児童精神科医の現場報告 古荘純一
男女とも、自身の評価が主観的・外見的なものから
客観的な内面認識に変化する年代で自尊感情が
最も低くなることが報告されています
わが国にでのこれまでの調査でも、同様に小学校高学年において
自尊感情が低下する傾向を示しています
また自尊感情は時代、文化に左右されず、男性よりも女性が
低いという報告がなされています
自尊感情に影響を与える要因としては社会的階層、人種、宗教などよりも
母子関係の緊密さ、両親の受容的態度、両親からの一貫したしつけ
子どもの意見を尊重する態度、子どもの独立性を尊重する態度などが
関与しているとされています
両親から関心を向けられ、良好なかかわりを持つことが、それを高めると
一般的には報告されています。特に幼児期の母親との関係性が
自尊感情に大きく影響を与えると言われています
<ヒルサキツキミソウがさいていました>