今日は朝から1年生大会が行われるので、旭丘中学校さんへ堀金コーチと一緒に帯同しました!
天気は非常に良くて気持ちの良い一日でした。大きな怪我もなく、こうして大会を迎えられる事もすごくありがたい事だと思うし、こうした大会に出れば他のチームとの交流も出来る中でまた気付かされる事もたくさんあるので、今日という日をまた大事にしようと思いました。
今日は大会という事もありましたが、みんなにとってはまたインサイドのリフティングの課題をクリアする為の日でもありました。課題を持つ、課題に向かう大切さを実感してきたみんなですが、『課題に責任を持つ大切さ』はまだ欠けています。しなければならないという技術の定義を心が理解してくれてはいません。でも、そういう子が一人でも出てきてしまうとチームという集団は崩れてしまうものです。23名以上のクリアを基準と定めた自分達ですが、これまでもインステップ、太ももと失敗してきています。今日は3種目目の日だったのですが、残念ながら今日も20名とクリアならずという形でした。
大事な事は『責任』なのです。
苦手があるのは仕方がないし、失敗も仕方がない事。でも、どれだけの努力をしているか?なんです。今日失敗した6名は成功した20名よりも本当に努力をしていると言えるのか?どうせ無理だから・・・と諦めていないか?このリフティング一つの課題が今のうちを変える大きな目的である事をまだ分かっていない。チームが、一つになって何かを目指し、その一員が『自分』だって責任感をまだ持っていない。失敗にどうこう言ってるのではなく、『失敗の仕方』に対して言ってるのです。何事も出来ない子は目標の期限まで『まだ○○日あるし・・・』と考え、出来る子は『もう○○日しかない』と考える。日々への大切にする気持ちの重さがそのまま成果となって出てくる。成功した20人も最初は全く出来るレベルになかったものをここまで上げてきている。間違いなく全員が努力をしているんだ。
それをしないで、結果だけで『僕はどうせ出来ないし・・・』とか諦めてしまうような人間では何一つチームを助ける事は出来ないし、それはサッカーをやるという事からも離れてしまうのです。真剣に今やるべき事の優先順位を考えろ!という話はしました。自分という人間、選手のレベルときちんと向き合って、やるべき事はやる。それをチーム全体で整えていきたいですね。
今日の初戦は社中学校さんでした!
どういう状況になってもみんなでフォローしたり、助け合いながらやっていこう!という事だけ話をして送り出しました。早生まれが出れるこの大会でしたが、みんなは最初にスタメンに決めていた夕太くんをスタメンから外す決断もきちんとやりました。目先の勝利よりもやるべき事をする、しないという部分へのこだわりがやっと出てきています。
開始から各自のやってきた良さはしっかりと出ていたし、昨日真剣に勝負をしてくれた2年生のおかげもあると思います。ボール際の強さとか厳しさも含めてしっかりと勝負をする姿勢を出してくれた事でボールは奪える回数も多く、前へ仕掛けられる回数も増えました。全体のバランスも非常に良くて、誰かがミスをしてもカバーをするとか協力をする形も増えて非常に『感じる』という事が表現されていました。特にボールを奪う所に関してはしっかりと強気でやれていたのは良かったし、結果以上にそういった所へのこだわりを持てるようになってきたのが大きな成果だと感じました。
試合は前への圧力をしっかりと掛けて奪った大山くんの先制ゴールをきっかけに全体の緊張感もなくなった感じでした。
日曜日という事もあり多くの保護者の方々も応援に来てくださった事は選手の力になったと思います。
思いがけないミスが起きたり、うまくいかない事も多々ありながらも、それをカバーするみんなのがんばりはしっかりと繋がったし、失点も0で終えたのはとても良かったのではないかと思います。このメンバーでやれる一生に一度の大会。勝ちたい気持ちも大事だけど、このメンバーと一生懸命に目標に向かってがんばれている時間を大切にしてほしい。半年前に比べ、一つのパスに意味が出てきたし、こだわりが出てきた。まさしく『失敗に意図が感じられるようになてきた』という事。自分で考えて、自分で判断し、自分でプレーし、自分で検証出来る。そういう事が出来るべきだと思っているし、そうなるようにしていきたい。
試合を戦っている中で表情、お互いの言葉掛け、動きやボールがない時の位置などに注目していたけど、なかなか目には見えにくい部分かも知れませんが、かなりこの1年生達成長したと思います。技術ではなく、考えるという事の部分。ここに成長が見えた事は何よりもうれしい事です。
最後まで気を抜く事なく、そして2年生達の全力のサポートを受けられる1年生は幸せだと思う。2年生も良い人間が多いから、1年生の為に、とまでは思っていなくてもとにかく全力でやってくれる。
ファルコはセレクションをするチームでもないし、みんなが何かの肩書きを持って集まってくる集団ではありません。その中で一つずつ意味を考えてやってくる事で、本当に自分達でサッカーを出来るようになってきました。『うまくやる』という表現まではまだ出来ませんが、サッカーが出来る、サッカーをやっています!と言えるようにはなってきました。これは指導者主体の指導ではなく、子供主体にやらせたいという思いの一番最初に目指した形です。
サッカーをしている子という形から『サッカー選手に』という風にしたいと思っていたのがようやく出来てきたという感じです。後は、チームという組織へのこだわりを感じてくれればきっと良くなると思います。ここへのステップはなかなか進むのが大変ですが、絶対にやってみせます!仲間を感じ、仲間と一緒にする事の大切さを理解すればサッカーも変化が出てくるのです。自分への挑戦のつもりで、今苦手な事にどのように向き合っていけるか?などの成果をこれからも残せるように日々を大切にがんばっていきましょう!
明日はまた2回戦、勝てば3回戦と続きますが今日と同じく、『今』という時間を大切にしながらがんばりましょう!!