認知症予防脳トレゲーム リーダー養成講座3日目
H27.10.13(日) 13:30〜15:30
アステ市民プラザ 6階 マルチスペース2
今日はNPO認知症予防ネット(京都府宇治市)の高林理事長をお呼びして「ゲームの意味するもの」というタイトルで講義をしていただきました。
事前に皆さんの感想を読んで頂いていました。
ゲームの入り方や説明が難しいという意見が多いということについて、「テキストのとおりでなくていいです。熱い心のこもった言葉を使うと相手に届く」と言われました。
認知症の症状である物忘れをするようになると、家族や周囲の人から踈まれ、辛く悲しい思いや、寂しく孤独な気持を体験しているので、その心をとかすような言葉かけ、誘いかけができるといいとのこと。
まずはテキスト通りにできることをめざして練習と実践あるのみですね。
認知症予防の活動を通して、認知症の方の表情が生き生きとしてこられ、長谷川式のテストで満点をとられて主治医がビックリされたという体験談をお聞きすると頑張ろうと思えます。
その後、ゲームの体験をしました。(その3−頭の体操)です。
ゲームリーダーはFさん。「ことば集め」は説明のみ。ビンゴゲームは体験です。
今日のテーマは「秋」です。
皆さんすぐに書けましたので、順に言って頂きました。(食べ物、行事、花など)
つぎは「広告パズル」です。新聞広告を9片にして元に戻すというものですが、自分が切る前に見ているはずなのですが、元に戻すのが以外に難しかったりします。
新聞広告という道具は毎回内容が変わるので、新鮮に取り組めてお勧めです。
次は福井さんによる「追っかけ将棋」です。
4人一組でするゲームで、昔なつかしのゲームです。地域や年代によってもルールが違うので、最初に決めておくことが大切になります。
皆さん楽しんで頂きました。
最後は「太鼓の合奏」で、山本が担当しました。
道具の作り方の説明の後、竹の太鼓と箱の太鼓の合奏です。
参加者は楽しめるので、このゲームもお勧めです。
リーダーの体験を1人の方にして頂きました。説明をしながら指示棒を動かすのは難しいですが、上手に説明出来ていました。
15分の時間を残してもう一度高林理事長にお願いをして、ゲームの導入の部分とグーチョキパーをして頂きました。
グーチョキパーは”鈍行、準急、特急、超特急”とだんだんに早くしていくのですが、「リーダーは誰もついてこれないくらい早口(超特急)でできるようにしなくてはいけない、もし早口ができないならこのゲームはしてはいけない。誰もができないという体験をしてもらうこと、これこそが認知症の人へのやさしさのシャワーです」と。
言葉かけの難しさを感じておられる皆さんにとってテキストでは伝わりにくい声のトーンや強弱、コツなどを学んで頂きました。
理事長は今も宇治市内3か所で月3回の予防ゲームをされ、それ以外に要請があれば全国どこにでも出かけられて講演活動をされています。認知症予防をしなければ団塊の世代が75歳になる1 0年後の日本は認知症の人であふれかえることが分かっているので、それを食い止めたいとの熱い思いから老体に鞭打って(すみません。(%涙%)(%涙%)とてもお若く見えます)がんばっておられますので、私たちが後に続かなくては…。実践に基づくお話は説得力があり、先生のお話は大変分かりやすく勉強になったという感想がたくさんありました。
次週は4回目です。皆さん来週も元気でお越しくださいね。
(報告 山本)