今日は朝から練習試合と掃除をやりました!!

今日が一年の締めくくりの活動だったので毎年倉庫とバスの掃除をして終わっています。今年は練習試合をしていただけた事もあり、試合と掃除活動を並行して行うようにしました。朝はかなり厳しい冷え込みでしたが、全員参加で元気に行いました!今日も一日みんんで精一杯がんばった中できちんと感謝の気持ちも持って試合、掃除をするように心がけてもらうようにしました!

自分が試合をする時間以外に自分の試合の為のアップだったり、昼食だったり、掃除をするという事で遊んでいる時間はないよ!という話を最初にした上で後は各自の『気付きと行動』に任せました!練習試合はアグア姫路さんが来てくださったので試合をさせていただく事となりました。アグアさんの人数の関係で当初予定していた試合数は出来ませんでしたが、それでも全員ががんばれる時間はしっかりと与えてもらえたし、チームがピッチ内外で成果を出しつつある状況を今日もたくさん見れました!!

準備も機能的にこなしていき、試合は予定通りの時間に出来ました!

だいぶ試合の中で気持ちを伝えたり、考えを伝えたり意見交換を出来るようになってきた2年生を中心に今日もがんばってもらいました!まだ1年生は2年生の中に入ってしまうと『使われる・指示される』という受身の状態ですが、これが一日でも早く自主的になるようにしてほしいと願います。今日もそういった『学年など関係ない、サッカーというスポーツで自分でしなければいけない事』に関しては1年生にも容赦なく言ったし、それをしなければサッカーというスポーツが成り立たないという事も言いました。もちろん形だけをこなすのは簡単ですが、物事にこだわるという事は今ファルコが取り込もうとしている所です。その形がリフティングのテストです。目標を持ち、そこへ向けての協力だったり、アイデアを出し合う事が試合の中での会話にも繋がってきているのです。ほんの少しの時間でも大きな変化をしてきているみんなだからこそ、一年の最後まできちんとした形でがんばってほしいと思いました!

試合のほうは2年生はしっかりと要求だったり会話を出来ていました!お互いの狙いとか次の事を考える回数も増え、プレーに『意図的に関わる』事がようやく出来てきました。ただ、次のステップは『関わったからこそ見えてくる技術の低さなどの課題』についてですね!次に進むからこそ出てくる課題をどれだけ同じように前向きに捉え続けられるか?その挑戦はまだまだ続きます!!

今日は何故か同じチームなのにユニフォームが違う2チームでした(笑)

1年生のほうは今、サッカーという事に対して少しずつ『本気』で向き合っている所です。ようやく『悔しい・がんばらないと・やるしかない』といった本来ならば最初にあるべき感情がこの一年でようやく芽生えてきたという感じです。保護者の方々に勘違いしてほしくないのは、この1年生が全くなかったという事ではありません。

ただ、小学生から中学生に変わる事によって体も心もバランスが変化してくるのです。だから今まで当たり前にやっていたような事が出来なくなったり、8人制と11人制の違いだったり、コートの大きさ、ボールの大きななど様々な変化の中で彼等はがんばっているという事です。小学生の時に出来ていたような事が出来なくなったのは下手になったからではなく、『中学生への変化に対応していないだけ』だった訳です。それをこの一年間という時間をかけて本来必要な事を思い出したという所です。ここからどこまで普通よりも上の感情・・・『負けたくない・勝ちたい・抜いてやる・決めてやる・止めてやる・仲間を助けたい』というようなものが出てくるか?それが楽しみです♪きっかけはそれぞれにあり、どんどん前向きに出せるようになってきている子も増えているのは事実です。そこをさらに自分自身でどれだけ磨いていけるか?それがこのファルコでこだわってやるべき事ですね!

チームとしては9月から新チームとしてスタートしたものの、それまで上の学年に完全に任せっきりだった2年生は自分達がしなければいけないという自覚がほとんどなく、何をどのようにすれば良いか?すら分かっていませんでした。自分だけの感情で人を振り回し、勝手に落ち込んで周りに気を遣わせ、誰かの機嫌を取る為にチームが気を遣っているような息苦しいチームでした。それでも、子供と向き合って話す回数も増え、考えようとする前向きな姿勢が増え、チームの為にどうすれば良いか?を考えるようになり全体が一気に加速して進み出しました。

適当にしか決められなかったリフティングのテストの期限。適当だから結果ももちろん曖昧で、適当。達成など出来るはずもなかった。。。そんな『経験』から学び、考える事の大切さを知ったみんなは本当に一人一人が『チームの一員』である事の自覚を始めました。新人戦では2年生を思い切ってベンチにして、1年生のがんばっているメンバーを器用したりする事で、1年生も2年生チームに出たいという意欲が生まれ、1,2年生での競争が始まった。競争が始まると『基準』が必要となり、その基準もしっかりと考えて決められるようになった。『自主性・関わり方・技術』という優先順位を決め、チームがどういう形になりたいか?をみんなで共通理解するようになってきた。

そういう一つ一つの経験から練習への取り組みも変化が生まれ、最近ではメニューの中の一つのプレーに対しても意味を考え始めた。意見を出し合い、そこから生まれるアイデアを引き出せるようになってきた。振り返ればたった1,2ヶ月でここまでやれるようになったのは大きな成長!!まだまだ伸びると確信出来る。

『うまくいっている』

なんて時間誰にもなかったと思う。満足なんてしてほしくないから。

出来る事、出来た事は認めても『じゃあ次はもっと!』という考え方を提示する。終わりなんかない!でも、最近みんなにも伝えたけど、ピッチの中はもちろん、行動の早さ、考える早さ、聞く姿勢、荷物の整える意識の成長などあらゆる面で成長している。考えるようになった事で行動に『意味が出てきた』という事。見栄えだけを整えて、一見良く見えるような表面的なものではなく、誰が見ていなくてもやり続けられる内面的な成長が大きい。これがこのチームの強みになってきている!

一番はハッキリ言って『この1,2年生から驚く事はない』とすら思っていた自分が最近は『おっ!』と思わせてくれる行動が非常に多い。良い意味でのコーチの想像を裏切ってくれる子が増えてきた。だからコーチ自身グランドに行く時のワクワク感が増えたと思う。自分にはこれしかない、これしかしない、と割り切った子を見るのは面白くない。絶えず新しいものを探そうとチャレンジしてる人にこそ魅力を感じるし、人は惹かれるもの。

また新しい一年でそういうシーンが多く見られるように自分も子供との時間を大切にしたいと思う。毎日を大切に!その日しかないと思える自分に!!来年も本気でがんばりたいと思います!!

無事に一年間を終える事が出来ました!今日まで関わってくださった選手、保護者の方々、本当にありがとうございました!また来年もよろしくお願いします!!