今日は西脇スクールの日でした!!
朝になって学校側から体育館の使用を譲っていただけないか?という話をされて困惑しましたが、行政にももちろん都合はあるし自分達にもあります。その相互の言い分を話した上で納得いくように話をし、今回は総合市民センターの体育館を行政側に押さえていただいたのでスクール初めての場所でやる事となりました。
以前もここを利用した事はあるのですが、その時とは違った印象で中身がとても綺麗に改装されていたので綺麗な明るいイメージになっていました!以前は反対に寒くて暗いイメージでしたが・・・(笑) 来月からはスクールが体育館の使用の禁止(西脇小学校の音楽祭の準備の為)なので、どうしようと中止連絡はしたものの今日はスクール前に数名の生徒と色々話をしました。その時にも6年生の多くの子が『ちょっとコーチ聞いてくださいよぉ〜』と言ってくるので聞いているとどんどん話が広がっていきました。その時に、
『あ!もっと子供と話そう!!』
と思ったので、次回から活動出来ない一ヶ月間の間に、ちょっと西脇スクールの面々とは『対話』をしてみようと思います。せっかくの時間なので、子供達が思っている事、考えている事、素直な気持ちなどなど・・・・聞いてみたいと思います!!
スクールはいつものようにスタートしました!!
いつもと違う場所に少し新鮮な気持ちではあったと思うのですが、今日もスタートは少しダラダラした感じ・・・ところが、原因はハッキリしています!!
今までやってきた事を忘れてやっていないから
でした!!例えば、準備の時にも誰かがやるけど自分はしない、とか道具を使ったら綺麗に戻すとか、集合は素早くとか、給水と休憩は違うとか、しっかりと意味と同時に伝えてきたのですが、それを忘れてしまっているのです。
ステップをしてから一度みんなを集めました。そして、こんな話をしました。
『半年間スクールをやってきて一番いろんな事が成長していないのはこの西脇スクールです!』と。
『どうしてだか分かるかな?』と聞いてみたのですが、誰も答えられませんでした。
そこで、『うまくなるという事も同じだけど、今まで出来ていた事をやらなくなったらダメだし、出来ていた事を続けながらさらに良くしていく必要がある』
と言いました。だからみんなは今、物、人、時間の全てを大切にしていないから上達しない話をしました。ボールを上手に扱うには、物(ボール)を大切に触り、保持し、考えて練習に取り組む事で時間を大切にし、前向きな楽しむ気持ちで努力をする事で自分を大切にする事だと思うのです。どこのバランスが壊れてもいけません。ボールはうまく扱うけど、人に言われてやっているとか、何も考えずにダラダラ時間だけをやっている、とか落ち込んだり、嫌々やらされているとか、何かが欠けたら上達というものはしないという事です。
だから、西脇スクールも変わる為にはもっと人や時間、物を大切にしないといけないんだよ、って話をしました。
すると、やっぱり素直な子供達は『意味を理解』すれば自主的に動き、変わります。みんながこのタイミングではないと思うけど、誰かのきっかけになればいいな、って思います。明らかに変化をした子もいるし、集合をついつい女の子ばかりで固まって遅くなるのが目立っていた最近でしたが、この話をした後は気が付けば目の前に一番にいる、みたいな事になっていました(笑) 女の子ってどの年代も賢くて、割り切りが早くて、行動力があると思っています。だからこそ『やる意味』さえきちんと伝えれば絶対に成果は大きくなると思うし、女の子と関わる中でそういうのはものすごく勉強になりますね!
全体の空気もここで変化が起きたし、取り組む事に『意味』が見えてきました。これが継続されれば、間違いなくこのスクールも画期的な変化が起きると思います!そのきっかけは一人一人にあるので、自分はなるべく個別によく話をしたり、聞いたりしていこうと思います!!
今日のレベル6キャッチでは5年生の伸之助くんが全部クリアをしてくれました!!6年生の旬くんはレベル6の到達してくれました!!他にも回数ではなく、考える事でかなりの成果が出ているのは2年生の二人(爽志くん、瑠偉くん)です。練習している途中にも少し質問しました!!
『うまくやれている理由を教えて??』と。2年生には少し意地悪な感じに聞こえるかも知れないのですが、本当にうまくなっているというのは人に意味を伝えられる事だと思うのです。うまくいかない時に考えるのはよくフォーカスされるのですが、うまくいった時の理由ももっと大人が訪ねてあげるのは大事だと思うのです。そして、それを聞いてみると2年生の二人も、『こうやって体のギリギリに蹴ると取りやすい』とかきちんと理由を答えてくれようとしてくれたし、そういう努力が二人をどんどん成長させていくんだと思います。低学年に考えて話をさせるのはちょっとまだ早いとか思われている大人の方々って多いと思うのですが、こういう年代だからこそ、だと思います。頭が柔らかく、感受性が強い今だからこそこの年代の選手との『相手の思いを聞ける対話』は大人がやるべき作業だと思います!
その後はリフティングをして、ゲームをしました!!
一つの事で変化が起きると継続されるもので、ここでも一人一人が考えて取り組んでくれていました。リフティング全体の空気がダラダラしたものがなくなり、非常に前向きな感じになりました。そして、最後のゲームでも一人一人が意欲を持ってボールに、流れに関わろうとしてくれていたし、結果それが全体の前向きな成果に繋がりました。
今日は6年生の波琉くんが62回→65回に!!夢起人くんが17回→20回に!!孟紀くんが23回→31回に!!5年生の友くんが48回→49回に!!2年生の爽志くんが46回→65回に!!瑠偉くんが57回→79回になりました!!
子供のパワーはすごいと改めて感じる日になったし、意味を伝える大切さを痛感させられました。また学年や男女の違いもあって入っていく言葉やタイミングも違うのがよく分かりました。『子供だからどうせ無理やろう・・・』って思う大人がたくさんいると思うのですが、『子供だから出来るすごさ』のほうが圧倒的に多いです。そういう良さや前向きにさせる為の材料をもっと大人が学ばないといけないと思います。やる気がないように見える子供がいるとすれば、そこに関わる大人の責任です。その場を作る大人の責任です。子供の未来に触れる立場にある大人の責任とはそういう事だと思います!!
だから、押し付けず、強制せず、一緒に作り上げるという感覚はずっと大事にしていきたいし、子供がどういう状況でも前向きに取り組もうとする、出来る環境をこれからも作れるようにがんばりたいと思います!!