今日は朝から2,3年生は多可高校さんが主催で毎年行われている多可高カップに5年目となる今年初めて参加をさせていただきました。これまでは夏休みの中の日程が合わずに参加出来なかったのですが、今年は初めて参加が出来たし近隣の多可内の中学校は全部不参加だったので、参加チームはうちと西脇地区の3チーム(黒田庄中さん、西脇ユースさん、西脇南中さん)でした。4チームでの総当りをして優勝を決める大会でしたが、優勝を目指してやるというよりは自分達がやりたいサッカーをどのようにみんなでやれるか?という事への挑戦にしたい大会でした。

3年生は高円宮杯へ向けてのチームの中での守備の仕方を考えてもらい、2年生は各自の都合ではなくチームの為に出来る事をやろうという狙いを持って、今日は前半は3年生チームで、後半に2年生チームというハッキリと分けた形で試合をしてもらうようにしました!!

朝から多可高校さんがしっかりと準備をしてくださり、審判や運営、チームが着替える部屋まで用意してくださり、本当に何から何までお世話になりました!!

試合のほうは3試合行われたので、各自25分間の短い時間の中で精一杯がんばってくれる事をお願いし、毎日がみんなにとって意味のある一日となるようにがんばってもらうようにしました。

まずは最初の試合は西脇南中さんとの試合でした。まずは前半が3年生でがんばってもらいました。最初の試合は全体的にハイプレッシャーを掛けて前線で奪う事を狙っていこうという事で決めてやってもらいました。前からのしっかりとした追い込みによって相手の自由を奪い、そのまま攻撃への形へと繋げてくれていたので得点にも繋がっていきました。

守備のほうも、しっかりとした対応をしてくれていました。正直各自の調子は良くなかったし、プレーの質はあまり高くなかったのですが、全体として協力しようとしてくれているのもあって、危ないシーンはあまりありませんでした。良い形で後半の2年生チームへと渡してくれたので、2年生も伸び伸びとプレーをしてくれて各自の良さを出しながらやってくれました。協力、狙い、声掛けなどもしっかりとやれていたし、前向きな雰囲気で試合出来ていたのが何よりも良かったと思います!

2年生は今、チームとして何かをやろうとしている意味を理解してくれています。もちろんいきなりうまくは出来ませんが、ちょっとずつでも全員でやるという意味を理解してくれたらきっと良いチームになると思います!

2試合目は西脇ユースさんとでした。相手はスタートから10人という事もあって、かえってやりにくいものですが、それでも相手の裏を必然的に狙う考え方を中盤がしっかりと持ってくれていたので、チャンスは早く、正確に訪れました。勝利するとかではなく、チャンスやピンチを『意図的に』作ったり、防ぐ事が目的です。考えて、考えて、意図的に行える事が今みんながやるべき事なので、引退までの残りの期間は精一杯そんな事を考えながらやってほしいと思います。みんななら出来ると思うし、今後の自分のサッカー人生にも関わってくる話だと思います!

最後の試合は黒田庄中さんとの試合でした!

ここでは非常に粘り強い守備をしてくる相手に対して、どのように崩していくか?でした。引いた相手、ハイプレッシャーの相手、ブロックをしっかりと作ってくる相手など、やっぱりそれぞれのサッカーがあるのが面白い所なので、そこを相手の状況に応じて変えられる力も大事になってくると思います。序盤はバタバタしている感じもあったのですが、得点が入ってからはしっかりと落ち着いてやれていたし、選手間の会話や雰囲気も自分達で修正しながらやれていたと思います。

3試合を無敗で勝利した事で形は優勝となりました。でも、優勝を目指していたのではないだけに、各自の中に何かをしっかりと残せたかどうか?が大事です。その事を確認、さらに挑戦出来る機会として多可高校さんの好意により、閉会式後に30分一本の試合をしていただく事となりました。

やはり高校生になると、やっぱりプレッシャーが早く、局面の体の使い方も厳しいものがありました。それでも、そのプレッシャーに対して臆する事なくやれていたし、ここは遠征でのがんばりがそのまま反映されていたし、経験で学んだ結果だと思います!

高い位置を取る守備ラインの裏を見事な連携で突破されての失点。サイドからのセンタリングのようなボールが直接入った失点によって結果的にはやられましたが、それでも個々は通用していたし、やろうとする事やボールを奪う事に関してはチームとしてうまくやれていたと思います!強い気持ちでお互いにゲームをやれていたし良い緊張感みたいな中で試合出来たのは選手にとって本当に良かったと思います!

一日を通して運営全てに尽力いただいた多可高校の方々には本当に感謝をしたいと思います!!また練習試合までしていただいた事で選手には良い経験になりました。この経験を大会に繋げて、選手が高いモチベーションで臨めるようにがんばりたいと思います!