タマネギ食べ比べ♪

私は2年程前から畑をしています。

その理由は、自然が好き・作物を育てるのが好き

ということも当然ありますが、

普段パソコン&デスクワークなので、

外(しかも自然環境)で身体を動かせる機会が欲しい、

そして、畑づくりを通して、

日本の第一次産業について学びたい・・・

という想いがあったからです。

そんな中、

先日、愛知県豊田市を中心に活動されております

NPO法人Earth as Mother

(アース アズ マザー)さんが運営されている

畑に行ってきましたぁ〜(^0^)♪

NPO法人Earth as Mother 公式ホームページ
http://www.earthasmother.com/

アース アズ マザーさんのミッション(目標)は、

「未来の子供たちが、安全で安心して食せる

おいしい作物づくりを中心とした真農業の推進と、

地球環境にやさしいコミュニティを創る」というもので、

人間生存の根本であります「食」という視点並びに

国家の根幹であります「第一次産業」を通して、

これからの日本(世界)の創生(創造と再生)を図る

という壮大な活動を展開されております。

ほんと、数あるNPO法人の中でもハイレベルな

「ものすごい」活動をされておられます。

普段、(一社)政経倶楽部連合会

(所属支部は違いますが)で

ご一緒させて頂いております村野さんに

アース アズ マザーさんの活動のことを

あれこれ教えて頂きながら、

その団体が運営されている畑に入り、

ジャガイモ・タマネギなどの収穫を

お手伝いさせていただきました。

そのような活動ミッションですので、

作物は全て自然にやさしい「無農薬・無化学肥料」☆

車で行きましたので図々しく(?!)おいしい作物を

ゴッソリ★頂戴いたしましたぁ〜(笑)♪

村野さんと、タマネギを収穫していたのですが、

畝が変わると、出来ているタマネギの質が

明らかに変わっているところがありました。

タマネギの苗(質、DNA)も同じ、

タマネギが植わっている場所(環境)も同じ、

ただ一つ違うのが、畝の土の質です。

素人の私でも、「あ。この畝の土は固いし、

生えている雑草も刺々しいものが多く、

『土づくり』が出来てない」と分かりました。

で、土づくりが出来ていて、

そこから出来た、ふっくら大きく実ったタマネギ(写真左側)と、

土づくりが出来ていなくて、

比較的小さいタマネギ(写真右側)と両方持って帰り、

同じ条件でタマネギのスライスにして

食べてみました。

すると、

土づくりが出来ている方は、

比較的苦味が少なく、甘さが多い。

そして柔軟性があり柔らかい。

出来ていない方は、比較的苦味が多く、

柔軟性がちょっと乏しい。

成程☆このように、同じ苗、同じ環境でも、

土というものが違えば、変わって来るんやな。。。と

改めて実感しました。

きっと、これって大自然の一部である、

私たち「人間」も同じなんだと思います。

更に、たまたま我が家にあった・・・

スーパーで購入した、タマネギも同じようにして

スライスにして食べてみました(写真左手前・ガラスの器)。

すると、無農薬・無科学肥料で出来たものとは

全然違う味だということに気づきました☆

スーパーのものは、大きくて形が美しいのですが、

まず、全体的に味が薄い。

しかもパサパサしていて、柔軟性に乏しい。

甘み(旨み?)が殆どなく、若干苦い・・・

元々ないのか、収穫直後に飛んでしまったのか・・・

とにかく、無農薬・無科学肥料で出来たものは、

「濃厚なカステラ」という感じでしたが、

スーパーのものは、

「スカスカのふ菓子」という感じでした。

人間の根幹を成すのは「衣・食・住」であります。

贅沢し過ぎる必要はありませんが、

生命の源である「食」の質が、

どのようなもの・どんなレベルかによって、

私たちの知らない間にコツコツと積み上げられて、

人生の質というものも変わって来るのだということが、

とても良く理解出来た、タマネギの食べ比べでした。

私の持論

(っていうか、カナリ市民権を得てきたかも知れませんが)

日本の根幹を成す産業は、

第二次産業(自動車・家電などの製品)でもなく、

IT産業でもなく、

第一次産業(農業・漁業・林業)だと考えております。

四国での歩き遍路や日々の旅で、よく地方(田舎)に行きますが、

耕作放置地・限界集落・過疎化・少子高齢化などの言葉があるように、

田舎は人がいなくなり、どんどん衰退しています。

さりとて、大阪のような大都市も生成発展している気配がありません。

となりますと、『東京一極集中』というものが、

今この国で起こっているということであります。

これって、果たして国家経営として

正しい・良いのでしょうか?

東京という場所に全てが集中してしまうと、

もしも何らかの理由で、東京が壊滅した場合、

日本全体も壊滅してしまう訳です。

(しかしながら、東京にいる、一極集中の恩恵で食っている人間たちは、

『ゆでがえる状態』でその危機感を感じていないし、

知ろうともしていないし、変えようともしていない!)

しかも上記の極論(最悪のシナリオ)が無かったにしても、

現時点で、東京に一極集中していることで、

様々な問題(詳細は割愛)が既に起こっている

のではないでしょうか?

私は地方(田舎)で起こっている問題と、

都会で起こっている問題は一つであり、

一緒に考えなければならない問題だと捉えています。

別々の人が、別々のところで考える問題ではないのです。

人間の心身も、国家も『偏る』ということで、

病気になったり、自滅したりするのです。

この東京一極集中という『偏り』という

国家全体がかかっている病気を早く治さなければ、

“何らかの外部要因”が起こると

国家の死を迎えてしまう・・・という危機感があります。

ま、この手の国家経営の問題は、

いつの時代も地方から、改革の波が押し寄せます。

明治維新は江戸の人間が起こしたのではなく、

江戸時代にしりたげられていた、

地方の人間が起こしたのであります。

それと同じ現象がこれから起こる・・・というか、

静かに起こり始めているということです。

永田町の連中や、東京の企業からは

起こらないということです。

ということで、東京に移住したり

出稼ぎに行かなくても、

自分たちが暮らす・働く地方で

生きるためのあらゆるものを循環させる

仕組みを再構築する必要があり、

その社会構造の創生をされている

一つの市民活動団体が、

このアース アズ マザーさんであります。

経済団体(会社組織)でもない、

政治団体(政治家)でもない・・・

第三の社会改革組織が、市民発の団体であります。

現代の経済人も政治家も

目先の己の利益に囚われ、国家や世界、宇宙観で

物事を大局的に観れていない人間が余りにも多いので

(だから、今の政治も経済も乱れ、混迷を深めている!

みんながちょっとずつ、誰かのために思い活動すれば、

この混乱は一気に解決する!)

この第三の勢力【正に、我々市民・国民】が

立ち上がらなければならないのだと

最近ますます、感じています。