二本松市地域包括支援センター依頼の
「認知症予防応援隊」育成講座
2016年6月6日・7日、両日9時半〜16時半
受講生33名+1(裏口入学)+職員=38名
9時半から地域包括支援センター(以降包括)所長からの挨拶、
「認知用について」講義を30分。
10時から、「スリーA増田方式認知症予防ゲーム」が
初体験の方々が多いので、12時までゲームを展開しました。
*輪になって自分だけで出来る手指の運動
*輪になったままでお隣とのコミュニケーションを加えたゲーム。
これだけで11時45分になりましたので、
残りの15分は、二本松市で、既に請われて自主的にサロンを
されているお二人にゲームリードをお願いしました。
人によってゲームの運び方が違う事を見て頂きました。
K子さんから、
*リズム2拍子「ウサギとカメ」二番までうたいのが新鮮でした!
*難しい1−10
*グーチョキパー
Y子さんから
*お茶壷
*かたつむり
〜〜〜〜〜〜昼食は机を囲んで幾つもの輪が出来ました。
12時45分から「スリーA増田方式認知症予防リハビリ講座」
パワポで説明しましたが、机の向きが参加者と向き合っていなかったので、
話しにくかった〜M子さんに、あれは失敗だったね。と指摘されました。
2時間、スリーA増田方式認知症予防と、母の引き戻し記録、
認知症リハビリについてを話しました。
最後にゲームのことも入れました。
参加者は、お腹一杯で眠くなるのに、
何方も居眠りすることも無く、熱心に聞いていて下さった、
良かったですと、K子さん、Y子さん、M子さん談。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
パワポ講義後は、
机をそのままにして、机上でやる
「頭で考えて、文字を書く言葉集め」
「ビンゴゲーム」
「広告パズル」、
「追っかけ将棋」をしました。
*ビンゴゲーム
紙を横に使い、真ん中に一本線を書く。
上と下の真ん中にも一本ずつ横線を引く。
3本の線を書きました。
次は、縦の真ん中に縦に線を書きます。
両横の真ん中にも線を引きます。合計何マスが出来ましたか?
「16マス」その1つの枡の中に一個の数字を書いて下さい。
お仲間さんに軽度認知症の方や理解しにくい方がいらっしゃる時には、
「1−16」までの数字を、好きな所に好きな数字を書いて下さい。
順番でも・あっちこちでも構いませんよ〜。
ビンゴゲームになります。
書き終わったらbん語ゲームの始まりです。
1人ずつ端から言ってもらいました。
ビンゴになるように、数字を言って下さいね。
今回は、全員若くて健常者なので難しくしてみました。
「1−25」までの数字を書いてみましょう〜
難しくても案外直ぐに「ビンゴ」がでました。
時間長い時には、終わりにしても良いですが、
今回は全員が、一個のビンゴになるまでやりました。
*言葉集め
「二本松と言えば」・・・
初めはなかなか書けなかった問題でしたが、いろいろ出てきました。
ちょうちん祭り、岳温泉、大七(酒造)、菊人形、玉羊羹、霞が城、大山忠作(画家・タレントの父)、知恵子抄、安達太良山、安達ヶ原、きく松くん(ゆるきゃら)、さくら、阿武隈川、少年隊、桑茶、暴れ山車、クマガイ草(絶滅危惧種)群生地、羽山のリンゴ(リンゴの中でも一番美味しい!)、東和ロードレース、安達ヶ原の鬼婆、奥の松、きゅうり、あんぱん、道の駅、ざくざく(美味しい煮物)、幡祭り、朝河貫一(?)、かい石銘、日山(地名)、地蔵桜、カヌー競技、お城山公園、名目津温泉、子守地蔵尊、小浜城、塩松神社例大祭、米、仮設住宅(震災の)、二本松神社、二本松駅、合戦場のしだれ桜、ボート、インターチェンジ
*追っかけ将棋
歩兵4個、金将4個で金将を駒にして、
転がして立つと10点、横になると5点、
斜めに立つと20点、全部裏返えると10点、
角にきちんと止まると位が上がる
(歩兵→香車やり→桂馬→銀将→角?飛車?→王将)
などを覚えて、自分の駒の位置を覚える短期記憶の訓練と、
全て計算・ルールの記憶と脳の訓練オンパレードです。
すでにやっておられる、Y子さんから
「他にも色んな駒があるのだから、
自分の駒を好きな駒にすれば間違えなくて良いのでは?
と言われて、なるほどと思いましたが、
同じ駒・歩兵を使う理由が判りました!」
前の講座で言っているつもりが、
「伝わっていない!」
これはお教えしていないのと同じ!
心して伝えたい。
追っかけ(回り・ひょこ回り)将棋は、8組に分かれました。
残りの方はサポートに回りましたが、
各組に目が届かず・ルールも伝わらず
「つまんない」との一組がありました。
ん〜ん他の組みは全員楽しそうに取り組んでいます。
丁寧に再度説明をして、理解をして頂きましたが、
楽しくなかったかな?・・・反省のひとつです。
全部の説明が終わらないうちに、
やり始めて仕舞う組みがあるので、
折角の楽しい部分が抜けてしまうのかもしれません。
教え方の工夫をしなければ〜
*太鼓合奏
竹・バケツ太鼓・持参のエイサー太鼓と色々でした。
楽譜で説明をして、竹と太鼓を違えたり、
一泊休みを省略してしまい、指摘されて訂正して
「一丸」となった合奏になりました。
この合奏は、
竹が打つ時に太鼓が待つ…
太鼓が打つ時に竹が待つ、
この「待つ」ことが「前頭葉」を刺激して訓練になるのです。
勿論、打つことでリズム感を取り戻し、
全員での一体感は、何物にも代えられないことです。
道具を揃えることが必要なので、
百均でのお買い物や工夫をして頂くようにお願いしました。
その後、机を片付けて、
「シーツ玉入れ」
「たすきとりジャンケンゲーム」で、一通りやりました!
と宣言しましたが、
風船バレーと風船サッカーを忘れていて、明朝に回しました。
*シーツ玉入れ
30人以上なので、大を使い、
全員立ったまま両手で端っこを掴んでやりました。
肩を並べて〜やることは楽しくて良いですね。
でも随分ボールが飛びました。
2グループに分けて、「少年隊」「青年隊」でした。
ボールの色が綺麗で、良いですね〜。
3年前に頂いたボールですよ〜、
その時は大盤ぶるいをしていたようです。
小でもやってみましたら、大は勝負がつき難い、
小はあっという間に勝負が付きました。
手の握力の訓練、皆との協調性が養われます。
ただ、勝負にこだわると、後に引きますので、
普通のサロンでは、最後に持ってこない方が良いですね。
*たすきとりジャンケンゲーム
ひとり5本ずつ好きな色を選び首にかけて下さい。
ジャンケンをして、勝ったらリボンを貰い、負けたらあげます。
最後は1人の方が、全員のリボンを首にかけて優勝です。
ジャンケンの見本、
最初はグー、じゃんけんぽん!
最初は勝ったら1本貰います。
負けたら1本上げます。
1対1で三人の方と勝負して下さい。
3回終わったら待っていて下さいね。
次は、3本を取りあいます。
ジャンケンは、先ほどの人ではない人と、
3回やりましょう〜。負けちゃった人は、
こちらでお待ちください。3回ですよ〜
まだまだ首にリボンをかけた方がいますね。
お待ちの方は、もうしばらくお待ちくださいね。
では、次は、負けたら全部勝った人にあげて下さい。
全部ですよ〜。この辺りからより騒がしくなります。
残った人が3人になればストップです。
最後の3人になったら、マイクに見立てて
「フルネームでお名前を」とお聞きします。
周りの方々も「◎◎さん、頑張れぇ」と声援が送られます。
優勝戦!
会場全員で「最初はグー、じゃんけんぽん!」
この雰囲気は格別、全員に勝って頂きたいといつも念じますが〜
あっという間に勝つ方、なかなか勝負がつかない方〜
優勝者と、最後まで残っていた方は、区別して座って頂きます。
インタビューが始まりますが、優勝者たちには、最後に語って頂きます。
早く負けた方に、インタビューをして、今日の感想を聞いて行きます。
最後は、お待たせの優勝者、
立って頂きインタビューみんなで
「おめでとうございます“”」
拍手喝采を浴びて良い気分の優勝者。
その前に準優勝者たちにもインタビュー。
お仲間さん人数と1人5本をかけると
「此処にあるのは何本ですか?」皆で計算をして、185本!
1本1万円とすると、185万円!
いま手に入ったら、兄を買いますか?・・・
貯金は駄目ですよ〜
「旅行に行きたい」
「あれこれを買う」などと夢が叶えそうなことを言って下されば、大成功!
*まだまだ時間があるので、輪になっての振り返り
慣れて頂きたくて、ゲームのルール説明をお願いしましたら、
声が上がらないので、スポーツクラブマネージャの方々にお願いしました。
明日への宿題として、
「必ず全員が声を出してルール説明やゲームリードをすること!」
荷物も、机もイスもそのままの会場でOKでしたので、
そのままお開きになりました。
私は、二本松で既に取り組んでいる方との懇親会をしました。
思い出さない部分もあり、がっかりですが二日目はまた明日、掲載します。
(スリーA関西・桜草 福井恵子)