今回の九州&愛媛旅のキーワードは「カミ」です。
「神」であり、「上」・・・つまり、
自分から近いところから遠いところまでの
私たち日本人の先祖(もと)を探る・・・
その心(想い、念)に触れようと試みた旅でした。
本当は、石槌山登拝で終わるはずだったのですが、
帰りちょっと遠回りをしまして、7月8日午後、
しまなみ海道の途中・大三島に寄って、
「大山祇(おおやまづみ)神社」に行き、大阪に戻って来ました。
七夕の日、石鎚のお先達さん・中野さんと一緒にいる時に、
「大橋さんはどんなお仕事をされているのですか?」と聞かれ、
「パソコンを使って、デザイン業をしています」と言いますと、
「実は私、パソコンを習い始めようと思ってまして・・・」とおっしゃり
「どうして、御年86歳で新チャレンジされるのですか?」と聞きますと、
「実は『戦友会』(※かつて中野さんは少年兵として
少し戦争に参加したことがあるそうです)の仲間と
毎年、旅行に行っているのですが、
今年の旅行の幹事(企画者)が私でして・・・
で、大三島の『大山祇神社』に行きたいと思っているんですが、
その案内状とかを手書き&コピーじゃなくって、パソコンで打って
みなさんに送りたいと思っています」とおっしゃいました。
さらに同じ日の夜、伊予西条市在住の
四国遍路の大先達の引田さん
(私を四国遍路の先達に導いて下さった方)に
「大橋さんは高千穂の天岩戸神社に行かれたようですが、
天照大神の兄神・大山積神が御祭神の「大山祇神社」
にも行った方がいいですよ」と言われ・・・
同じ日に全く別の方々から同じ神社の名前が出てきたものですから
「これは行かなアカンなぁ・・・」と思い始め、
そして8日の午前中にお会いした、新居浜の純子さんにも
「大山祇神社は有名よ。とにかく凄いから行ってみて!」と言われ、
行く決意を固めた次第です☆
で、「大山祇神社」に着きますと・・・
なるほど。。。確かに凄い。。。☆
さすが『伊予国一之宮』と言いますか、
とにかく、清々しさと歴史があるという重厚さが
絶妙に共存し、調和しているという感じです。
兄妹神である、天照大神が祭られている伊勢神宮は、
当然のことながら、それはそれで物凄いのですが、
伊勢神宮との違いは、メジャーではなく、
ある種「通」しか知らない神社で・・・
つまり、観光地化されていないということで、
(公式ホームページも無いようです。ある意味凄い。。。)
かなりディープで且つ信仰心のあつい方ばかりが、
日々ひっそりとお参りに来られておられるので、
午後に行っても、常に清々しい・穢れ無き境内を保っておられる
ところだと感じました。
この「大山祇神社」は、山の神・海の神・戦いの神として
歴代の朝廷や武将から尊崇を集め、各時代の武将から、
あらゆる武具を奉納して武運長久を祈ったため、
国宝・重要文化財の指定をうけた武具が沢山
この神社の宝物館に展示されています。
ということで、この「大山祇神社」は、
かなりの部分を網羅した、
オールマイティーの神社のようですので、
ご興味おありの方は是非行かれてみてくださいね〜(%ニコ女%)(%音符1%)