今日はナイター練習は3年生だけで行いました!!
変わりやすい天気で、夕方も雨が降ったり、雷が鳴ったり、晴れ間になったり・・・と落ち着かない天気だったので練習は室内で行いました。今は3年生とは広いピッチでやるべき事はもちろんですが、狭くなってもやれる事ややるべき事があるのでそこは整理してやっていこうと思います。
練習前には少しキーパーと話をしました。昼間の試合でも2年生のキーパーとは対話を多くせざるを得なかったのですが、その中でやっぱり『考え方』がどうしてもズレてしまっているのがあって、それを3年生キーパーとも確認をしてみました(2年生キーパーと違うのか?同じなのか?)。すると、龍成くん以外は2年生キーパーと同じ事を言いました。キーパーとして憧れる、好きなキーパーってどんな人?という問いに『シュートストップ』の技術に目がいってる所です。それは良いのですが、シュートストップの技術はプロならさほど変わりはないし、その自分だけがどうしても好きなキーパーが『何を持っているから』という事が言えない程度を考えても『目先のうまさ』にしかまだ関心がない事がよく分かりました。
そういう考え方で物事を捉えてしまうと、やっぱり小手先のプレーだけに目がいくし、そこで一喜一憂してしまうのです。
そういう事が自分が思うキーパーと自分とのギャップになっている事を発見したので、そこを改善していきたいと思っています。
自分だけがなりたいキーパー像みたいなものをしっかりと持ってほしいし、その為の努力もオリジナルなものがあって良いと思う。今みたいに、みんなと同じペースでみんなと同じ事だけをやっていてもいつまでも課題は克服されないと自分は思います。
それはフィールドも同じです。そのキーパーもフィールドも同じ条件を満たしていく為にも、周りとの関わりが絶対条件になってくるのです。自分の良さを引き出したり、仲間の良さを引き出したり、お互いに出せるような関係性も全て人と人がどう関わりあっていくか?で決まるものです。そこは3年生はボチボチ気付き始めています。かなり気付いています。チームがまとまっているか?バラバラか?本当によく分かっているのです!!ですが、分かっているにも関わらず『知らんぷり』『人のせい』『自分だけを守る』という事をするから改善されない訳で、結局プレーも全部そういうのが出てしまっているという事なんです。改めて教えられます。要するに、そこをいかにして修正出来るか?努力出来るか?って事になってくるし、選手の自覚、なりたい理想像の明確化など、こちらが促していかないといけない事は多々あります。
今日は3年生には、トレーニングをしながら途中で『偶然で成功するのが三流で、相手や状況によって成功するのが二流、何もない状況から有益なものを生み出すのが一流』という事を言いました。まだ実際は三流レベルの子が多く、自分で切り開く事が出来ずに何かが起きるのをひたすら待っているだけの子が数名。環境に、周りに期待しているのがほぼ大半。自ら切り開く力をチームの為に、一流的に出せているのはごくわずかというのが現状です。でも、きっかけ一つでそこは変化していくものです。情報を与える事で変化していく子もいるのは事実ですが、反対に何を言っても今響かない子がいるのも事実。そんな様々な選手、人間が混在している中で同じ事を同じペースに進めていく事は絶対に不可能です。だからこそ、全体に伝える事と個別に伝える事を使い分けていくのが大事なんですね!
大変な作業ではありますが、それをやるしか結局は子供の為にも、自分の為にもなりません。大変な事を避けて通れば当然先でもっと大変になるという事ですから、地道に、しっかりとやっていきたいですね!
練習はパス&コントロールをしてから、少し状態を観てリラックスさせるメニューを入れ、4対4対4をやり、最後はゲームをしました!
時間は短めにして中身にこだわりを持ってもらう事をテーマにやっていきました!パス&コントロールも3年生でも、やっぱり動きながら仲間の位置を観るとか本当に苦手な子が多い。ノープレッシャーなのにミスが多いし、しゃべらないから行き違いも起きる。そんな当たり前に起きてしまうミスを改善しようと努力する選手とそのまま『言われなければいいや』と済ませてしまう選手との差も本当に大きいです。もっと良い選手になりたいし、その為の事を教えてください!!みたいな選手がいないし、与えられるまで待つだけではどこの世界に行っても通用しません。自分自身で改善しようとがんばれる選手になってほしいですね!それは本当に心から願います!!
最後のゲームでは守備の形を意識しながら(横や縦の仲間を意識しながら)やれていたと思います。もちろんまだまだ自分の事しか考えていない(考える余裕がない)選手もいますが、それは現状どうにもならないと思います。ここまで言い続けても自分で精一杯になるんだから、それも能力だし、その責任をまず持たない限りは始まらないので仕方がないと思います。それよりも、出来る子はより高みを目指して次のステップを考えるべきで、みんなで奪う、みんなで攻める、みんなで考えるという事をやれるのが理想のチームです。
簡単な事ではないからこそ、挑戦をやり続けていきます!思いを持って、行動を繰り返していけば遠回りであろうと必ず目的地には行き着くのです。自分の信じて進む道はまだまだ半ばですが、もう振り返るとそれなりの経験も手に入れてきています。
選手にやってほしい事はまず自分が手本となってどこまでやれるか?という『姿勢』が大事だと思っているので、これからも選手と共にがんばりたいと思います!