今日は朝から中町グランドにお邪魔して、少年サッカーが交流試合をされていたので、そこで11月から行うファルコの体験練習会の案内を配らせてもらいました。今回は中町ジュニアさん、加美ジュニアさん、西脇SSDさん、氷上リベルテさんの4チームが集まっていたので、そこで担当の方々にお願いをして配らせていただく事が出来ました。各チームの監督さんのご理解本当にありがたく思います。卒業生もうちでしっかりと預かっている事に責任を持ちながら大事に育てていただいたこの場所での活動も自分は感謝を持ち続けたいと思います。少年の指導者もたくさんおられたので、そこで2時間程度観させていただいて良い勉強になりました。子供達にとって何をすべきか?何を伝えるべきか?サッカーを楽しそうにやっているのか?そういうのを見ながら本当に多くの事を思う時間になったし、この会場におられた全ての指導者の方々とゆっくり話をさせていただきたいぐらいでした(笑) 自分ならこうするかな〜みたいなシュミレーションも頭の中で描きながら(完全にこれは職業病です)、良い時間を過ごしてファルコのほうへ移動しました!!

ファルコのほうは今日から新人戦が開幕だったので、堀金コーチと二人で帯同して赤穂海浜スポーツセンターまで行きました!!

今日は試合前には主将の田中くんと長く話し込みました。

みんながメンバーを決める際の基準は今週しっかりと向き合ってきたのですが、今日は公式戦という事もあり、どうしても結果という部分を切り離しては考えられないみんなの中でどのようなメンバー選考を、どのような基準でやるのか?は一つの楽しみでした。いつになく、長いミーティングをしていました。2年生だけではなく1年生も全員入ってメンバーを決めました。その結果、2年生も数名スタメンから外れました。この選択が良いとか正しいとかの話ではなく、自分達が決めた基準の中でやりきる責任だと思います。本当に試合結果よりも大事な事だと思うし、勝敗以上の価値があると思っています。

育成年代において重要なのは、自分自身の判断で行動(プレー)出来る事だと思います。今日の朝の少年サッカーを観た時も思ったのですが、これが当たり前のようで、簡単なようでなかなか出来ません。大人の言う事を聞くほうが強く、その通りに行動(プレー)しようとするのです。そこを絶対的に変えないと将来本当に苦労をするだろうし、社会の中に適応出来ないと思うので、『自分で・自分達で』って事にはこだわっていきたいと思います。

メンバーを決めた後の様子を深く観察しました。

みんなの場所とは完全に離れ、『観ている』という事を思わせない状況を作りみんなを遠くから見守りました。すると、メンバーに入れなかった選手達のアクションの中に『本音』は出てくるもので、メンバーに外れたから『終わり』になっている子。黙々とトレーニングを始める子。悔しいとか、出たいとか思っているならば行動で示せ、って話。言葉だけで言うのは簡単だし、そんなの何も変える事は出来ません。いかにして行動にして出していけるか?という事をもっともっとこだわるべきです。

今日の対戦相手は宝塚さんでした!!メンバー表を交換した際も30名の登録に2年生だけでみっちり埋まっているようなチームです。質も高く、一人一人がしっかりとした技術も戦術も、気持ちも持っているようなチームでした。そこに対して一人一人ではなかなか通用しない部分をみんなでカバー出来るかどうか?が大事な要素でしたが、序盤からなかなかのがんばりを見せてくれていたし、そのまま前半の間しっかりと維持してがんばり続けました!

ハーフタイムにも表情は軽く、雰囲気も重たいものではありませんでした!

それぞれに手応えを感じながらのプレーをしている証拠だったと思います。相手のほうが焦って攻撃がどんどん単調になっていくのがよく分かったのですが、さすがは良いチームだと思ったのが後半にはしっかりと修正して落ち着き+『余裕を捨てる』という強いメンタリティで開始早々から圧力をかけてきた事で、完全に受け身になったみんなは体力をモロに失っていきました。後はどこまで我慢を続ける力を持っているか?だったのですが、やっぱりまだまだ内面が弱い、臆病なみんなはプレーの選択も雑になり、関わりも雑になり、考え方も雑になっていきました(当然の結果です)。すぐに良くならないからこそ、経験をしながら気付かせていきたいし、そうあるべきなのです!!

勢いを止めきる事は出来ずに失点をすると怒涛の攻撃を喰らい、キーパー和歩くんの好セーブもあって1点だけで終わりましたし、点差だけを観れば0−1の好ゲームのような形でしたが、内容は圧倒されていたし何よりも自分達がプレッシャーの中で何も出来ない事は感じ取ったはずです。

確かに一人一人はよくがんばりました!!

ですが、終わってからの君達はどうだったのでしょうか???全てをやりきったかのように今日を終えただけになっていませんか?メンバー選考をしてまでやった結果についての話はしたのでしょうか?僅差の敗戦にきっと満足しているんだろうとコーチは思います。それは帰りのバスの雰囲気であったり、また話はしますが要所要所でそれは見受けられました。それと同時に『勝利に値するチームではない』事も分かりました。

『今以上』を常に求めないといけない中で、満足なんてしている場合ではありません。プレッシャーの中で何も出来なかったみんなが、失敗を恐れて逃げ腰にプレーを繰り返す姿にどう思っているんだろうか。。。って思いながら見ていました。怖いから逃げる。形だけうまくいっているように見せかける。そういう事をやるからチームが進歩しない事に次のステップとして進もうと思う。善戦ではありません。こんなもんじゃありません。こんなんじゃいけません。

やっと全体でメンバーを決めるという『ようやく新チームになっての一歩』を出しただけでこんなに満足されているようでは先の成長はありませんよ。シュート何本打ちましたか?相手を慌てさせましたか?嫌がられましたか?

まだまだですよ。みんなも、自分も。

半歩前進からの再出発!!