今日は朝からまた八千代南小学校さんでの体育授業をさせていただきました!!
今日は2,3,4時間目を6年生、4年生、3年生という流れでやりました。6年生と4年生は今回で終わりで、3年生は今日と明日で終わりになります。2週間やらせてもらってきた体育も残す所は明日一日となりました。最後まできちんと自分に出来る事をしっかりやりたいと思っています!
朝から快晴に恵まれて非常に良い天気だったのですが、早朝からの冷え込みによってグランドは一旦凍ってから溶けるというこの冬の時期ならではの現象が起きてしまい、ちょうど気温が上がってくると溶けてドロドロになってしまいます・・・。なので今日の2,3時間目はグランドが少し緩くなってしまい足場が悪い中での授業となりました。ただでさえサッカーや体育は苦手、嫌いだと思っている子が余計に嫌になるような設定になりました・・・・が、自分自身がこうした時の考え方をいかにプラスにするか?が子供にとってもプラスになるかどうか?になると思っていたので、こうした『良くない状況』でどのようながんばりを出せるか?それを引き出せるか?自分への挑戦のつもりでやりました。
今日はまず6年生からのスタートで、昨日の授業では男子と女子が入り混じって元気にやるきっかけを得ていたので、今日は最終でさらにそこが良くなるようになるべく混ぜて行うメニューにしようとまず考えました。
そして、最初はサークル鬼ごっこをやって班対抗でやってもらったので男子も女子も、『仲間の為に』という気持ちでがんばってくれていたししっかりと取り組めていたと思います!
次は2チーム対抗でマーカーを使って、その上にボールを置いてリレー形式で勝負をするようにしました。最初はただ走って置いてくるだけ、次はそのボールを取ってくる形。その次は同じ要領でドリブルをして行ない、またドリブルをして帰ってくるという事で4ゲームやりました。最初は片方のチームが順調に2連勝したのですが、作戦タイムでしっかりと自分達で改善し、そこからの2連勝で同点となりました。各自がチームの一員として意見を出したり、良い方法を考える事が出来るかどうか?が鍵でしたが、ここでは関わりがまだまだ足りないし、クラスみんなで何かをする、という事においては弱い部分が見えました。
そこからは手繋ぎサッカーを今日もやりました!
昨日スムーズに出来ていた事もあって、今日も女子が入っているグループのシュートは10点という事で設定をすると、男女入り混じってチームを組んでくれました。6年生にもなると手を繋ぐのは恥ずかしいという気持ちもあるのは分かりますが、楽しさ、喜びはそれ以上のものがある事を昨日経験してくれた事もあって、今日はわりとスムーズにチームが機能していました。女子もアイデアを出し合ってチーム、グループを決めるのに参加していたし、もちろん試合でもしっかりとみんなが動いてプレーしてくれました!!
勝敗以上に、作戦の決め方や特にスクールでもがんばってくれている由起くんのクラス、チームへの声掛けや、自分が犠牲になってでもチームを助けるとか、割り切るとか、本当に素晴らしいものを発揮していました。クラスには必ずこういう存在が必要で、彼が持っている人間性なのでしょうが、その言葉だけで片付けるのは申し訳ないぐらい、色々な経験の中から『こうしたらみんなが楽しくなる』という事を分かってやってくれているんだと思うし、その考え方、行動力は指導者の自分も多くを見習うものでした!
4年生は最終回にも関わらず、体操服を忘れてしまう子が多かったのは残念でした。
ですが、その忘れた子達には理由と改善策を考えてもらいました。自分がやるべき事をしないとやっぱり良くない事やルールを守る事、ルールを決める時の関わり方など4年生には問題が山積みです。常に自分の事しか考えていない子は出てきてはケンカが始まり、人のせいにして終わり・・・。という流れが続いていたので、昨日と今日は問題が何故起きているのか?何が問題なのか?自分は大丈夫なのか?という事を向き合ってもらいながらやりました。
女子は男子のせいにし、男子は女子のせいにする。そういう雰囲気があるから男女間の関係性も良くない。ただ、それは理由も原因もコーチの中ではハッキリしているので、そこに気付いてもらえるか?口先でみんなが言う『みんなが仲良いクラスにしたい』という事への責任をどのように果たしていけるか?をやりながら問い続けていきました。みんなもしっかり心も体も育っていますから、ゆっくりきちんと話せば意味を理解します。慌ててもクラスや集団というのは良くならないのですが、原因に目を向けないと改善も出来ません。そこの意味や考える習慣を大人のほうが整えていく必要があると思います!
最後は3年生でした!!
3年生も成長過程のど真ん中という感じですね。当たり前に出てくる問題と向き合いながら成長している段階という感じです。がんばれば壁が出てきて、その壁を越えていく、そんな事を繰り返しながら子供は、人は成長していくし、それがうまくやれている学年に思います。男女間の仲も良いほうだと思うし、クラス全体の空気も悪くはありません。
ですが『悪くはない』というのは『もっと良くなる』という意味でもあるし、その為には『私は関係ない』という子をなくさないといけません。何か問題が起きるとその当該者だけが目立つし、見られがちですが、実は集団という中で起きる問題は『自分から何もしない子』のほうが問題なのです。目立たずに、何もしない。それも大きな問題なのです。
自分がいる場所(クラス・学校)を自分の力で良くしていく事が大きくなっていくまでにみんなが考えるべき事なのです。常に誰かに任せて(班長・委員長・児童会など)良くしてもらう事を期待ばかりしているから『自分は不満ばかりを口にする』のです。自分にもっと出来る事はないか?と考えている人間は人の悪口や不満は言わないものです。
だから3年生は悪くはないけど、人に任せている子もまだそこそこいるからそこが変化していくと本当にみんなが笑顔になる学年が出来ると思います!来年度からは統合もするこの学校では一人一人が良くする意識を持たないと新たに仲間が加わった時に、またそういう子に対しての不満などを口にするばかりとなる。それでは良くなる訳がないし、良くなるという事は人数の多さではなく『良くしようとする一人一人の自覚』で決まるという事。
今の八千代南小学校さんでずっとこうして毎日やっていると、この力が本当に弱いと感じる。だから不満や愚痴、文句の数がものすごく多い・・・。しかも困るのは『無意識に出る』ぐらい悪い言葉のほうが習慣化されている事です。だから、いきなりは良くならないとしても、ちょっとずつ出てくる言葉をプラスのものにしていく努力を先生が手本として見せていく事と友達を思いやる気持ちを持つ必要があると思います。
第三者として見えている事を今後も活かせてもらえるか?は学校の体質だと思うのでこちらが注文出来る事ではありませんが、今後もこの地域に住む大人の一人として学校が活気ある場所となるように微力ながら力を注いでいきたいと思います!