日本人が外国人に伝えたいのは「おおきに」「めんこい」「誠心誠意」!

日本人が外国人に伝えたいのは「おおきに」「めんこい」「誠心誠意」!

寺西ジャジューカ

2020年に開催を控えている東京オリンピック。信じられます? もう、あと5年を切ってるんですよ! 英語とかを勉強した方がいいのかな……。

と思っていたら、正反対の観点によるこんなデータを発見しました。ウェブリオ株式会社が10〜60代の男女(526名)を対象に実施したのは「“アウトバウン語”に関する調査」。

インバウンド(訪日旅行)の増加が見込まれるなか、同社は日本人が外国人に発信したい言葉や文化を「インバウンド」ならぬ「アウトバウン語(ワード)」と名付けたようです。

ではまず、手始めにこんな質問から。「日本にまつわる言葉や文化を外国(人)に発信することは重要だと思いますか?」。

結果、「とても重要だと思う」(67.5%)と「重要だと思う」(28.5%)が回答のトップ2を占めており、9割以上(96.0%)が「アウトバウン語」を重要視していることがわかりました。

では、具体的にどのようなことを発信していきたいのか?

【外国人に味わってもらいたい日本食ランキング】

「外国人に味わって(試して)もらいたい日本食は何ですか?」という設問では、1位「寿司」(32.9%)、2位「天ぷら」(22.8%)、3位「お味噌汁」(22.1%)、4位「ラーメン」(20.9%)、5位「蕎麦」(20.5%)という結果になったようです。

【外国人に訪れてもらいたい東京スポットランキング】

オリンピック開催地であり、インバウンド(訪日旅行)の中心となり得る日本の首都・東京。というわけで、「外国人に訪れてもらいたい、東京のスポット(エリア)はどこですか?」と質問!

結果、1位「浅草寺」(39.7%)、2位「皇居」(27.4%)、3位「明治神宮」(25.1%)、4位「築地市場」(21.7%)、5位「歌舞伎座」(20.9%)というトップ5になりました。

【外国人に伝えたい日本のカルチャーランキング】

オリンピックに向け、日本文化を発信するプロジェクト「文化力プロジェクト(仮)」の基本構想が文化庁により発表されました。東京オリンピックをきっかけとした日本文化の海外発信は重要視されています。そこで、続いては外国人に伝えたい日本のカルチャーを調査!

「外国人に伝えたい日本のカルチャーは何ですか?」というクエスチョンでは、1位「温泉」(51.1%)、2位「お祭り」(47.9%)、3位「和服」(35.4%)、4位「歌舞伎」(28.7%)、5位「マンガ・アニメ」(27.2%)という結果になったようです。

【外国人に伝えたい日本の四字熟語】

「外国人に伝えたい日本の四字熟語は何ですか?」という設問では、1位「一期一会(一生に一度だけの機会)」(75.9%)、2位「花鳥風月(自然の美しい風景)」(31.6%)、3位「誠心誠意(まごころをもって物事を行うこと)」(30.2%)、4位「森羅万象(宇宙に存在する、すべてのもの)」(19.4%)、5位「因果応報(善悪の原因があれば必ずそれに相応する楽苦の結果のあること)」、「一日一善(1日に一つの善行をして、それを積み重ねるようにしなさいという呼びかけ)」(18.1%)という回答がトップ5になったようです。

【外国人に伝えたい日本の方言】

日本各地に方言は存在しますが、そこで日本人が外国人に伝えたい“日本の方言”を調査!

結果、1位「おおきに(ありがとう)」(65.0%)、2位「めんこい(可愛い)」(36.1%)、3位「なんでやねん(なぜ?)」(29.7%)、4位「なんくるないさ(なんとかなるさ)」(27.8%)、5位「しんどい(骨が折れる)」(27.2%)という回答が上位を占めたようです。

外国人の方々が「おおきに」「めんこい」「なんくるないさ〜!」と口にしたら、可愛らしいでしょうなぁ〜!

……と、東京オリンピック開催を控え色々と調査してきましたが、これらを自身で外国人に発信したいかと尋ねたところ、調査対象者526名のうち449名(85.3%)が「そう思う」と回答しています。

積極的に外国へ日本の魅力を伝えたいと思う人が多数いることがわかりました。また「東京オリンピックの開催がそのよい機会となるか?」と質問すると、9割(90.0%)がやはり「そう思う」と回答。

外国人へ発信したい「アウトバウン語」は、盛りだくさんです!

(寺西ジャジューカ)