今年のスタート!小学校体育授業♪♪

今日は朝から加美の松井小学校さんで今年最初の体育授業をさせていただきました!!

松井小学校さんはお馴染みと言っていいぐらいここ数年毎年させていただいていて、今年も全学年させていただくのと、八千代南小学校さんも2月からさせていただくので合計で60時間ぐらいさせてもらえる事が出来ます!自分は毎年この体育授業を通して子供達の本音だったり、考えを見たり聞いたり出来るし、サッカーが好きな子、嫌いな子も混同している中で授業をする事の難しさを経験させてもらえる事で子供達と向き合う方法をすごく学び取る事が出来ます。また現場の先生方との対話にもよって考え方を整理出来る事が多く、この時間は本当にありがたいです!

逆に学校側からも毎年お礼を言われるし、自分の授業を楽しみにしていると言ってくださる事が本当に励みになります。自分がちょっとでもこうして教育の現場でも何か力になれたらうれしいし、先生方や地域の方々と一緒になって子供を育てていく環境を作り上げたいと思います!

うがい薬、のど飴、トローチと万全の準備をして登場しました(笑) 小学校の体育ではついついはしゃいでしまって喉を毎年壊してしまうので、大事にしながらがんばりたいと思います!今日は2時間目〜4時間目までの時間を5年生、1年生、6年生という形でさせていただきました♪

すごく良かったのは、恒例のように呼んでくださっている事で、特に高学年の子の成長は素晴らしいと思って見ています!

最初の関わった頃というのはそれこそ今の6年生が2年生の時だったし、その時はコーチが言ってる事もちんぷんかんぷんだったかもしれません(笑) でも、年齢が上がり、考える力が身についてきた事でどんどんと成長していき、クラスが仲間という形でまとまっていくのがよく見えました!特に5年生は唯一の2クラスなので45名と多いのですが、その45名がみんなまとまってやろうとする姿勢がかなりうまく出ていたのはすごいと感じました!

先生方とも年々話す回数が増え、自分が狙いとする事も感じ取ってサポートしてくださるようになっているので、とてもやりやすいです!どうしてもサポートをする時に自分のクラスが何か困っているとすぐに手助けしてしまう先生方が多いのですが、『困りながら自分達で解決する力』を引き出す為のメニューをしているので、その意図を理解してもらう事から始まります。言わば、先生方も成長する為の場でもあるのです!大人が必要以上に関わらなければ子供達は自分達でやるという事をちょっとずつ分かってくださる先生方が増えているのも良い事だと思います!

初対面となった1年生は授業前から少し情報をいただいていて、なかなか大人を困らせる事が多いという風に聞いていました(笑) でも、今はそういう出会いが自分には大切で、自分の事も知らない関係性から自分の言葉が入っていくようになればそれは自分も良い指導者になっているという証でもあると思うので、そこへ挑戦したいと思っています!

初回の今日は・・・・ハッキリ言って玉砕でしたね(笑) 思うようには引き出せず少しうまくやれなかったという感じは残りましたが、それでも反対に『こうくるのか〜!』みたいな発見がたくさんあったので、次回はもっとうまくやれると思います!子供達の様子を一瞬で見抜いたり、軸が誰なのか?どういう事を求めているのか?というものを出来るだけ早く分かれば良いアプローチもしていけるだろうし、そこが指導者としての技量だと思っています。今の自分はまだ技量が低く、下手な指導者だと思うけどこうして場を与えていただき、経験を増やしていく事でいつの間にかうまくやれるようになってみせます!『いつか』と言ってもたまたまそうなるのではなく、一回一回を真剣に向き合っていけば必ずその次が良くなっていくので、その繰り返しをしながらうまくいかない経験も大事にしてやっていきたいと思います!

6年生はもう女の子が抜群に良くて、しっかりしているからこちらが設定に意味を持たせようとがんばらなくても自分達で楽しむ方法を見出す事が出来ます。

これまでのまとめ、と言った感じでみんなの協力する考え方、フォローの仕方、クラスを良くするやり方などを考えてもらいながらやっています!どうすれば楽しいクラスになるのか?楽しい時間になるのか?は自分達、自分次第である事をもう6年生の面々は理解しています。

例えば最後のゲームで4対4でやるのですが『男の子が得点を入れても0点。女の子は10点ね!』と言えば多くは男女を混ぜようとします。ところが思春期な事もあり、なかなかうまく女の子を誘えない男の子もいます。そしてそんな男の子が選んだ選択は、

『男の子ばかりで4人チーム』

でした(笑) もちろん誰が決めても0点ですから勝てません(笑) でも、それでも『勝てなくても負けないようにがんばろう!』と腹をくくり、得点を入れても『いえ〜い!0点!!』なんて言いながら喜んだり(笑)、最後は0−0の引き分けで終わり負けなかった事に胸を張っていました!!

つまり、6年生にもなれば『どちらが良いか?』は分かります。男女で組んだほうが得なのも知っている上で、それでも恥ずかしいから自分達で『勝てないのを分かっている選択肢』を選ぶのです。当然勝てないのですが、自分達で選んだ責任だし、それを受け止める訳ですから問題はないのです。そういうシーンを大人はついつい先回りし、『女の子と組みなさい!』と示唆したがります。それが正解のように言います。でも、大事なのは子供が自分の選択に自分で責任を持つ事ですから、それを分かってやっている事に関しては全く問題ないのです。それよりも、むしろ先生方や大人が『男女で組ませたい』という『美学』を押し付けるほうが問題だという事です。

結果、最後まで誰一人ストレスを受ける事なく授業を終えた6年生は見事でした!!

余ったり、はみだされる子も一人もいませんでした。みんな笑顔で、みんな夢中になってボールを追いかける姿はとても素晴らしい光景でした♪もちろんこの中でサッカーを好きかどうか?って聞かれたら半分以上は好きとは言わないはずです。むしろ嫌いなほうが多くて当たり前。でも、やり方次第で、自分の考え方次第で状況は楽しくなるものです!それを知ったみんなは有意義な時間を過ごせる訳です。

6年生にもなればここまで出来るようになっているのは、やっぱり日頃の先生方の関わり方も変化が出てきたからだと思います。大人主体、大人の基準で考えを押し付けずに『子供の意見を聞ける』ようになった成果ではないでしょうか?こうして何年も声を掛けていただいた学校がどんどんと良くなっている様子を見ると本当にうれしく思います!また今日からの2週間という時間を本当に大事にしながら楽しみたいと思います!

最後は給食を6年生と一緒にいただきました♪とても美味しかったし、みんなとたわいもない話をワイワイ出来る時間は最高でした!!明日はまた違う学年で出来るし、楽しみにしたいと思います♪