りに 夢中になったり・・・
嬉しい変化が 起こります。

個人差が大きいので 短い時間内では 
変化はない場合も あります。 

高齢者施設のデーサービスに 通っているKさん(男性)。
初めてお目にかかったのは 1年以上前です。
その頃は、デーサービスにも 馴染むのに まず時間が必要だったでしょう。

毎月 通わせていただいているうちに、
私達も お名前で お呼びできるようになって
お久しぶり〜の挨拶が できるようになり
Kさんも 私達の顔を 覚えてくださるように なっていきました。

ある時から 言葉は出ないのですが
(あっ、来たね)
という 表情をされます。目が優しくなります。

そして その積み重ねがあって
先日、初めから 大きい声を出してくださるように なったのです。
私達も びっくりする位の声です。

デーサービスの朝から 調子が良かったそうです。
午後に 私達が入って
1時間 一緒に 笑いの時間を持ちました。

Kさんは ぎゅっと握手をしたり
喜んでくださっている気持ちも 伝わりました。

前向きな気持ちは 固まりがちな心が 少〜し ほぐれてきたサイン。

江戸小噺笑い広げ鯛の私達ボランティアみんなが
そのことを その場で心から喜びました。
Kさんも 嬉しそう♪

新しい環境は 自分が受け入れてもらえるのか
誰が 親身になってくれるのか
困った時は 誰に話せばいいのか
声をかけやすい人は どこにいるのか・・
沢山の不安が あるものです。

少しずつ 様子を見ながら
周りの声も 聴きながら
自分の安心を 見つけていきます。

次回がまた 楽しみです。
自分にいいペースが肝心。 時間はかかっていいですよ〜〜。♪