今日はナイター練習がありました!!

全体が揃うのはうれしい事ですがもう今週からまた期末テストのメンバーが出てきて、どんどんと抜けていく状況となります・・・。同時にルーキーリーグ(1年生大会)も始まっていくのでたくさんがんばりたい状況とがんばれない状況が入り混じっているので、短い時間であっても参加している子に効果的なものを伝えていけるように自分がまず色々工夫しなければならないと思っています。あまりメニューに固執せずに『何を伝えてあげるべきか?』を観察しながらやっていきたいと思います!

今日は火曜日なので全体としては『個人』にテーマを集中させて改善していこうと思っていました。とは言っても自分が言う『個人』とは『周りとの関係の中の自分』という意味で『何でもいいから個々をとにかく磨く』という意味ではありません。全体練習ですから全体の中、仲間との関わりの中での個人という考え方でやっていこうと思います!

今日も最初はリフティングでしたが、ここでも個人の技術を意識してもらいながらも『個人だけ』にならないように二人組の中で意識をしてもらいました!

まだまだ思うように扱えない自分と向き合いながらどうしたいのか?どうなりたいのか?何が足りないのか?を見つけてそれを自主練習の時間にしてほしいと思います。

リフティングの次はドリブルをやっていきました。キープも色々やりましたが、やっぱり積極的なドリブルはやっているほうも楽しいと思います。自分から抜いていく選手のほうが良いと思うし、その為には必要なアクションがある事を感じてほしいと思っています。人が、相手がいるスポーツなので、自分のアクションによって相手もアクションをする(リアクション)。それを理解しながらアクションを起こしていけるようになってほしいと思います。ボールの持ち方、動かし方、体の動かし方でドリブルの突破は決まるという事です。一つ一つ考えながら出来ているでしょうか?それが出来ればきっとすぐに上達していきます!

うまい人の動画を観るだけではなく、『どうやってこれが出来るのか?』を考えましょう。こだわればボールの置き方、足首の角度、上半身の使い方、フェイントをかけるタイミングなど様々な『うまくいく要因』があるので、それを見つける『目』を持ちましょう!

そこからは対人として1対1をやりました!!

先日の試合でも自分達が自分達に自信がない選手がとにかく多い。そして今日話をしたように『負け慣れている子が多い』のです。それによって『仕方がないか・・・』と勝負事を諦めてしまう子が多いからまずはその考え方を変えないといけない事を言いました。

勝負をやっている以上は勝利というものを目指さないといけない事。勝利だけ、ではなく勝利は絶対に目指すべき責任にある事は忘れてはいけません。勝てないという言葉だけで済ませるのではなく『何が勝てないのか?どこに差があるのか?』を考えるのです。それで結果は段々変わってくるのです。1対1でもお互いに勝利の可能性は絶対にある中で何を考えているのか?うちの選手は負け慣れているから臆病な子がまだ多く自分から向かっていくプレーよりも『逃げ』のプレーをよくします。強気、強引と言われるようなプレーはほとんどありません。そこを変えていこう!逃げないトレーニングをしよう!そういうのを伝えて再度やってもらうだけで雰囲気は全然変わりました。

負けたらあかん!!って言い方だけをしてしまうと余計にプレーが小さくなってしまうのですが、負ける事ではなく『負け方にこだわれ!』という事などの伝え方をしていくと変化が出てきます。同じ負け方でも、周りが納得いくような、自分自身が納得いくような形でないといけない事を言いました。そうする為には強気だったり強引だったりというプレーは必要です。

サッカーは体の接触が多いスポーツだからそれを避けてはいけないのです。そういう中でチームの為に体を張れる選手こそが『優しい選手』であり、接触すら逃げて当たらない選手が『優しいのではない』事をまず理解してほしい。うちの子は気が弱くて・・・・って言ってる場合ではなく、それがルールとして可能なスポーツをやっているのであればそんな言葉で済ませている場合ではないという事。現状を打開、良くしていくという事は親にもそれなりの覚悟(預ける事も含めて)が必要だって事なんです。

状況を観て判断する、工夫する事を今日は目的にしながら話もしていきましたが、これは我々大人も同じ事です。選手だけでは変われないのです。

メインの3対2では学んだ子が多くいました。特に2,3年生が多くを得ていました。

得たと言えるのはプレーの質、考え方が変化したからです。このメニューをやっていく上で何が大切か?をよく理解していた子が増えました。途中から選手同士の声にもよって変化が出てきました。本当はこの後にゲームもしたかったのですが、それよりもここで一人一人が何かに気付き、変わっていくほうが大きいと判断しました。

数的優位って何?数的不利って何?どうすれば作れる?どうすれば守れる?

これを考えるだけでもサッカーはものすごく奥深いし、面白いスポーツだって分かります。11人対11人という同じ人数で始まるのにこういうシーンがたくさん出てくるのはどうしてなんだろうか???って事。意図的にそれがやれている事に気づけた子はこれからサッカー観戦しても面白くなりますよ!

『あ!今のファーストタッチでこれが出来たんだ!』

とか分かる子、これから増えるような気がします。そういう目が育てばサッカーって足の速さや体力以上に大事な事が分かるはずです。ちょうどユーロの大会が始まった所!!見る目を少し変えてみると本当に面白いし、そういう話をまたみんなとやりたいな、と思います!!楽しみです♪今のファルコのみんなの変化が。