「休眠預金」を福祉・教育に 自民、活用法案を今国会提出へ

金融機関に預けられてから10年以上出し入れがなく、持ち主が現れない「休眠預金」を福祉や教育事業に役立てる「休眠預金活用法案」を、今国会に提出し、成立を目指す方針であることが13日、分かった。休眠預金は毎年500億〜600億円発生しているとされ、法案が成立すれば公益事業の大きな資金源となる。
法案は、人口減少や高齢化の進展によって生ずる「行政の対応が困難な社会問題」の解決を図ることに休眠預金を活用するのが目的。高齢者や生活困窮者の生活支援、難病治療に向けた新薬の開発、子供たちの教育支援などに役立てる。
各金融機関にある休眠預金を預金保険機構に集約した後、新たに設立する「指定活用団体」へ移管して一元的に管理し、公益事業者に配分する。活用には金融界も前向きな姿勢を見せている。

休眠預金の活用をめぐっては、自民、民主、公明など超党派の議員連盟が平成26年4月に発足し、検討を重ねてきた。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150614-00000043-san-pol

◆眠れる数百億円の使い道:休眠預金についてパブリックコメントが募集されています/休眠預金活用推進議員連盟 http://www.kyuminyokin.net/