北摂里山体験学習

2015.7.25(土)アゼリアカルチャーカレッジ受講生15名参加
(%晴れ%)碧水塾の大倉塾長から昆虫採集の指導を受け、活動が開始された。菊炭クラブのスタッフは竹棒を手にして先行し,草むらを探ってヘビを追い払った。クヌギ林には 予め昆虫採取用進入路を形成していたので、その進入路から外れて歩かないように誘導した。子ども達は虫捕り網を手に生き生きとした表情で歩きまわり、カブトムシやクワガタを落下させようと細目のクヌギを揺すっていた。全員楽しそうだった。成果はクワガタを20匹近く捕獲、カブトムシは捕獲できなかったようである。クワガタ(大半はノコギリクワガタ)の捕獲は雄のみに止め、雌は逃がしていた。

(%ショボ男%)(%ショボ女%)昆虫採取中に取り外しておいたハチトラップ(7/2取り付け)から中身を取り出し、オオスズメバチの捕獲数を計数した。子ども達は始めは熱心に観察していたが直ぐに「臭い」と言って離れて行った。本日の捕獲数はオオスズメバチ7匹、キイロスズメバチ19匹で、大きさは最大5cmであった。捕獲した昆虫の大半はカナブンや蛾で、中にアオカナブンと思われる鮮やかな緑色の甲虫がかなり混じっていた。これらは大倉さんが樹脂標本にすると言って持ち帰った。

(%男マーク%)(%女マーク%)オオスズメバチトラップづくりは 2Lペットボトルの上部2箇所に小穴(縦2cm、横1cm)を形成し、トラップ液(清酒:300cc、酢:100cc、砂糖:100g)を調合して注入した。小穴の形成はスタッフが行い、トラップ液の調合とペットボトルへの注入は子ども達が行った。オオスズメバチトラップは合計10個作成し、スタッフと子ども達とでPPロープを使ってクヌギの枝に取り付けた。子ども達は興味深そうな様子で熱心に取り組んでいた。

(%ハート%)(%ハート%)ヒノキの丸太と竹を台に載せ、丸太切りを行った。子ども達は夢中になって丸太切りに挑戦していた。細い丸太よりも太い丸太に挑戦する子が多かった。竹切りも大人気で、大半の子どもが貯金箱をつくりたがった。一人で何回も丸太切りに挑戦する子もいた。非力で時間のかかる子もいたが、どの子も最後までやり遂げていた。大人も楽しそうに丸太切りに挑戦していた。いつも感じることであるが丸太切りには人の本能に訴えるものがあるようである。
 子ども達は自分で切ったヒノキの皮むきにも挑戦した。真っ白い濡れた木肌が現れると、木肌を頬に当てて冷たいとつぶやいていた。木の皮の直下に水や養分の通る道があることが良く理解出来たようである。とても楽しそうだった。

(%王冠%)好天に恵まれ、元気な子ども達と本物の里山で楽しい時間を過ごすことができた。子ども達の感想では丸太切りが一番人気であったが、昆虫採取も楽しそうにやっていた。本日の体験は子ども達の心に、里山の楽しさと大切さを深く刻みつけたものと思われる。(T氏の報告より)