今日は2,3年生の大会を終えてから帰ってきて、今度は1年生と参観日に参加していた2年生を加えての練習を行ないました!!
参観日があったのですが、なるべく明るい時間帯で日差しにも慣れさせたい事もあって夕方からの練習としました。こちらに戻ってきても寒さは同じでしたが、それでも熱い心を持って1年生にも大事な事はたくさん伝えていきたいと思いました!
チャレンジ塾での陽向くんも参加をしてくれたので、人数も大会に19名、練習も19名とちょうど半分になっていました!!2年生にとっても大事な事を学んでほしい気持ちで今日の練習では伝えたかったのは『自分の意思で周りの為に動けるように』という事をテーマにしてやっていきました。
寒さもあったので、まずはアップで十分に体を動かしてもらいました!!
ドリブル、ターンを入れながら2人組でやってもらいました。ポイントや注意点も色々ありましたが、それよりも大事にしていたのは2人でやっている事の意味を伝える事でした。近年、個々で色々なスクールに出掛けたり、ネットで検索したりすれば各自の技術を高める方法は山ほどあって・・・それによって各自は本当にうまくなっていると思います。ただ、もっと根本の大事な『どうしてそれをやるのか?』という事の意味は全く考えていません。『このフェイントが出来たらうまくなった』と勘違いしている子や、もしかしたら保護者の方でもいるかもしれません。
そうではなく、『どのタイミングでそのフェイントを使えば有効か?を知っている』事が大事なのです。今日も色々伝えましたがその中でも『過ぎてから、結果が出てから後悔、反省する前にまずは自分からやってみる、やりきってみる習慣を付けなさい』という事です。1年生は抜群にサッカーがうまいな〜って思う部分もある反面、『気付きの能力が本当に低い』と思う所もあります。
目の前に没頭すると、周りの事が全く見えません。
だから先輩が、後輩の為にチームの仕事をしている事も見えていないし、気付いていない。こういうのは言われるものではなく、気付く感性をどれだけ持っているか?なのです。能力の一つなんです。
そこが1年生は残念ながら低い。ただ、言われた事に対しての反応や素直な部分は多いから、そこを活かせば十分に感性も磨いていける。それが顕著に出るのが同じゲームを数回やれば変化が出るという所です。何も考えていないのであれば何度やっても同じですが、考えたり、アドバイスを聞いてくれるから変化が出るという事です。
今日も序盤は自分の中で終わっていたような感じがちょっとずつあがいてくれるようになったり変化が見えました。がんばろうとする姿勢、やってやろうとする姿勢、見えてきています!!
各自がどのポジションで何をするか?
も途中に長く説明をしました。ここで時間を割くのはもったいないと思うけど、先を見て将来のみんなが出来るようになる事から逆算すれば今時間を掛ける必要性は絶対にあります。目の前の事だけを考えるのではなく、先からの逆算。逆算をしてからの『今』を伝えていきたいと思う。
絶対に今しないといけない事!考えないといけない事!を伝える作業。
こんな事もあるといいね!出来るといいね!というアイデアを伝える作業。
こっちはどうだろう?それしかないかな?という選択肢を増やせる作業。
ここで引いてちゃ終わってしまうぞ!前向きにしないと何も残らないぞ!って背中を押す作業。
出来ているぞ!やろうとしているぞ!!すごいぞ!!ってモチベーションを上げる作業。
指導者とはそういった様々な『手法』を用いて、『目的』へと向かわせる大切な役割を持っていると思います。
保護者の方も多いと思うのですが、『伝える事が目的』になってしまうと子供を追い込んでしまいます。伝えるのはあくまで手法であり、その伝えた材料を元にして子供自身に考えさせるべき事が本来の目的のはずです。
ここを大人が先に急いだり、焦ったりするのではなく冷静に、でも大事な所では強く、メリハリを持って伝えていきたいと思います!
まずは一選手、一人間としての自覚と責任を持つ事。そこから入っていきたいと思います。自分一人の力でこの場でサッカーが出来ているのではない。だからこそ、周りへの感謝を忘れずにそういう人や環境に感謝をする意味での努力が出来る人間になりましょう!!