今日はナイター練習だったのですが、スクールをやっている時には大丈夫だった天気も終わったぐらいの時間にいきなり豪雨となり(しかも八千代地域だけ?!)、一気にグランドは田んぼとなり、室内練習への切り替わりとなりました。

昼間に両方の準備をしておいてくださいとお願いしていたものの、急遽の変更にもしっかりと対応してくださった保護者の方々にも本当に助けられています。自分達が指導出来る事が保護者の方々の理解と協力があってこそ成り立っている事をいつまでも忘れないように、その分現場で意味のある指導をして返していきたいと思います!!

今日も現場は新美コーチと二人で担当をしました。練習前には練習の打ち合わせをした後に、先日に引き続き3年生の二人と対話をしてからスタートとなりました。自分はこの場所をどのような意味を持って参加しているのか?という意味を明確に持ってほしいのです。漠然と『うまくなりたい』としか思っていない子が『成長しない』のです。要するに、漠然過ぎるから『うまくなるという事がどういう事か』も理解していないし、それによって成果も残らず、気が付けば『全ての事をやらされた』という事になるのです。そこを自分の意思で、主体的に出来る選手にしたいと考えます。

練習はまず鬼ごっこからのスタートをしました!!

ここでは学年別にテーマをそれぞれ持っています。3年生は『意図的にうまくやる』事です。うまくやるとは、鬼も外もしっかりとした狙いがあり、その狙い同士がぶつかって駆け引きまで発生してくる状態です。偶然のプレーをなくし、全部が狙いの中で、しかもその質を高めていく事を目的にしています!

2年生は今自分達でも『新しい攻撃をしたい』と思っています。しかも今日は尾兼くんが怪我で離脱した事もあり、より攻撃のオプションは減ってしまうのですが、それでも他のメンバーが自分の考えや相手の事を思う気持ちを持つ事で出来る事も増えるはずなので、そこを鬼ごっこからも出す努力をしてほしいと思い、今日は1年生と組みながら、教えながらも自分達が『自分の事以外を考えながらやっていく』事をテーマにしてもらいました!

1年生はとにかく今は『サッカー好きな子』から『サッカー選手』になってほしい時期です。つまり、サッカー選手という言葉には『責任を持ってピッチに立てる事』が大事になってきます。みんなが思う気が優しいというのはスポーツの中では『気が弱いだけ』です。その勘違いをなくしていきながらピッチに立つ、サッカーをするという事がどういう事か?をしっかりと考えてほしいと思います!だからこの鬼ごっこでは『関わり続ける』事をテーマにやってもらうようにしています!

3年生のほうは、ボールをいれて難易度を上げていきます!

ボールが増えれば考えるべき事も増えます。一つの事ではなく、二つ以上の事を同時に考えなければならないし、それが出来るようになってきているのでより高い質を求める為にお互いが意見を出し合えるようになってほしいと思います!改善ではなく、改良ですね!!

その後は1対1を1年生と2,3年生で分かれてやりました!2,3年生は自分が担当し、1年生は新美コーチに任せました。1年生のほうは抵抗する事、粘る事、というものを考えながら出していけるようにしたいと狙いを持っています。簡単には出来ないし、そもそも粘るという事、抵抗するという事がどういう事なのか?という事を理解させなければ進まないので、これからジックリこうした機会を増やしながら考えてやる習慣を持たせたいです。最終的に、自分の身の回りで起きる全ての事を『自分の力で解決する力』を持てれば一番良いので、そこを目指してやっていきたいと思います!

2,3年生には途中に少し説明も入れましたが、今は『1分1秒1プレー』を大切にしてほしいという事です!

『この一本!!』と思って目の前で努力出来るか?
『次もあるし・・・』と思って先延ばしするか?

ここで選手そのものの質が変わります。明日成長する子は今日を、今を大事に出来る人間です。大抵は『明日良くなっているといいな・・・』って期待をします。それでは変わらないのは当たり前です。自分が今日という日、今という時間、目の前の1プレーにどれだけの気持ちと狙い、考え、想いを持ってやっているか?なんです。コーチは今、『やろうとしている子』を見逃さないようにしています。ここまで言ってもやらない人間は自分で選んだ道として認めるようにしています。自分がやるべきは『やらない人間の指摘』ではなく『やろうとする人間をより伸ばす』事です。それこそが指導の大切な部分だと思っています。やらない人間にはやらない理由は聞くけど、行動に出してしまえばそれで終わり。周りは『そういう人』と評価します。行動が全てだという自分の考え方は貫きたいし、そうじゃないと人は納得しない事も分かっています。

椅子に座って、お茶を飲んで偉そうに口弁垂れる指導者の言葉なんて誰の耳にも、心にも入らないって事です。

きついからこそがんばる。

きついと思っている時間こそが『自分を越えられるかどうか?のタイミング』だと思ってほしい。

考え方、受け止め方で人は変わると分かった。

無理に出来ない事をやろうとするよりも、出来るようになれると幸せだろうな〜というような考え方をするかどうか?『ここを直す!』ではなく『ここを良くすれば自分が楽しくなる』と思うかどうか?考え方次第で生まれ変わったような変化が起きる。実際に自分もそうなった事で見えるものも大きく変化してきた!

自分は指導者として選手のように一つ一つのプレーに魂を込める事は出来ないけど、込めさせるかどうか?の『場つくり』『設定つくり』『雰囲気つくり』が必要な仕事です。子供と一緒に現場でこれからも成長していけるようにがんばりたいと思います!!