昨日は朝から神戸の瀬戸公園にてルーキーリーグが行われました!!
ちょっと試合直前まで前の団体の使用があったり、駐車場にバスが停められないなどのハプニングもあったりして良い準備をするにはちょっと難しい状況でした。それでもメンバーは早く決めてそのスタメン以外の子でグランド環境を整える協力をしたりと、テキパキと作業をしてくれました!2年生がやはりこの時期は特に『チーム全体のために』という意識が強く、行動力もあるので良い刺激を1年生に与えていると思いますが、肝心の1年生は全員ではありませんが、そういったものを『感じる力(感性)』が本当に低く、相変わらず自分の事しか考えていない子が多いですね。。。
ここ数日はミーティングをして、何をすべきか?について話をしてきましたが、やはりそのミーティングに『自主的に関わっていない』子はこうして試す場に来ると、それがモロに出てきます。誰かについていかないと行動出来ない、自分からチームの為に行動出来ない、そういったものが顕著に出てきます。
試合のほうは、神戸SSさんとでした!
駐車場がなく、周りの施設の駐車場に停めるのに乗せてくさたのは神戸SSのスタッフである重岡さん。重岡さんはクラブの事務局もされているので色々な情報を持ちながら自分の神戸SSを持っている方なので、色々と話をしたり聞いたりしてとても良い時間をもらいました。悩みってどこのクラブにもあるものですが、その『悩みの根本』は同じだって事。『大人』が協力しなければ良い環境は作れないという事ですね!
もちろん指導者としての存在、そして保護者の方々、学校の先生方、地域の行政の方々など、です。この方々とどれだけ多くの関係性を持てるか?そして、一人の生徒、選手が関わっていただける場所でどのように過ごせるか?をサポートしていく体制を作らないといけないと思います。こちらでは良い顔をする、とかこの場所ではこの人の言う事だけを聞いて過ごすとか、そういう『多面性』を持たせると一番厄介になってきます。どの場面も含めて『一人の人間』ですから、そこを理解して大人が協力していけるようにしたいと思います!
試合のほうは自分は主審をしながらだったので、個人的な言葉を掛けるのは控えました(立場上)
前半のメンバーはそれなりに自分達で考えて動き、プレーをし、ミスをした後も『しまった!』という思いは『最低限』持っていました。もちろんそれは最低限であり、実際に取り返しに行くとかカバーをするという行動にまでは繋がっていませんが、思う気持ちとその行動への一歩だけは見える要素がありました。ところが、後半メンバー(1年生は何も考えずに、とりあえず全員を出すという方法を取ります)は一気に『保守的』になり、自分の事しか考えないからサッカーも停滞。あちこちでブレーキがかかるから、せっかっく進みだしたものが全然進まなくなり、絵に描いたような『無責任サッカー』が始まり、試合も完全にひっくり返されました。
この1年生は共通して『経験しないと気付かない』という習性が特に強いです。物事が起きる前にもうちょっと予測であったり、考える力があれば防げるものが多くあるのですが、ないものは仕方ありません。経験させるのが自分の役目です。たとえそれが試合という形、公式戦であっても目先をごまかして勝利するよりも、もっともっともっともっと大切な事に気付かせるほうが先なのです。それは引退をした3年生を見ていてもよく分かる事なんです。最終的に残ったものが『後悔』だけにならないように、今向き合っていくしかないと思います。
そんな1年生に、試合後(経験した)後に話をしました。
『もっとサッカーをやる事に真剣に向き合え』と。
がんばってる、なんて言葉で片付けてはいけない事なんです。そもそも自分で選んだスポーツをがんばるなんて次元の話は当然なんです。その上で、そのやっている事に対してもっと良くしていくには?もっと改善するには?という事を考えていくのが当然の話なのです。でも、その当然であるはずの事が全く出来ていない感覚の子が多いから、忘れ物をする、宿題をしない、勉強をしない、努力をしない、人任せ・・・という事が出てくるのです。自分で選んだ事をやっている以上は、やらなくてはいけない事があるという事。それを分かってもらうのに、本当に時間が掛かっています。夏休みの間でどうにかそういった部分には行き着いてもらいたいと思って夏休み前からやってきましたが、自分が思い描いた形の7割程度で終わってしまった、という印象です。でも、逆に言うと出来た事もあり、気付いた子が増えた事も事実。
ここから選手間でうまく機能していけば変わると思います。後は選手がどれだけ真剣になるか?だと思うし、それは選手の中にある『サッカーをやるという事の本気度』というべきか?そういったものが自身で促がしていけるか?だと思います!
2年生のほうは、ここにきて『サッカーについて考える』事が少しずつ出来るようになっています!ただし、課題はまだまだ『自分基準』であることです。特に『自分の気が乗らない』時には驚くほどやりません(笑) その差が激しいのが課題ですね。サッカーってそういう気分でやるものではないし(好きでやっているだけの人はそれでも良いのでしょうが)、やるべき事をやっている、という自覚は必要です。
中で審判をしながら観たりしていると、やっぱり『気付く・考える機会が少ない』事ですね。身体的に恵まれた子はいません。能力的にも同じです。だからこそ、動き出しを速くとか、体の使い方をうまく、みたいな事を考えてやっていかないといけない訳です。出来る事しかやらない、では成長はしません。2年生はそれではなく『苦手でもしなくてはならない事をやる』以外強くなる方法はありません。やりたくないから、ではなく『サッカーだよ』という一言で分かるレベルに来なければ強くはなれませんよ、って話。
要するに、サッカーとはどういうもので、何をしなければいけないっていう本質的なものに目と心がまだ向いていないという事。だからミーティングをしても物事の上っ面の部分しか見えていないのがよく分かる。ただし、それは指導者側の責任でもあるのは分かっているので、そこをもうちょっと突っ込んだ部分が見えるようにしていきたいと思うし、選手もそこを見ようとする努力をしてほしいと思う。
スタートしたばかり!!だからこそ大切にしていきたいと思います!!
終わってからも1年生とは納得いくまで話をしたし、ようやく、ようやく、一歩が前に出た、という感じです。でも、またすぐに戻る可能性もあるのがこの年代。だから、出た一歩が確実に残っていくように自分の関わり方も考えていきたいと思います!