熱心に学び話し合いました〜脳トレゲームリーダーレベルアップセミナー

11月 12日(木)午前10時00分〜3時30分 (%晴れ%)

*会場 市民プラザ マルチスペース2
*講師 NPO法人認知症予防ネット 福井運営委員 きらら会員

初めての試みのレベルアップセミナーで、内容を模索しながらでしたが、皆さま熱心に講義、体験、話し合いに取り組まれました。
14名の申し込みがありましたが、当日欠席があり、13名で内容の濃いセミナーとなりました。

(%赤点%)講義 「認知症の理解と予防」山本
パワーポイントを使いましたが、前回のプロジェクターが借りられず、ちょっと、不鮮明でしたが、資料つきなのでなんとかなりました。

脳の構造と働き
脳の働きについて最近の研究で分かったことがいろいろあり、脳ってすごいと再認識しました。

認知症とは
主な認知症の種類や原因、症状などを詳しく説明。

認知症を予防する
生活習館病の予防や脳を使う生活、笑いが認知症予防に効果がある
 
この講義で、脳トレゲームと笑いがセットになったスリーA脳トレゲームは素晴らしいと再確認した講義でした。

(%緑点%)講義「広がるスリーAの輪」 福井
東北の被災地の仮設住宅などにボランティアで出かけて脳トレゲームをしたり、リーダー養成講座を行って、地域のリーダーが育っている様子を伺いました。参加者の笑顔がいっぱいの写真と体験談は元気がでる内容でした。

また、関東や岐阜、九州など各地にも出かけて養成講座を開催して輪を広げておられて、福井さんのパワーに敬服しました。

(%青点%)ゲームの復習と体験(%笑う女%)(%音符1%)(%音符2%) 
導入の仕方、ゲームその1、2 
指と手を使ったゲームとリズム体操、お手玉回し、どじょうさんゲームを福井さんのリードで復習し、順番に自分がやりたいゲームのリードを体験。

助言
初めての参加者にわかりやすい説明と、みんなができているか周りを確認することが大切。
(全員がリーダーになったつもりで、みんながそれぞれ声を出してゲームの説明をしました。 
これは初めての体験でしたが、いいなと思いました。)
 

午後のプログラム
工夫していることを発表 

・今は仲間と「わっしょい」と言うボランティアグループを作り、施設などに出かけてスリーA脳トレゲームをしているKさん。
以前勤めていた施設で、きららスタッフのリーダー派遣でスリーA脳トレゲームを体験して、とてもいいと入居者さんに体験してもらったが、耳の聞こえない人には説明が伝わらないので絵に描いて説明したり、片麻痺の方のお手玉回しでは、お手玉が落ちても拾えないので、タオルを間において落ちない工夫をした。
このゲームの効果を、絵と文字に書いて先に説明すると効果的だった。

(難聴の人や片側マヒの人は多いので、なかなかいい方法だと思います。また、効果が分かると参加者の意識も上がるのでいいですね)

・メンバーのUさん
有料老人ホームに以前勤めていて、辞めた後もスリーA脳トレゲームのリーダーとして活動。始めに童謡をみんなで歌ってからゲームを始める。あまりできないと参加してくれなくなるので、簡単なゲームになりがちとのこと。

その他皆さんからいろいろな体験を話してもらいました。

・リーダー体験
午前に引き続いて、好きなゲームや苦手なゲームを順番にリーダー体験。
机に移動して、広告パズルと言葉集めビンゴ。
テーマは「秋の食べ物」.。テーマの範囲が細かいと難しい。、その時はヒントをたくさん出すこと。リスの好きな食べ物というヒントでどんぐりと書いた人がいて、「あれー」という声が。ここではいいけど参加者には上手にフォローすることが大切と福井さん。
太鼓の演奏では道具がない場合は、机をたたいたり、手拍子でもできることを体験。
最後にジャンケンゲームを。
(ゲーム中ずーとやさしさのシャワーを浴びせるのは、余裕がないとできないですね。)

質問と話し合い 
実践してみて困ったことや質問を出してもらいました。

*リズム体操のとき1,2,3と数字を何回くらいしてから歌に入るか?
参加者ができているかを確認して、次に進む。数字で数えるとリズムがとりやすく歌に入りやすい

*子どもみたいなゲームと輪に入ってくれなかったり、できないとすぐに輪から出てしまう人がいる。
助言
先ほどの紙芝居のように目的と効果をわかりやすく紙に書いて貼っておくなどの工夫を。とにかく、なぜこのゲームが認知症予防になるのかを知ってもらうこと。

*元気な人から高齢やMCIの人などいろいろな参加者がいる場合のすすめ方
助言
出来なさそうな人がいる場合は、横にサポートが必要。リーダ一人ではできないので応援を頼む方がいい。出来ない人が多そうなときは難しいものはやめる方がいい。たとえば指折り体操は丁寧に説明することが大切。高齢の方や障害をもっておられる人が多かったら、指折りだけで、親指を折ってするのはしなくてもよい。
グーチョキパーは、はじめはゆっくり4拍子で、だんだん早くして3拍子にして超特急にしていく。これだけはみんなができなくなるのがいい。リーダーは頑張って最後までやる。

(%紫点%)講 評 福井
とにかくたくさん体験することが大切。
脳トレゲームの目的や効果をわかってもらうこと。紙芝居など書いたものが有効。皆さん熱心に工夫して取り組んでいて素晴らしい。頑張ってください。

時間がなくて皆さんから感想を聞けませんでしたが、アンケートに感想を書いてくださいました。後ほど集計結果をお知らせします。 (報告 向井)