最終日の早朝は早いスタートとなりました!!

鎖骨骨折という怪我を負ってしまった忍くんがそれでもみんなのサポートをする為にと参加してくれたこの遠征で、自分がせっかく伊勢まで来たなら伊勢神宮でお参りをして帰ろうと言うと是非とも連れて行ってください!と言うので自分の怪我の回復とチームの勝利を祈願しに一緒に早朝参りに行きました!!朝の5時から参拝が出来るという事で5時15分に到着し、しっかりとお参りしてきました。

パワースポットと呼ばれる場所に行く経験ってあまりないのですが、今回こうして来てみると境内の大自然に囲まれた中でものすごく神秘的なものを感じたし、パワーがみなぎるという事の意味が少し分かる気がしました。

早朝にも関わらず人もそれなりにいて、みんなこうして伊勢神宮に祀られている神様への感謝を伝えに来ているんだな〜って思いながら、今日という最終日に無事にみんなを連れて帰られるように交通安全のお守りも購入し、みんなが一日、無事に、全力でやりきれる日になってほしいという事もお願いしてきました!!

この日は最終日なので荷物をまとめたり、試合時間も早くなっていたのもあって朝はあんまり余裕がない時間となりました。それでも、出発時間だけを伝えて自分は定刻にバスに行くときちんと準備をして集合してくれていたし、忘れ物も一つもなかった事を考えても、やたらと忘れ物が多い今の1,2年生がこういう最低限の自分の行動への責任を持てるようにはなってほしいと思った事と、さすが3年生だな〜という事を思いました。

お世話になった海洋楼の方々にお礼を行って宿を後にし、試合会場へと向かいました!!朝から容赦ない日差しが照りつけ、暑くなる事を十分に予感させてくれていましたが、その暑さに負けない強さ、自分を越える粘りなどが出せるかどうか?最後の挑戦を楽しみにしてがんばる決意をしました!!

この日はせっかくの遠征という事で試合前に全員での撮影をしました!!

厳しい暑さの中を乗り越えてきた事もあってか?少し大人っぽく見えた自分です。みんなが日々成長、変化していく事も納得がいくようなそんな一枚でした。忍くんも『こういう時の為に!』とわざわざユニフォームに着替えて一緒に撮影したので、とても満足そうでした♪

この日も2試合!!二日間の結果で決勝トーナメントとなったこの日は当然それだけ相手のレベルも上がるという事でどこまでやれるか?がとても楽しみだったし、みんなが辛い時間帯をどうやって越えていくか?が見所でした!

最初の試合は二日目の最終試合でも対戦したアクアFCさんでした!!

その試合ではスタメンではない選手が出ていたのもあり、かなりひどい試合をしてしまっていたので、正直相手は少しナメていたと思います。その事もあって、のらりくらりとやってきていた感じがしたし、逆にこちらは序盤から積極的な攻撃、守備で入れていました!!

非常に良い入りだったのですが、ちょっとしたミスを相手にしっかりと決められて先制されました。暑さと疲労と、ミスによる失点という事もあってテンションが下がりそうな状況でしたが、グッとこらえて攻撃陣が奮起し同点ゴールを決めると、そこから攻撃の選手が強気で仕掛けるシーンも増えていき、チャンスも増え、決められなかったのですが相手を後手にさせるような強気な姿勢が良かったです!!

前半は1−1のままでしたが、後半は相手も疲労感があってしんどくなっているのが見えてきていたのですが、その相手の裏を積極果敢に狙ってくれていた攻撃の形により、サイドバックの光希くんが全員を追い越して駆け上がり、それを見逃さなかった永遠くんがパスを送るとフリーの抜け出しからゴール。これで相手を精神的にきつくさせると、間髪入れずに宗一朗くんがゴールを決めて試合を優位に運び、仕上げも宗一朗くんが決めて4−1と二日目のリベンジを見事に果たし、決勝へと進みました。

決勝では、やりきりたい思いを持ってメンバーが臨んでくれていたのに対し、出ていなかったメンバーは一緒にやりきる覚悟を持っていなかった温度差が激しく、いける所までがんばってからの交代した所から一気にペースは相手に傾き、もう跳ね返す力も残っていないみんなは好きなようにやられていきました。そんな中でも、『どうにかしたい』と思う数名の選手は粘りながら、体と心を投げ出してがんばっていたものの、相変わらず自分基準の選手は自分を越えた何かをしないままに終わり、点差とか結果以上にその『遠征の目的』がズレたままでやり残してきた事に大きな疑問と残念な気持ちでいっぱいでした。

優勝出来なかったという事ではなく、一人一人の選手が自分の最大限の努力をやる前に諦めたり投げ出してしまった事が本当にもったいなかったし、今大会最低の試合を決勝でやってしまったという後味の悪い現実で終わりました。。

でも、自分個人としてはこういう事を高円宮杯では繰り返したくないし、だからこそ残りの準備期間を大切にしていこうと思う。ここで満足しているような選手は最後の最後でチームの力になんかなれない事を分かってほしい。サッカーはチームでやるべき事!自分だけの基準でやってよいスポーツではない事。

その事を良い成果と悪い成果の両方で経験出来た今回の遠征。後はそれを自分でどのように変えていくか?です!!怪我もなく、無事に終われた事は喜ばしいですが、最後まで挑戦を続けられる、そんな選手に成長してください!簡単に現実を諦めてしまうような、そんな弱い人間にならないように、今たくさん歯を食いしばって強い、優しい人間になってください!!

この遠征を理解し、参加させてくださった保護者の皆さん。本当にありがとうございました!!残りの活動期間もどうか応援よろしくお願いします!!