様変わりした豊洲に訪ねる晴海橋梁と白山湯

第二久の湯さんのところで紹介した越中島貨物駅に行く貨物線、以前は豊洲や晴海からの貨物も運んでいました。東京都の専用線が昭和28年に豊洲へ、32年に晴海へ開通して、コークス、セメント、輸入大豆などを運んでいたそうです。その後トラック輸送に転換するなど鉄道貨物はだんだん減少し、平成元年に最後の晴海埠頭への線が廃止になりました。
豊洲、晴海はどんどん再開発が進んで線路の跡は消えていきましたが、晴海通りの春海橋を豊洲へ渡る右側に、大きな錆びたアーチ橋が残っています。今にも貨物列車が走ってきそうな雰囲気です、

渡り終えた豊洲はまったく新しい都市ですが、豊洲駅から5分ほどのところに銭湯が一軒がんばっています。豊洲駅からゆりかもめと逆の方へ、朝凪橋で豊洲運河を渡ります。この左手を東京都専用線は渡っていましたが、こちらはアーチは撤去されて、橋脚だけが残っています。
交差点を右へ曲がりると、団地の向かい側に、白山湯、人工炭酸温泉と書かれたちょっと派手目な玄関があります。建物自体は宮造りではないものの和風で、構造は伝統的な和風銭湯です。浴槽背後は、渓流、水車、藁葺きの民家などの細密画タイル、山は富士山ではなさそうで、女湯が富士山のようです。男女境の壁はモザイクタイルで、海、灯台、カモメです。
白山湯 江東区枝川1-6-15 15:00〜24:00 土曜お休み 有楽町線豊洲駅から10分くらい