今日はナイター練習でした!!

まだ中学校にも慣れていない1年生にはゴールデンウィークの3連休をしっかりと楽しんでもらえたと思います。がんばる所と楽しむ所のメリハリはいつも大事にしてほしいと思います。その連休中には大会を通して一歩前に進もうとがんばっている2,3年生の努力が形として出てきている所です。ですが、この大会という現実を経験した時にどうしても『大会での結果』というものにまた目が行きがちになるので、そうではなくあくまで自分達の目指す形への努力を惜しまずやっていく事を忘れないでほしいです。

久しぶりに全員が揃ったのとチャレンジ塾の陽向くんを加えたメンバーで一緒にがんばりました。天気が悪かったので室内となり、少し窮屈だったのですが室内だからこそ出来る事も含めて『考えて行う』事を徹底してやるようにしました。メニューを特別変えるのではなく『中身を濃くしていくようにする』のが大事です。その為に、一回一回のプレーに意味を持たせる事を今後も追求していきたいと思っています。

室内では『個の考え方』にフォーカスしていこうと思っています。

ここでの個の考え方とは、自分自身の技術や考え方+仲間と繋がれる考え方も含めてです。個人戦術という言い方にもなると思いますが、サッカーの『個』ってあくまで11人の中の一人という考え方だし、他の10人との繋がり、関わり、信頼みたいなものがあってこその一人だと思うのです。今のチームは今大会を通して大会参加チーム内で一番技術は低いチームかも知れないと本気で思ったぐらい周りはやっぱりうまかった。でも、勝利も出来たのは『チームみんなが同じ方向を向いていた』からだと思う。チーム一丸なんて言葉が当てはまるような雰囲気を毎試合出してくれていた。最初は勝ってる時だけ、うまくいってる時だけ、のチームだったけど最近はうまくいかない時間との向き合い方がうまくなってきたし、特に春休みに変化してきたと思う。技術だけで勝利出来ないのがサッカーだし、技術なしでは勝てないのもサッカー。矛盾しているようでしていない面白さがあるスポーツ。だからこそ常に両方を磨く必要があるのです。

そういう事を考えながら今日は今中代表と堀金コーチにサポートを受けてがんばりました!

いつもやっているメニューの流れは同じでしたが、中身や考え方の部分は細かく、何度も言いました。そしてそれをやる理由も付け加えていきます。

言われて、やらされて・・・・って子供がよくなるパターンを変えないと前には進めません。自分は『伝えたつもり』でも目の前の子供が出来ていなければそれは伝えたとは言えません。ここを子供のせいにするのではなく、自分自身の課題と考えてやっていく事を繰り返していきます!

今日はドリブルをやりながら何を意識するのか?という事をとことん言いました。ボールを触るだけ、リズムやタイミングだけではなく意図的に相手をかわすとかボールを動かすようにする事。プレーエリアの確保の為に腕を使う事など何度も説明をしながらやっていきました。少しずつですが、頭を使いながらやろうとしてくれているし、良い変化をしている2,3年生のおかげで1年生も非常に良い意識、高い意識で取り組んでくれていると思います!

最後の2対2までは細かい事も伝えながら色々やっていきましたが、最後の2対2では距離を置いて見守りました。

自分が伝えたものを実戦形式の中で意識して出せているか?などを確認する為でした。残念ながらやっぱり目の前の勝敗に一喜一憂したり、それだけで満足している子のほうが多いのが実情でした。。。悪いとは思いません。ですが、それではうちのようなチームは強くはなれないのです。覚えた事を実戦で出せるかどうか?ファルコで学んだ事を日常で出せるか?と同じです。そうならないとみんなは変化したとは言えないのです。コーチが観ている前だけでがんばっている選手なんて試合で足を引っ張るだけになります。コーチが観ていない場所でがんばっている事、ファルコでのやっている事が出せている子が成長していく人間なのです。

その考え方ですね!間違えないように!!コーチは『コーチの言う事を聞ける選手』を育てたいのではありません。そうではなく『コーチの意見も聞いた上で自分なりのやり方を出せる』子を育てたいのです。人の話は素直に聞ける。でも、自分という芯はなくさない事。良い選手とはそういうものです。

今日は最後にベゼルさんからも言われているトレーニングを2,3年生は2セット。1年生は1セット行いました。

かなりきついトレーニングですが、みんなが苦しくなってもがんばれるチームになりつつあるのは分かっています!確かな成長をしているみんなは苦しくなっても声を繋げるようになってきました。人に合わせるのではなく、自らの意思で、チームの為に、です。こういう空気は前向きにやる為には必要だと思います。普段はおとなしい子も声が出るようになっています。恥ずかしい事じゃない事をみんなが気付き始めています。そして、その声がチームや仲間に力を与える事も理解しつつあります。

みんなで乗り越えた達成感は一人での満足感を遥かに凌ぎます。だからサッカーは、チームスポーツは多くの感動を味わえるのです。そんな感動出来るチームにみんなはする力を持っていると思うし、これからもみんなで力を合わせてがんばっていきましょう!!