実は「自分に言い聞かせている」。

先日知人の方の会社にお伺いさせていただきますと、

トイレの入口に写真の貼り紙がありました。

もうかれこれ10年以上は

そこに貼られていると思われる・・・

かなり年季の入ったもので、

文字だけでなく、

囲いの赤い線までもが手で書かれておりました。

私は町の至る所でこのような素晴らしい御言葉に出会い、

ブログやフェイスブック等で

それをみなさまにシェアして参りました。

が、その殆どが、

貼り紙を貼った(書いた)人が、書かれた言葉の意味を、

その貼り紙を見た人のみにお伝えし、

その言葉の真意の通りに心を改めて貰うという

意思(念)ばかりを感じるものであります。

しかしながら、今回ご縁のありました

この貼り紙を観ました時に、私が感じたことは、

この貼り紙を見る人(この会社の社員さん等)に

その言葉の通りの言動を行って欲しいという意図も

当然あろうかとは思いますが、

それ以上に、それを書かれたご本人様

(恐らくこの会社の創業者の方)自身が、

常にそうあらなければならない・そうありたいという、

【決死の覚悟】を感じました。

つまり、

『自分自身に言い聞かせるつもりで書き、

それをトイレの扉に貼っておられた』

ということです。

ほんと、他者にも厳しいが、

それ以上&ケタ違いに自分自身に

厳しかったお方なんだと感じました。

その貼り紙の作者の方は、先日この娑婆での修行を終え、

旅立たれたようでありますが、

肉体というものが無くなり、我々の目に見えなくなっただけで、

その貼り紙を書かれた方の

その想い<念 〜今の心〜>というものは、

未来永劫無くなることはなく、

(といいますか、今生きている人たちがその方に向けての

念じる力が強ければ、その故人様の念は益々強くなっていく)

今も見えないところで、生前の如く厳しく、

そして慈愛に満ちて(その厳しさは【慈愛の裏返し】であります)、、

今を生きる私たちを静かに見守り

応援して下さっているような気がいたしました。。。(^人^)☆