司馬遼太郎『この国のかたち』

たまたまNHK(テレビ)をつけながら用事をしておりますと、

21時からの「NHKスペシャル」が

司馬遼太郎さんの番組でしたので、

手を止め「かぶりつき」で観ていました☆

ほんと、久しぶりに素晴らしい内容の

TV番組を観させて頂きました(^人^)。

明日21時からもこの続編があるようですので、

必ず拝見させて頂きます!

司馬遼太郎さんがお亡くなりになられ、

もう20年が経つんですね・・・早いです。

司馬さんが憂えながら逝った『この国のかたち』・・・

これからどうなってゆくのでしょうか。

そう思うと、心が痛みます。

私は1999年春に大学を卒業後、

「自分探し」をしていた時代に司馬遼太郎さんの

この『この国のかたち』と出会い、

この「日本人」というものを通して

「私のこと」が知りたいと思い、1巻のみを購入しました。

ふっと思い出して5年程前、

今度は2〜6巻(全6巻)を東大阪市にある

「司馬遼太郎記念館」で購入しましたが、

結局1巻しか読んでいないことを

つい先程思い出しました(凹)。

早速、今晩からちょっとずつ読んで行き、

司馬遼太郎さんを含め、

我が国の先人たちに恥じない生き方を探り、

実践して参りたいと改めて思った次第でございます(^人^)。

23〜4歳の頃から比べて、

少しは司馬小説の真髄が分かるようになっているかなぁ・・・?(笑)

・・・今晩のNHKスペシャルの中で、

「外部から遮断されている島国だからこそ、

我々日本人は外部(外国)に対しての【好奇心】が強い。

そして神仏習合を始め【無思想の思想】

〜一つのものにとらわれない柔軟な思想〜が

今の日本人・日本国家をも形成し続けている」

とおっしゃっていました。成程。。。☆

【以下、司馬遼太郎さんの

『この国のかたち』についてのメッセージ】

・・・ともかく、十九世紀までの日本がなくても、

ヨーロッパ史は成立し、アメリカ合衆国史も成立する。

ひねくれていえば、日本などなかったほうがよかったと、

アメリカも中国も夜半、ひそかに思ったりすることがあるのではないか。

しかしながら今後、日本のありようによっては、

世界に日本が存在してよかったと思う時代がくるかもしれず、

その未来の世の人たちの参考のために、

とりあえず、六部が浜辺に描いたさまざまな形を書きとめておいた。

それが、『この国のかたち』と思ってくださればありがたい。

そして番組最後に登場した司馬遼太郎さんの

「道なき道」の書が紹介されており、

ますます深く感動いたしました。

「道が無いから諦める・・・ではない。

道なき道、だからこそ自分たちのため、

そして後進の為に創造し、歩み続けるのだ」。

・・・そんなメッセージを私は感じた次第です。

未知なる悠久の道を、

我ら日本の先人たちが絶えず歩み続けて来られたこそ、

この地球上から日本並びに日本(大和)民族が消えることなく、

今の日本が在る。今の私達日本人がいる。

私も道なき道を歩んでゆこう。そう決意いたしました。

【NHKスペシャル 公式ホームページ】
https://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20160213