今日はナイター練習がありました!!

隣では元気にエリート塾の練習も行われています。エリート塾の来週に八千代少年サッカークラブさんの好意によって試合をしてもらえる事になりました。やっぱり練習だけよりも子供達は試合がしたいと思うし、このエリート塾はみんながどこかのチームに所属しているので一緒に試合をする機会はなかなかありません。夏の遠征には全員参加ではなかったですし、今回は出来るだけ全員で試合を経験出来ればいいな、って思います!

ファルコのほうは明日また新人戦があるという事もあり、今日はフルコートでのゲーム形式の中でお互いの事をもっともっと知ってもらいつつ、基準を揃えてほしいと思いました。みんなで決めるという事の責任。選ぶ責任。選ばれる責任。この事にもっともっと自覚と責任が必要なのです。2年生だから・・・ではなく、自分達で決めた基準からしっかりとみんなが納得いく形になるまで話し合っていきながらどの位置にいてもそれぞれが努力出来る状況であってほしいと思いますし、そうあるべきだと思います。

今日はアップにリフティングと2対2をしてもらって、すぐにゲームという形にしました。

ただ、その2対2でも各自の『自分基準』がやっぱり気になる・・・。自分の都合でやるとかやらないを決める。周りに伝わらないがんばりなんてがんばりではありません。周りに『がんばってるね』を言われて初めてがんばっている、と言えるものです。やらない人間は自分の『やらない理由を正当化しようとする』のです。やっている人間は『やっている』と言いまえん。中途半端だと『俺はやっている』と言い張る。という事からも、今のファルコは中途半端な子が多いという事。自分の中だけでやっていると思い込んでしまう子が多い。もちろん、まずは自分自身で思えるぐらいでないといけないから状況としては間違っているとは言いません。ただし、自分で思えたから満足、では困るって話です。

チームでやっているスポーツなんだから自分の事だけで完結しないように周りと協力していける力も必要です。試合に出る基準をそういう所で考えて決めた今のみんなだからこそ、こだわってやっていく必要があります。コーチとしてはそこにこだわらせます!!

ゲームはまず先週の試合のメンバー対それ以外という形で組みました。

その上で10分ハーフの半分と終わってから全員に『誰ががんばっていると言えるか?』の評価をしてもらい、その票を元にしてまた全体で決めてもらいました。色々な成果は見えています。目に見えてがんばっている子、継続してやり続けている子、悪いなりにやろうとしている子、変えようとがんばっている子・・・など形が全部同じではありません。成果って全部が『良い状態』とは限りません。『良くなろうとする過程』も成果に入ると思っています。自分はそういう基準で観ているけど、選ぶ子供同士はまだそういう部分には目が届かずに『目に見えた変化』がないと評価出来ない形だと思います。それはそれで厳しい考え方って言えば間違いではないと思う。でも、やろうとしている途中の子が評価されないとどうしてもがんばる気力が続かない所もあると思うので、こういう決める事の大切さや難しさは一緒に考えていきたいと思います。

ゲームのほうは熱のこもったテンションの高めのゲームでした。

でも、『入り込みすぎて』今度は全体が見えていない様子でした。これは同時に評価するのは難しい部分だとは思うけど、それはやっていくしかないと思う。ガツガツするだけでは良いサッカーは出来ないし、全体を見たからってがんばらないと良いサッカーは出来ない。両方が必要だし、どの状況で何をするべきか?の判断がしっかりしているかどうか?が強さなんだと思う。『うまさ』ってのは見た目の話だけど、強さっていうのは見えにくい部分がしっかりとしている事だと思う。そして、そういう部分は子供が嫌う所でもあるので指導する側としては非常に悩む所ではある。だけど、大切さを伝えていきながら分かってもらうしかない。その為に、試合があり、経験という形が一番分かりやすいと思う。

公式戦という事のありがたさは『相手が本気』である事。

練習試合だとテーマへの表現などが目的で常に全力って事はないけど、公式戦はさすがにどのチームも本気で戦ってくれるのでみんなも経験が大きなものとなって残っていく。上には上がいるって事を思い知らされる。その事が本当にありがたい!口でいくら言っても分かってもらえない所だし、自分で体験すれば何も言わなくても理解をしてくれる。子供って察する力に優れているから、いかにして環境を整えるか?がやっぱり大事。

多くを言わなくても伝わるような設定をどのようにしてつくるのか?が指導者としての考え方になるし、それを表現するだけの『繋がり』を持っている『人間力』で決まると思う。自分が成長してきたのも完全にこの部分だし、ここをこれからも伸ばしていきながら子供が『この場に来れば学べる』環境を提供していけるようにがんばりたいと思います!!