今日は夕方からの紅白戦を行ないました!!
テスト休みや修学旅行などで人数がなかなか揃わずに大きなコートでのゲームが出来なかったこの2週間からようやくみんなが戻ってきたので今日はフルコートでのゲームをメインと考えていました。全体が戻ってきて、人数的な活気としては非常に良かったのですが同時にゴールデンウィークを終えて1年生も学校生活に慣れつつあり、少しずつ緩みが見えています。最初の緊張感を維持するのは難しい事ではありますが、常に今の状況よりも良くしていく意識を持てばダラダラする時間は減るはずです。ミーティングの用紙もきちんと見ない、確認しないで間違える1年生。2年生には忘れ物があり、3年生も練習に必要な用具を忘れてくる子がいたり・・・全体として緩みが形となって表れている今こそ引き締めていかないといけないと思います。
梅雨を迎えると体も重たくなってくるのですが気持ちまで重たくならないように、前向きにやる事と考える事。良くなっている子もいるし、良い所は良いと認めながらやっていきたいと思います。
昼間は嫌な天気で小雨が降り続くような天気でしたが、練習開始に合わせて晴れてくれました!!
思い切りグランドいっぱい使ってサッカーが出来るのはありがたい事だし、そういう中での感謝の気持ちも持てるといいですね!まずはアップをしてから3チームに分けてゲームを行っていきました。3チームの総当りを2回回すようにしていきましたが、今やるべきは各自発信の意思を持つ事です。誰かに言われた通りに合わせるだけではなく、自らの意思で思いを発信していく事。ファルコは試合の中でプレーについての言い合いなど一切ないし、良い子という言い方だけでは済まないぐらいにおとなしい集団です。どんな形で見る人が見れば良いと言います。ドリブルが好きな人が見ればテクニックのあるチームを良いと思うし、がんばりが好きな人は不器用でも一生懸命する事を良いと思うでしょうし。だからしゃべらない、主張をしないおとなしいチームも見る人が見れば『汚い事もしない、真面目でいいチーム』なんて思われる可能性だってもちろんあるのです。
ですが、汚い事はしないとか真面目は良いのですが抵抗しない、粘らない、踏ん張らない、という底力がない事は良いとは思えません。何が一番良いか?なんて人それぞれあるかと思いますが、自分に出来る精一杯をやる事がまず何を置いても最優先すべき事だと思います。
そういう事で言えば、ミーティング用紙をきちんと読むとか、忘れ物をしないように確認するとかは『やろうと思えば出来る事』です。それをしないで良くなかった結果が出るとすれば当然だし、試合でも同じで出来る事をしないで負けるのは当然。そこで悔しいとか言ってる場合ではなく、やるべき事をまずやっているのか?という事から自分に問いかけてもらいたい。
そういう甘さは必ず試合でも、生活の中でも出ます。弱い部分は自分に嫌な思いをさせるような出来事で必ず返ってくるものです。今日の試合でも全体を観れる位置から、また色々な角度から観ていましたが、やっぱり出てくるものは共通しているし本人が気付いていないだけ、な事がとにかく多いですね。『あそこで踏ん張れないと流れは悪くなるよ』って場面を見て、本人にそれを指摘しても『僕はがんばったつもりです』という答えがほぼ多い。それで良いのか?自分だけの基準が本当に正しいのか?って事。結果、やられているならば原因って必ずある訳で、自分自身が『やっているつもり』を口にしてしまえば、そこから先は全部『自分以外のせい』な訳です。そういう考え方だからコミュニケーションも取れないんでしょうね。。。
今日の収穫は2,3年生チームに入っても適応していた1年生のメンバー。
2,3年生の大半は1年生にええカッコしたいだけで自己主張が単なるワガママになっているだけの子が多かった事。恐らくそんな事には気付いていないでしょうが、特に黄色ゼッケンチームは見事なぐらい個人でしかサッカーをやっていなかったし、パスのタイミング、欲しい場所、強さ・・・どれもバラバラでした。それでも『このタイミングでくれよ!』みたいな要求もなく、ドンマイドンマイ!で終わり。それで済ませば進歩も終わりです。
一番良かったピンクゼッケンチーム。良かったと言えるのは『自分発信で、自分以外の人に対して気が配れていた事』です。だからチーム内にも大きな不満や暗い表情の子もいない現実。それを見れば何が正しいか?なんて分かる話ですよね。
明るくなれないのはうまくいっていないからだし、その現状だけは理解しながら『改善点に目を向けられない』という現実とのギャップがチームの現状です。
勝った、負けたよりも、チームで、仲間で共有出来たプレーやシーンがいくつあったのか?です。
その数は自分が周りの為に動いたり考えた数でもあります。それを増やす事にこだわってほしい。それが良くなっていけばチーム内には対話しかなくなります。愚痴や不満ではなく、良くなる為の対話。それだけのミーティングになる事が目指すべき形。
誰かを吊るし上げるとか、悪い所を出し合うのではなくチームがもっと良くなる為の案を出し合えるミーティングを出来るようになろう!まだまだ発展途上だからこそ良くなる材料が山ほどあるのです。それを少しずつでも良くしていけるように全員でお互いをもっと感じてがんばっていきましょう!!