政府 食育推進基本計画を決定

政府は、今後5年間の食育推進基本計画を決定し、公立中学校での学校給食の実施率を90%以上に、食品に含まれる塩分や脂肪の低減に取り組む企業を100社以上に、それぞれ増やすことなど、合わせて21の数値目標を盛り込みました。

政府は、家庭や学校、地域で、食育を総合的に推し進める必要があるとして、平成18年度から5年に1度、食育推進基本計画を取りまとめていて、このほど、新年度から実施する第3次の計画を決定しました。
それによりますと、ひとり暮らしや、ひとり親家庭が増えるなど、家庭状況の多様化に対応して地域での取り組みを促すことや、生活習慣病の予防などの「健康寿命の延伸につながる食育」、それに和食がユネスコ無形文化遺産に登録されたことなどを踏まえた「食文化の継承に向けた食育」など5つを重点課題に掲げています。
そのうえで、公立中学校の学校給食の実施率を昨年度の87.5%から90%以上に、食品に含まれる塩分や脂肪の低減に取り組む企業を昨年度の67社から100社以上にそれぞれ増やすことなど、21の具体的な数値目標を盛り込みました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160318/k10010447611000.html

◆第3次食育推進基本計画骨子
http://www8.cao.go.jp/syokuiku/more/plan/public/pdf/20151215/kosshi_3rd.pdf

◆食育推進/内閣府
http://www8.cao.go.jp/syokuiku/index.html