今日はナイターで西脇スクールがありました!!

今日は加西から来てくれているメンバーがまた新たに友達を一人連れて来てくれました♪将英くんという子で先日交流試合を見学しに行った時に少し聞いていた子だったので顔も見た事のある子でした♪子供同士、親同士がこうした横の繋がりで広がっていく関係性は『何かを信じて』繋がってくれるので非常にありがたく思います。こうした繋がりによって、自分みたいなこの田舎の地域の指導者は成り立っていると思うし、本当に感謝をしたい事です。こうしてコツコツやっていれば必ず自分が何か困った時などに必ず助けてくれるし、そうやってこれまでもやってこれたので、これからも一つ一つのこうした出会い、一期一会を大切にしてがんばっていきたいと思います!!

新しいメンバーが来ると、これまでいたメンバーが張り切ります(笑) 同じ学年でもまるでお兄ちゃんのようになるし、それは『自信』の一つですから大事にしてあげたいと思います。最初に少しだけ自己紹介をしてもらって、『今日が初回の将英くんは何も知らないのは当たり前だよね?だったらどうしたら良いか?はみんな分かると思うのでお願いします!』とみんなに任せました。もうこういう経験を何度もこのスクールでしてくれているみんなはとても前向きに関わってくれているし、多くを言わなくてもメニューをしっかりと伝えてくれるようになりました♪

スクールはいつものようにコーンのステップ、ドリブルから開始しました!!

スクール前の時間は6年生のメンバーが『コーチ!試合しよか!』と誘ってくれたので試合をし、そこから参加してくるメンバーは自分で好きなほうのチームに入り、自然と試合をしていく流れです。慣れていない子は『僕はどっちのチーム???』と聞いてきますが、『どっちでもいいよ!自分がたくさんボール触れる、楽しそうなほうのチームに入りなよ!』と毎回言います。自分で選択する。単純な事でも、それをやっていると自分で選べるようになります!こういう習慣を遊びからでも身に付けるときっとこれから選択肢がある際に、『どっちが良いと思う?』の問いに考えてくれるはずです。どこかで習慣を付けないといつまでも『大人が作った価値観』を基準にしてしまうので、そうならないようにだけしたいと思います!

ステップでは『どうすればもっと早く出来るか?』を考えながら、そしてドリブルでは『思った通りに運ぶ』事を求めています。頭を使いながらがんばる!それが大事です!言われた事に『体だけ』を使ってがんばる選手は多いですが、自分の頭で考えながら、判断しながらやれるかどうか?は良い選手になる為の大切な資質となります。どんな些細な事でも、そういう事をやるようにしてほしいと思います。自分で、自分がうまくいった、失敗した、を分かるようにさせたいですね!

西脇スクールでは、まだ『人・物・時間』を大切にする気持ちが甘く、浅いです。

ここは本当に大切なんです!途中に、合間に、色々ヒントやアドバイスはしていきますが、それをどれだけ素直に受け止めて実行していけるか?自分なりに考えて行動出来るか?ですね!例えば、『人』では友達を困らせるなどです。自分にそんなつもりはなくても人の一生懸命やっている所にボールを転がして邪魔をしてしまう・・・もちろん『悪気』はないですが、自分が失敗を多くするという自覚があれば離れるとか、自分がプレーする場所を考えるのです。そして『物』で言うと壁にわざとぶつけるとか、ボールを粗末に扱う、靴を雑に扱う、などですね。リフティングが出来る、ドリブルが出来るって言うのは、要するに『ボールを大切に扱える』って事なんです。ボールを大事にする、という言い方が『うまい』って事だと自分は思うのです。そして『時間』です!今日もたくさんありました!!『トイレ行ってもいいですか???』という質問。試合中に行きますか?と聞くと『それはない!』と平然と答えますが、そしたらそれだけ自分は練習という時間を見下しているって事なんです。『練習ねんからいいやん!』ってね。自分は、試合という場は練習のがんばりを発揮する場であり、練習での取り組みのほうが大事だと常々思っているのです。

発表会やイベントも、当日盛大に行う事よりも『それまでの掛けた時間と成功させる為の努力と準備』が大事なのですから。だから、自分も指導者を始めた頃は『大会で結果を!』なんて意気込んでいたものの、今は練習をしっかりと大切にし、試合は子供に自由に、ありのままを出させ、そこで見えた課題をまた練習でしっかりと修正していく、という形にしています。よく観る風景に、『練習でもやっていない事を試合や大会になっていきなり厳しく言う指導者・保護者』があります。でも、これまでやっていない事がいきなり試合で出来るはずがありません。

だから、このスクールだけではなく他でも言っているのですが伸びる選手、成長する選手というのは『人・物・時間を大切に出来る』選手だって事も伝えていきたいと思います。

そういう言葉の意味を体で理解し始めた子は成果をしっかりと形にしてきています!

レベル9キャッチでは5年生の伸之助くんがレベル8の22回まで伸ばしてきました!今は6年生がキックの質などの話をしているし、こだわれている事も大きな成長!回数だけではなく、『考えてやる』という事の成果は多く見えてきています!!この調子ですね!!

その次はリフティングをしました。最初はマーカーを拾うのですが、自分に合った課題をいかに見つけるか?です!良い課題を見つけられる選手と言うのは『自分がどれだけ出来るか?を理解している選手』です。何が得意で、何が苦手か?自分を知る事は大切です。自分を知れば改善点を考えられる。でも、多くの子は『自分を良く見せたい・良く思われたい』から隠そうとします。。。そうするとかえって成長しません。成長をどんどんしていく選手と言うのは素直で謙虚。これだと思います!言われた事だけをやる『素直』ではなく、人からのアドバイスを『受け取れる』子です。素直=受け入れられる心だと思います。後は常に上を目指せる謙虚さですね!これがあれば必ず成長していきます!

その為にも、ここでは『自分に合った課題を早く見つける』事が大きな成長に繋がっていくと確信しています!!だから『うまく、すごく見せる』のではなく『ありのまま向き合う』ようになれるといいですね!

フリーの測定では、6年生の波琉くんが65回→70回に!!5年生の友くんが49回→一気に125回に!!3年生の龍之介くんが10回→22回に!!2年生の瑠偉くんが79回→87回に!!体験の将英くんは13回でした!!

ここで一気に増えた友くんも、本当に黙々とボールを触り、しかも一回一回丁寧にやり続けている成果だと思います。先週はボールを蹴り合いする時間に危なかった事で注意をしましたが、その時に受けた『心の痛み』だと思います。人を大切にしないといけない事を心で理解し、その事がボールも大事にする事へ繋がっていると思っています。だから、急に増えた子というのはそれだけ何かがあるのです。心が動く経験・・・子供の強い感性がある今だからこそちょっとしたきっかけが大きな変化を与えるのです。だからこそ、周りの大人が掛ける言葉を考えないといけないんですね。毎度、こういう成長を見せてもらう中で気付き、反省する毎日です。まぐれなんて何一つありません!がんばった子ががんばっただけの成果を得るし、全然ダメだと言ってる、思っている子は、それだけ自分のがんばりが全然ダメなだけ。そこに『たまたま』なんてありません。自分次第ですね、全て。

最後のゲームは2チーム同士進行します!休めません!!だから考え続けるトレーニングになります!全員が得点を目指す事!スクールの条件にしています。チームとして活動していない以上、サッカーの原点である得点を目指すのは誰もがやるべき事です!それを『目指して』『出来る』と達成感が残ります。そういう体験をさせたいな、って思います。これからもみんなが前向きにがんばれる時間を提供出来るように、自分もがんばりたいと思います!