今日は加美スクールの日でした!!
ここ数日は本当に暑さと蒸し暑さの両方があるような感じでとても体にはきつい状況が続いています!それでも、元気に全員が揃ってスクールが出来たのはうれしい事ですし、今日は夏休みの日程とファルコ夏祭りの案内用紙を渡しました!今年の夏祭りは8月29日(土)に行う事に決まりました。多くの方々に参加をしていただいて、一緒にサッカーというスポーツを通して輪を広げながら、人の繋がりが増える事を目的にしたいと思いますし、みんなが楽しめる場になればいいな、と思います!
一学期も終わりを迎えようとしているこの時期に来て、スクール全体の雰囲気も良くはなりました。と、ここで言うコーチの『良い』とは『自分からアクションを起こせるようになってきた事』です。この時代になってきて思うのは、やっぱり子供への関わりが『過保護』の域に入ってしまっている事に気付いていない方々が多いという事。協力をする事と、世話を焼くのは違うし、子供が自分の気持ちを言える、またそれを引き出せるような環境を大人が整えていかないとといけないと思うし、そういう意味で『自分の思いを出せる子が増えた』事が良い成果になってきている一つです。
最近の子を見ていて思う一番大きな『危険』を感じるのが、
『やらされている事にすら気付かない事』
です。いつの間にか親であったり、周りの勝手な期待の中でやらされている事に本人が気付かずに、その期待に応える為にがんばっているという子が多くいると思います。自分の心が、根っこが震えるような気持ちで大好きな事に没頭するという子が減っているような気がします。それだけ『選択肢が多い環境のデメリット』なんだと思います。簡単にあちこちで選んで出来る環境になってきているから、うまくいかないとそこのせいにして次々といった切り替えをする。それはもちろん良さでもあるのですが、いずれにしても『人や周りのせいにしている』うちは何事もうまくはいかない事はわからないといけないですね。
だから、スクールであろうと自分の心できちんと選んだスポーツとしてがんばる目的とか、がんばる意味を考えながらやってくれるような選手にしたいと思うし、それが出来ないならば無理に来なくても良いと思っています。何もなく、ただ来ている子にこちらが合わせるほうがおかしいと思うし、自分は意味を持ってここでの活動をしているのですからそこはしっかりと自覚してやろうと思います!
今日もスクールはステップから開始し、レベル6キャッチ、リフティング、ゲームという流れでやりました!
ステップでの考え方などはだいぶ整ってきているので、次は『質を考える』という事に向き合っていきたいと思います!レベル6キャッチでは、自分の思った通りに扱える選手が増えてきているし、今日も5,6年生を観ると本当にうまくなっているのが分かる。それは要するに『自分で調整出来る』という事です。強さであったり、角度であったり、たまたまではなく思った通りに表現出来るようになっているので、そこはうまくなっていると言っていいと思います。選手それぞれに自覚があるかは分かりませんが、指導者として、選手の良さが見える状況は自分自身も良い状態で見守れていると思っています(これが不機嫌だったり、心が整っていないとどうしても選手の悪い部分にしか目がいかなくなるものです)。
今日のレベル6キャッチでは6年生の賢士朗くん、元秀くん、5年生の敦政くん、龍晴くんが完全クリアを達成し、レベル6到達は6年生の啓心くん、5年生の翔太くん、拓海くん、雄策くん、慎平くんでした♪
その後のリフティングでは、各自が良い『目』で取り組めるようになっています!
今日は5年生の一人の子が『あ〜最近リフティング全然増えへん!』と嘆いたので、その子がやっているのを注目していると、『そうだろうな〜』と納得いくものが見つかりました。子供ってやっぱり常に記録を更新したがります。もちろん大人もそうですが、でも、やっぱりそれだけの事をしなければ簡単に更新は出来ないものです。自分の体調だったり、ボールタッチの感覚だったりもあると思うのですが、それが『良くない時』に『どうするか?』がうまくなる為の本質なのです。大抵の子はそうやってうまくいかない時に『もうダメだ!今日は調子が悪い』で終わらせるのです。でも、うまくなっていく選手はそういう状態の中でも『それでも一回一回を大事にする』訳です。大きな違いです。『調子』という言葉だけで諦めているようでは本当にうまくなるなんて不可能だし、それを今日簡単に伝えましたが、ちょっと意味を理解するまでは時間は掛かりそうですね!でもね、それでいいんです!!
掛けた時間は長くても大切な事に気付けばそれで十分なのです!!一緒にがんばりたい一人ですね!!まずは出来ていないとか気付く事は大事ですからね!
最後のゲームは4チームでやりました!
勝ち残りで、引き分けなら両方交代、負ければもちろん交代というルールでやるので、みんながどれだけ勝利への気持ちを持ってやるか?続けてやりたいか?交代しても良いと思っているのか?そんな本音がしっかりと出てきました。こういうゲームをやると、必ずうまくいくチームといかないチームが出てきます。そしてうまくいってるチームとは各自が意思を持ってプレーし、うまくいかないチームは大体一人の子が機嫌が悪くなって自分勝手にやり出したりするパターンです。いわゆる『自滅』ですね。
今日もハッキリ出ました。勝てば勝ち点3、引き分けは1、という中で一つだけ勝ち点は0でした。うまくいきません。
そして、そのまま何も改善せずに『俺は悪くない』というような態度と、またしても『今日は調子が悪い』という言い訳のみで、もしくは『チームが悪い』なんて言い訳で済ませている訳です。こういうのが、最初にも言ったように『自分の心でサッカーをやっていない状況』だと自分は思います。いくら好きな事をやっているとしても、必ずうまくいかない状況って出てくるもので、その時にどう向き合えるか?が人間性なのです。そこで向き合えずに逃げたり、人のせいにしている子って結局は『本音はそこまで好きではない』って事です。好きな時だけ、うまくいっている時だけ『好きかも』と思っているだけです。
自分はそういう選手は結局何をしても長続きしない事も分かっているし、逆にアドバイスもしません。がんばろうとしているのにうまくいかない子にはどんどんアドバイスをします。自分の気持ちでしっかりと取り組めるように・・・そこが何をやるにもスタートです!!全員ではないと分かっているこのスクールの中身を変えていきたいと思います!