今日は朝からまた八千代南小学校さんでの体育授業を3時間させていただきました!
今日はこの小学校を卒業し、八千代中学校で育った八千代生まれの隆次くんが一緒にやらせてほしいと言ってくれていたので参加してもらいました。隆次くんは子供が好きで指導もしてみたい、という思いがある素晴らしい青年です。今年高校を卒業し、高校は岡山の作陽高校へ進学したのでサッカーの経験はもちろんですが、親元を離れて寮生活もした事で本当に人間的に成長しています。そんな隆次くんが好きに遊べる時間に八千代少年サッカーを手伝ったり、ファルコに顔を出してくれたり、こうして小学校の体育にまで来てくれたりするのは、やっぱり育った地域への恩返しみたいな気持ちもあるようです。小学生の頃は元気過ぎて先生も困らせていた隆次くん(笑)、その時の学年がなかなかの年代で、どうにかしてほしいという学校からの要望でこの学校での体育が始まったきっかけが実はこの隆次くんの年なんです。そこからもう7年目にもなり、こうして今も出来るのはありがたいし、自分にとっても母校なのでうれしい気持ちがあります。
こういう若手が育っていくと地域にとって大きな財産となっていくはずです!今日は一緒に授業をしながら大切な事は何なのか?なども話しながらやるようにしました!
今日は2,3,4時間目の授業で、1年生、3年生、5年生という流れでした!!
1年生と5年生は今年度は初めてでもあったのでどうなるだろうか?と楽しみでした♪
まずは1年生でした!!圧倒的な元気と世界観を持ち合わせている1年生(笑) そんな1年生にも何が大事なのか?という事はきちんと伝えていくようにしました。まずはどの学校でも同じですが『話を聞く』事からスタートします。やりたい事をやる為にはルールを聞かないといけないし、そういう時に自分の好きな事をやってしまうと多くの子に迷惑が掛かってしまう事、そんな事を経験させながら伝えていきます。
楽しくない時間は必ず誰かがルールを守っていない時
という事を言いました。みんながルールを守れば絶対に楽しくなるんだよ、という事を教えてから授業を進めていきました。そしてやりながら、
『みんなはどんなクラスが良いと思う?』という事を聞きます。
これはどの学年にも聞くのですが、やっぱり先生(大人)が作りたいクラスではなく、自分達が『学校に行きたいと思えるクラス』にするほうが大事なのです。その為には自分が周りの為に何かをする、考える事が大切である事をみんなで考えてもらい、良いと思う事は行動にしていく事を常に考えてもらっています。
押し付ける事はやりません。考えてもらった上で自分が思う良い事は自分でやってもらう、という事がこの授業では気にしている点です。大人が自分の為に見た目を整えさせるのではなく子供自身がどうなりたいか?どうやるべきか?を考えて行動する事を大事にしています。
みんなは大人(親・先生)に『こうすれば良い事なんだよ』という風に教えられる事が多いから『言葉だけ』になっている事もたくさんある。今日も仲間を助ける人数集めゲームをやると、余ってしまった子に気付く事なく、自分さえ良ければ良い、って子もやっぱり多い。でも、そういう子に『どんなクラスにしたい?』と聞くと、『協力する』とか『仲良しのクラス』なんて平気で言います。そういう言葉と行動のギャップをきちんと埋める為の話とか気付かせる事をもっともっとやるべきだと思いますね。
各学年に必要な事、または不足している力は何か?を最初に見極めてメニューや環境を提供していく、という事が今は出来るようになってきました。
リーダー不在?男女仲?ワガママだらけ?すぐにケンカが起きる?女子が元気がない?男子がない?
など、一つのクラスを見ても理由は様々。そのバラバラの理由の中でもこちらがやっていくべきテーマは共通して『自分で楽しいクラスをつくる方法』を考えさせています。みんな楽しくない状況は『人のせい』にします。それは先生方も同じかも知れません。自分が楽しくない、腹が立つのは子供が悪い、って感じで・・・。そうではなく、楽しくないのはいつも『自分が招いた事』だと分かってもらわないといけません。人のせいにする子は常に人に何かを期待している人です。自分にとって好都合な事が起きるように他に期待している人が、反対に不都合な事が起きると全部人のせいにするって話です。それは一番面白くならない理由と言えるし、子供にはそういうのがどっちにも転ぶ時なので良い選択をしてもらえるようにしたいと思います。
今日は同じメニューをしても、3学年それぞれの考え、カラーみたいなものが見えて本当に良かったと思います♪
人と関わる事が自然に出来ると本当に幸せとか楽しいと思える経験を多く出来ます。
今日参加してくれた隆次くんとも話をしましたが、すごく実感している一人だと思います。八千代という地域からファルコで八千代以外のメンバーとサッカーをしたり、北播選抜でより広い仲間としたり、高校では県外に出てさらに広い地域のメンバーと出会ってサッカー(同じ目的に向かってがんばる)出来た事は大きな財産なのです。だからこそ、今日みたいな初対面の子供に出会っても子供のほうから寄ってきます!子供はどういう人が良い人なのか?を本能的に感じ取りますからね!子供との距離を空けて『俺にはこれがちょうど良い』なんて言ってる、思っている人もたまにいますが、それって子供から避けられているだけ、って人もいますから(笑)
子供が自然と周りに集まっている大人に悪い人間はいないって事です。それは純粋な子供だけが感じ取れる空気感みたいなものだと思います。今後コーチもやってみたいと言っている隆次くんにとっても何か感じ取れた一日になったのではないかと思います。
こういう若い人材がどんどん増えてくるとこの地域も元気や活気が出てくると思うし、その為の地道な活動、こういう若手が活躍出来る舞台を整えられるようにこれからもがんばっていきたいと思います!!