いろいろ変な東武練馬駅と北野湯

北野湯は東武練馬駅近くから徳丸、高島平を結び、バスも走っている不動通りに面しています。両側に店舗スペースがあるちょっと変わった建物で、脱衣場、浴室など内部は伝統的な構造です。玄関前の柱など、昔はモダンだったと思われる建物ですが、ちょっとくたびれてきているような気がします。浴槽背後には富士山のペンキ絵、若干壁が傷んでふくれてきています。
内外とも手書きの張り紙がめだちますが、特に薪で沸かしたお湯の効能を書いた張り紙が多いです。ではお湯はどうかというと、これが実にいいです。板橋区は全体にぬるめと思っているのですが、ここは熱めで、それも心地よい熱さ、あちこちに張り出すだけの価値あるお湯でした。湯加減にはかなり気をつかっていらっしゃるようです。
北野湯 板橋区徳丸1-32-8 15:00〜23:30 火曜お休み 東上線東武練馬駅から5分

東武練馬駅はかなり場所的に無理があり、長ーいホームの端の改札を出ると、踏切ということもあっていつも人であふれている感じです。当然バスやタクシーのスペースは取れませんが、実は駅北側の大規模小売店舗にバス停とタクシー乗り場があります。信号を渡らなければならないのでちょっと不便ですが、これはこれで鉄道会社と小売店舗が共存しているのかもしれません。
ところでなぜ駅にスペースがないのかというと、東武練馬駅の北側は谷になっていて、駅近くへ道路が入ってこれないのです。北野湯から不動通りをまっすぐ行ければ駅なのですが、一度西へ曲がってう回しないといけないようです。
それに東武練馬駅って所在地は練馬区でなく板橋区内(徳丸二丁目)なのですが。東上線が練馬区内を通るのは東武練馬駅の近くのごく短い区間だけなので、どうしても「練馬」という名前を付けたければこの駅しかないとは思います。と思っていると、1月から「大東文化大学前」という副駅名がつきました。大東文化大学って三田線の西台駅の近くにあって東武練馬駅からはちょっと遠いのですが、スクールバスが練馬駅付近から出ているということで。