今日は朝から練習試合を予定していたのですが、夜中から強烈な風雨でグランドは使えない上に活動すら危ぶまれるような天気でした。ですが、予報は昼ぐらいには回復するという事と警報にはなっていなかった事もあり、体育館での練習を行う事が出来ました。

昨日のクラブ大会では勝利という結果と反比例して大事な事を見失っている事を話しました。一日一緒に帯同しながら今中代表とも話していた事だったのですが、今のみんなが求める目先の結果が欲しいだけの活動をするのならば最初からメンバーを決める基準も技術がある選手と割り切れば良いのです。でも、新チームになって最初に目指す目標を当たり前の基準を高める選手に、という事にしたみんなの責任からしてもやっている事は矛盾しているんだという事を自覚してもらいました。がんばったから得られた勝利である事は間違いないけれど、がんばる方向性であったりもっと大事なものを見失ってはその綻びも必ず出てくる事を理解してほしいのです。

だから勝利をした後にこんなに言われるのはしんどいと思う子もいるかも知れないのですが、勝利したからこそ考えなければいけない事にもっと頭を使わなければなりません。

その意味と考え方を最初にミーティングをして説明しました!

どうしてそうしないといけないのか?このファルコでの時間とはみんなにとってどういうものなのか?という事を考えてもらいました。ただ、ひらすらサッカーをやっていれば良い、という言葉で言うのは簡単ですが、ひたすらやるという事もしません。ひたすらで打ち込まずに、尚更来た時だけやるという今のやり方でやっている数名の子には本気で考えてもらわなければなりません。自分がサッカーを続ける事の意味をもう一度考えてもらうようにしました。1年生も合流し、上の学年になってしまったみんなが中身も含めて手本になれるような存在なのでしょうか?そうじゃないならどうしないといけないのか?を考えて毎日を過ごしてほしいと思います。

そこで今チーム全体が考え直すという事もあって、今日はチームを思う底力があるかどうか?を試す機会にしようと思いました。そこで用意したのは『ブルガリアシャトルラン』と呼ばれるものです。

20mの距離をシャトルランしていくのですが、セット数が増えてくると足は止まるし、頭の中も疲労感に支配されていきます。それでも、そういう時に『がんばろう!って思えるかどうか?』です。

3年生から順番に背番号順でやってもらいました。一人一発勝負でやるという事で全力をどのように出し切り、質の高い子とどう向き合ってくれるか?です。自分よりも下を見れば、それはそれでいくらでもいるけれど、そういうではなくがんばっていると思える人と比べられる質の高い自分になりましょう!!

自分達はこれまで本当にがんばってきた!!『つもり』の2,3年生は粘る力で1年生にも負けてしまうような事も起きました。もちろん1年生がすごくがんばっているのもあるけれど、2,3年生のがんばりが足りない子は必然的にやられていました。

差はたったの1秒や2秒だけだったけど、それでもどういう準備をするか?で決まってくると思うし、この『たった数秒』の為に日々の努力をしてほしいと思う。サッカーの1秒はとても大きく貴重だから、そこを貴重だと思える自分になる事が成長に繋がると思います。

精一杯の自分は出しきれましたか?ですが結果は最後に伝えた通りで上の学年が納得いって良いものではありませんでした。でも、言葉だけなら誰でも決意は言えます。大事なのは、行動で示す事!諦めず、下を向かずに、ひたすらにがんばりましょう!!