こだわろう!突き詰めよう!練習試合!

今日は朝から今中代表と一緒に龍野の祇園公園グランドに練習試合をさせてもらいに行きました!

天気が少し心配でしたが、時間の経過と共に晴れてきたので良かったです。みんながこうして試合を出来るのは条件がそれだけ整っているからだし、その事への感謝の気持ちを大事にしてほしいと思います。今日はまた全体でリフティングをしてインステップの課題は約束通りに一週間連続で23人以上がクリアをしたので終わりにする事となりました。ですが、まだ課題は太もも、インサイド、アウトサイド、ヘディングの4種目ありますし、そこのクリアもしなければなりません。出来たらいいな、ではなく自分達で決めた『しなければいけない事』としての自覚を持ってがんばってほしいと思います!

今みんなが考えないといけない事は『目の前の時間をもっと大切にする』という事です。今日のリフティングでもそうですが、時間を決めて分かっているにも関わらず準備はダラダラ、行動はダラダラ・・・『良くしよう』という意識が見えないし、それが分かっている周りも注意をする『勇気』がない事は大きなチームの課題です。

課題をクリアしたという事はこれまでの努力の成果だし、その事はもちろん評価出来ます。ですが、結果が出ればそれだけで良いのではなくもっと上を目指す気持ちを持たないといけない。課題が『ゴール』ではなく『通過点』でないといけないのです。課題をゴールにしてしまっている子が多いし、だから意識がすぐに途切れる子が多い。人に言われた事を改善したいと思い、その事だけに執着し、クリア出来たら次の目標を見失う・・・また誰かの指示を待つ、ではなく常に自分から主体となって目標を作れるようになってほしいと思う。

試合は今日は2年生主体が2試合、1年生主体が2試合という形でやりました。まだチーム内で本当の競争というステージには行けていないと思います。これも途中に話をしたけど、全員が納得いく基準でメンバーを決めていかないといけないって事。優先順位を間違えると必ず不満が起きる。それは当たり前。そこを納得させる為にもきちんとした基準を全員が納得いくレベルで決めないといけない。そこに時間が掛かるのは当然だけど、たくさん試合をやるよりも大切な事だから意味を持ってがんばってほしいと思う。

試合は、2年生チームのほうはまだ個人『だけ』の感性に頼って一方的なアイデアになっているシーンが多く、関わり、絡みによる崩しではなく個々の能力での突破、ゴールが多かった。それが悪いというのではありません。もちろん個性として出すべき事ではあります。ただ、チームとしてやってきた事、やろうとしている事への挑戦がないと新しいものは生まれない。あるべき事だけでは足りない。新しい物を常に生み出していく挑戦をしないといけない。自分の持っている『価値観』はハッキリ言って狭いんです。それを知るには色々な人とこうした交流試合などを通して学んで、発見していくのです。だから試合は大切で必要なのです。お互いのランク付けをする為にやるのではありません。

そういう意味では今日の2年生の2試合目の先制点の時だけ人の関わり、絡みがうまく機能していたと言えるし、それが一度でも試合で出せた事は成果ではあります。これを今後は増やしていけるように意識してほしいし、この出来たイメージを持ってまたトレーニングに繋げてほしいと思います!

次は1年生チームの試合!

体の小さな子が多い1年生ですが、攻撃の崩しや今トレーニングしている事への意識は2年生よりも高く、『意図的に崩せている』回数は1年生のほうが多かったです。それは確実な差として言えるのは『能力頼りで良い距離感にいない2年生』と『体が小さいからこそみんなで何とかしようと良い距離感でいる1年生』の差です。ただ、2年生とも今日はたくさん話をする機会があったし、何よりも『もっとサッカーをうまくやろうとする為の話』が出来るようになってきた。プレーの事、ポジションの事、細かい話が出来るようにはなってきている。1年生とはまだそういった踏み込んだ会話にはならない。でも、各自がやるべき事というものを必死に模索しながらやっている事を尊重したいと思う。

この年末の時期に来て、『やってやろう!』という気持ちは出てくるようになった。今までは言われっぱなしで何の跳ね返りもなかった1年生の中にもちょっとずつではありますが確かな芯は生まれてきていると思います。

だからこそ、こういう時だからこそ『各自がこだわるべき』なのです!

なりたい自分、やりたいプレーというものをしっかりとこだわって突き詰めるのです。誰が相手でも、どんな状況でもそれをやれる選手になるべきです。今自分達がやっているのはサッカー。そのサッカーをただやっている、ではなく『突き詰めてやっている』と言えるようになってほしい。サッカーをもっと知りたい、もっとうまくやりたい、もっと楽しみたい・・・そういう欲が出てくれば良い選手になれるはずです!

みんなにとってのこの3年間は『自分自身の成長度を広げる為』なのです。チームの戦績やチームの名前を上げる為ではありません。チームによって目的は違うのです!我々がやっているのは『入ってきた時の自分よりもこんな風な考え方、こんなプレーが出来るようになった』という成長を自分で実感出来るようになってほしいのです。その為の努力をしてほしい!ただ、勘違いしてはいけないのは『自分の為』であっても『チームの為にがんばる事がサッカー』である事も忘れてはならない。自分の為にチームを助ける。そういう考え方ですね!

やればそれだけのものが残り、自分に返ってくるのです。前向きな姿勢で、状況に応じたプレーが出来るようにこれからもがんばっていこう!!