まちの可能性を考える〜新しい“地縁”の楽しみかた!(その1)

「おもしろいと思うことをやってみる」を切り口に、新しい“地縁”の楽しみかたについて考えるトークセッションを7月24日(金)に開催しました!

ゲストはいずれも30代、自分が暮らす「まち」でユニークな活動を実践されている3人のかたです。

1人目、は緑が丘Father’s Link主宰の中井慎一さん。普段は専門職として介護施設の運営に携わっておられます。

2人目は、川西市鴬が丘にお住まいの美術家、JOEさん。子どもたちと一緒に「やりたいこと」をとことんやってみる「こどもオモ部」を去年立ち上げました。

最後に、大阪から梅山晃佑さん。キャリアコンサルタントとして活躍するかたわら「空堀むすび食堂」をはじめ人がつながるさまざまなプロジェクトを展開されています。

それぞれのお話がとっても楽しく、参加者のみなさんからも本当にたくさんのご質問や感想をいただきました。当日は、時間の都合で全ての質問にお答えできなかったため、後日あらためてゲストの3人からコメントをいただきました。

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中井慎一さんへの質問・感想と、中井さんからの回答
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中井慎一さんプロフィール:
川西市緑が丘在住
川西市出身。大学卒業後、特別養護老人ホームに就職。
H17年に母親と共にデイサービスセンターを開設。
長女が通う幼稚園に「おやじの会」があるのを知り、即入会。
H26年、緑が丘自治会の副会長就任を機に
同じ世代の理事と共に「緑が丘Father’s Link」を立ち上げる。
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● 副会長は立候補されましたか?

−順番で回ってきました(^_^;)

● 自治会の役員に、奥さんでなくご主人がなったきっかけは?

−元々、福祉委員などをしていた関係で地域に顔が効くのが僕だったので、夫婦の間で暗黙の内に決まっていました。

● 役員の選出方法は?

−年度ごとに○班は会長、△班は副会長などと決まっています。

● Father’s Linkと自治会のかかわりは?

−一応、自治会の承認で発足しましたが、相互に助け合う形でいます。

● 自治会とはうまく連携して仲良くされていますか?

−当初は、不審に感じられていた自治会員の方もいらっしゃったかもしれません。そのような方々が今はどのように思われているかはわかりません(^_^;) ただ、不満がないぐらいの活動内容にしようとは思っています。また、1年ごとに会長は変わるので、来年以降は花発の声も出るかもしれませんが、それまでに実績を作ります!!

● 子どもたちの参加は自治会員の子どもだけですか?

−何の制限もかけていません。先日の流しそうめんも自治会内の子供の友達の参加もありました。(自治会の親の参加はその場でお願い(確認)しました。

● イベントをする場合にケガなどのリスク対応はどうされましたか?

−自治会館が急な坂のカーブの途中にあるので、使用する際には交通整備を必ずつけるなど、事前の打ち合わせなどでリスクマネージメントについて必ず話し合うようにしています。特に、自治会としては前例のない企画ばかりをしているので、すべてがゼロからです。

● 自治会の入会率は?(私のところは600世帯/850世帯)

−ごめんなさい。現在の詳細な数字は把握できていません。

● 現役世代が自治会活動に参加してもらう方法は(活動内容、活動日など)?

−焦らずゆっくりと、子供たちを巻き込む。もちろん、うちもまだまだこれからです。僕の両隣も同じ世代ですが、自治会活動に消極的で子ども会にすら参加されていません。

● 皆さんのような方を地域で発掘するにはどうしたらよいか?

−地域性はあるかと思いますが、子育て世代がどのようなことに興味を持っているのか、どんなことを望んでいるのか、を少し考えてみてはいかがでしょうか。当日にご意見があったような「有事に自治会に入っていた方が何かといいですよ」「有事にこそみんなで助け合うために!!」みたいなことを先に言ってしまうと、必ず敬遠されてしまいます。僕たちの世代は、今は特に「助けてもらいたい」って気持ちは薄いように思います。

● おっちゃん、おばちゃんにまかせていたらオモシロくないでしょうか?(オモシロイこともできたのでは?)

−オモロイおっちゃん、おばちゃんはいっぱいいます。僕の周りにもいます。しかし、自治会活動をする際に、その面白さが活用されていないのではないでしょうか。1人だけが面白くても、みんなを巻き込むには力不足です。面白い発想をしてくれる人を、周りがその発想をどうやって形にしていくかが、大事なのではないでしょうか。

● 中井さんのような若人自治会役員が出てほしい。

−ありがとうございます。僕が特別ではないです。周りの援助があってのことです。

● 私が今住んでいる家のまわりも若い夫婦やファミリーが多いですが全く交流がなく、困ったことがあったりしても近所の方には相談できず、あいさつしかしないような薄い件計なので、こんな会があったらもっと楽しいだろうなと思います。

−若い家族たちできっとグループができているはずです。グループにはかならず“核”となる人物がいるはずです。その人たちを「おもてなし」をしてみては?思いもよらない「おもてなし」を受けたら、相手も悪い気はしないと思うし、「この自治会面白いかもって・・・」って思わせることができるかも。

● けやき坂にも活動団体ありますよ!会員約20名その名は“けやき坂お父さん会(小PTA)、平成19年に準備会、平成20年正式発足、活動8年目です。母体が自治会かPTAかの違いだけで発足の動機や目的はほぼ同じです。会則、会費、定例会はなし!参加自由、強制なしで活動中です!

−いつかコラボしたいものです!!

(まだまだ続く!)