今日は朝から紅白戦を行ないました!!

昨日は久しぶりの試合を行った事でそれぞれにサッカーに対する気持ちを含めた課題が全て出たと思います。それを受けて今日はどのように向き合ってくれるか?という事を考えていたのですが、あまり変化は見られずにみんながどんな一日であっても家に帰れば完全にリセットされている事が改めて分かりました。それぞれの育った環境へ帰るとやっぱり甘えるし、リセットされる。家という場はそういう場所であるのは当然だけど、継続した変化を求めるのはやっぱり難しいと感じる。伝えたい事がその日にリセットされてしまうと、また次も同じ事を言わないと進まない。そうやって本当に少しずつ少しずつでしか前には進まないものだと実感しながら今日もがんばろうと思いました。

準備はテキパキと済ませて試合は出来る環境は整えてくれました。非常に早いしスムーズに行えている。ですが、まだ半分以上は自分の意思で仕事を見つけているとは思えません。人がやっている事を真似してやる。それは悪いとは思いません。ですが、その真似すらも『自分が良いと思って』やっているかどうか?です。とりあえず真似をしていれば怒られない、問題ない、という感じに見えてしまう事が問題。それではサッカーもうまく機能させられないのは当たり前。誰かの真似ではチームを助けられません。自分らしさ、自分にしか出来ない事に早く気付く事が大事ですね!

今日は検証をたくさん出来るようにと試合は4本行ないました。

合間の検証がゲームの中でまた出せるかどうか?のチャレンジを増やせる事が大事でした。みんなは顔を合わせて話すのが苦手です。全体の輪の中に何となくいる事はあっても、自分から意見を出したり相手の意見を聞き出すという事をやろうとしません。だからいつまでも自分が変わらないのです。やってみよう!というアクションすらないから変化がない。その事に気づかないといけないし、今日はそれを主将にも伝えましたが自分達で考える材料にしていかないといけません。毎日何かを考えて、何かをやっていく。練習をやるのは当たり前で、その練習を『どのように取り組むか?』の中身の話をもっとしなければなりません。人に頼ったり、人に押し付けたり、身勝手にする、という失敗は何度もしてきているはずです。その度に、自分自身が結果的に嫌な思いをしているのですから。。。

全員どれかを必ず経験しています。楽しくないと思う時は必ずどれかをやっているからです。常に楽しさを感じる、獲得出来る選手というのは仲間の為、周りの為に何かをやり続けている選手である事を自分が伝えていこうと思っています。

非常に強い風の中行ったのですが、そういう中でもやるべき事は変わりません。

今チームとしては『少ないタッチでプレーする』事をやろうとしています。ですが、これは『少ないタッチ』が目的ではなく『少ないタッチで動かすには周りが早く動く事が大切』だと理解してほしいという目的です。子供達は試合中に『少ないタッチを意識して!!』と自分達に言い聞かせるように言いますが、目的はそこではなく『もっと全員が受けれる準備をしよう!』という事になるべきなのです。ここが変化すれば、『ここなら助けられる!』という感覚が分かるだろうし、それが分かれば攻守において仲間を助けられるようになる。

言われた事しかしないままでは仲間を助ける事は出来ないけど、自分から考えてやれば必ず何かの力になる。正解ではなくても、チームが納得する力にはなる。それを各自が見つけてほしいという事です。その上で各自の個性が出していける選手は間違いなく良い選手であり、成功していく選手です。チームのコンセプト(狙い)を理解し、自分の特徴を常に出せる・・・チームでも周りに信頼をされている人間というのはそれが出来るかどうか?です。出来ない選手はまず『自分の責任を果たす』事に力を注いでほしい。そして、それが出来たら満足するのではなく、次はその責任を仲間を共有するのです。そうすれば自然と仲間を必要としてくれるし、一緒にやれる喜びを感じるようになる。それが大事なのです。このファルコで学んでほしい事なのです。

上辺だけの変化(身長・回数・記録)ではなく、本質(考え方・関わり方・動き方)を変えないといけません。

今日の紅白戦を振り返ってみても『いつも同じ事でミスしている』子が多くないですか?出来る事もいつも同じ事だけになっていませんか?それが答えです。いかに上辺だけになっているか?です。中身を変える努力をすれば失敗の仕方も変わる。そうすれば見える事も、考える事も変化していく。そういうのを『成長』って呼ぶのです。

自分の世界だけで満足、完結しないでもっと周りを見てごらん、と言いたい。自分の周りには自分が『やった!出来た』と思っている事を『当たり前に・普通に』やっている選手は山ほどいるのです。比べるという事ではなくそういう事実も知らないといけないという事です。つまり、努力に終わりはなく出来る事には限りがないという事。限界を作るのは自分自身なのです。もっとやれる、もっと出来るってずっと思い続ける強い信念は必要になってきます。

中身のある選手が育つように、これからも関わりを考えながらやっていきたいと思います!努力出来る事に喜びを持ってがんばれる自分になりましょう!!