江戸小噺から 言葉遊びの広がり・・

暑中お見舞い 申し上げます。

江戸小噺など 古い文化が
平成の今にまで 伝えられているものは
文献や現代本もいろいろあるので

同じ小噺でも 表現が微妙に違ったり、
オチだけ 違う話になっていたり、・・・と
ちょっと びっくりすることが あります。

でも、それも 言葉遊びで いいんだな〜

遊びが広がっていくと言うのは、正しい・間違っているという尺度は
ないな〜と思います。

現代のわたし達の方が いろいろ こだわりがあることに 気が付きます。

江戸小噺 だから 江戸をはずれる言葉が出ると
これは違うんじゃない?と感じたり
学術的には ないよね・・なんて 検証したら
NGが いくつ 出るでしょう。

そうではなくって、

<純粋な遊び心>の中で <面白い>を一緒に <楽しもう〜>なんです。

一分線香小噺シリーズ②の資料を作りました。

「けさきた人は 誰ですか?」「お坊さん」
今朝来たと袈裟来た・・・なかなかです 座布団1枚!

「スルメ買って」「いかほど。」
作った資料には、頭に 「おじいちゃん、」を付けました。
これには 理由があって・・・
江戸小噺かるた取りをする時、
読む人がわざと、
「お兄ちゃん、スルメ買って。」とフェイントをかけて読むと
余計に 楽しめて 盛り上がるからです。
「はい、お手付きしたのは 誰ですか〜?」
と なります。

「信州も 近くなったな〜。」「昔から そばだ。」
近いから、そば。
信州そばを同時に思い浮かべます。すごい!

最近 教えてもらった 発展は

可愛いねこに鈴をつけて
「どうだい タマや。
この鈴 お前によく似合うだろう〜」
すると子ねこが
「にぁ〜う、」
と ここで終わりなのですが、続けて
隣の子犬が
「にぁ〜ワン!」 これだから 面白い!

先日、毎週行われています 吉祥寺雑学大学で
「笑って!江戸小噺を楽しみましょう」を2時間 行いました。
聞くだけではなくって
自ら楽しむことの中に 実は 大人の学びがいっぱいあるんじゃないかしら
と思います。

でも 楽しい〜!!で終わるもよし、
生活の何かを変えてみたり、初めてみるのもよし・・。

江戸庶民は、こんな楽しい言葉遊びにはまって
日常を楽しく 笑って・・・
心晴れやかにいたのでしょう。

心晴れやかだと、いいことが起こります。
爽やかな心を持つには、笑いがおススメです。

生活の質は、
日常でどれだけの事に気づけるか 
そこで終わらないで ここからどれだけ 日常を変えていく意思があるか 
その行動で
より豊かになっていく可能性が広がります。

・・・と、いう事で

1カ月半の怪我休養していましたが、私も おかげ様で復活。
鯛員と一緒に 活動を再スタートしました。

今日は土用の丑の日。

江戸っ子は、自然の季節の流れを肌で感じながら 
それも目安に衣食住の生活をしていました。
そして 使っていたのは 太陰太陽暦。
月を見て 自然との調和が 心の中にあったと思われます。
それも 大切にしたいことの1つ。

今の30日で12か月1年の暦は 明治になって使い出した物。
西洋文明の広がりと共に
人間が、時間に合わせるように 変わっていきました。
本来は 自然と共にあった 江戸っ子の方が 私の理想です。

月の満ち欠けの28日を1周期に考える13の月の暦では
実は今は 年末にあたります。
明日(7月26日)は 新年となります。

真夏ではありますが、
新しいわくわくする時間の流れを創るために 
こだわらないで、決めつけないで 自由に 
これから どんな1年を望んでいるのか
考える いいチャンスにしたいと思います。 

猛暑ですが お身体ご自愛ください。
読んでいただいて ありがとうございます。