8月のコラボ談話室「わたしのストレス解消法」開催

8月1日(土)、コラボ談話室「わたしのストレス解消法」を開催しました(話題提供者:松本実さん)。参加者は14名。80余歳の松本さんは、若い頃あまり勉強しなかったことがコンプレックスになり、ストレスもあった。リタイア後に囲碁を始め、コラボで毎日のように囲碁を打ちながらいろいろな人と話すようになって、自分に自信もついた。妻に先立たれたが、トレーニングで身体を鍛え、薬なしの健康な生活を送っている。ストレスは、自分でつくっている場合が多い。みんなでストレス解消法を語り合いたいと話しました。その後次のような談話が続きました。

好きな囲碁をやっているときにストレスはない?/気の合わない人に負けたときは、悔しさでストレスがたまる/テニスでも気の合わない人に負けたらストレスがある/わたしのストレス解消法は、囲碁、散歩、水彩画。ホストファミリーで面倒を見ている留学生に水彩画をプレゼントすることもある/読書、刺繍など没頭できることをやるのがストレス解消法/囲碁、釣り、映画鑑賞などで忙しいので、ストレスをためる時間がない/問題と思うことを書き出し、良い、普通、最悪の3段階で評価することで、問題が明確になり、深められるので解決できる/酒を飲むこと、身体を動かす(テニス、山など)、部屋の片付、問題を書き出すこと(整理、客観視)がストレス解消法/

なにかに熱中することでストレスが解消されるが、年をとると熱中できることが少なくなってきた/現役の頃、難しい複数の仕事が原因で鬱状態になったが、次の難しい仕事に取り組むことで鬱から脱出できた。ストレスは好ましいものではないが、人を成長もさせる/高度成長期の日本はストレス社会だったが、その後ストレスをなくそうとする流れが続いてきた/結婚しない息子と結婚しろと説教する夫の板挟みでストレスがたまっている/ユダヤ人収容所でいつ殺されるか分からないという極度のストレス状態にありながら、最後まで希望を持ち続けた人が生き延びたという『夜と霧』(フランクル)が印象的だった/

夢中になれること(テニス)、人との会話で心から笑うこと、スキルを高めることがストレスや悩みの解消法/世代によって価値観・考えが異なるが、その違いを楽しむのもいい/心理学者のアドルフ・アドラーは、ストレスの大半は人間関係が原因と言っている。約1/3ずつに分かれる「合う」「普通」「合わない」人のうち、「合わない人」も好きになれたら楽しくなるかも

参加者のストレス解消法は、おおむね「好きなこと・夢中になれることをする」「身体を動かすこと(心身のバランスを回復)」「友人との酒飲みや会話・笑い」「問題を書き出して整理・客観視すること」のようです。また、ストレスは避けられないが、要因である人との違いを楽しんだり、問題をプラス思考で捉えるなど、ストレスと上手に付き合うことによって人は成長することも教えられる談話室になりました。

次回の予定は次のとおり。
●と き:9月5日(土)10〜12時
●ところ:2階 集会場
●テーマ:「海外から日本がよく見える?」話題提供:福田幸映さん
アメリカ在住14年を経て再発見した日本。日本を離れたからこそ見えてきた日本の美しい点や良いところ。逆にここが変だよ 日本、と感じたことなど・・・。他国に住んだ経験をもつ方々の感想も織りまぜながら、参加者のみなさんでワイワイ談話しましょう。
第1土曜日の朝は、コラボへGO!

(やまもと)