なぜ、会話の「きっかけ」なのか

前回は、相手のおだんごヘアについて会話する場合、というのを詳しく書き出してみました。
もちろん相手の反応によって内容は変動します。1)の「相手の様子見」の段階で、いま話したくなさそうだったら会話は続けませんし、天気や仕事の話がそこそこ続きそうなら、おだんごヘアの話はまたの機会に延期となるでしょう。

さて、私がやってしまいがちなのが、いきなり
「そのアタマ、どうやってるんですか?」
などと聞いてしまう、というパターンです。
場の雰囲気や、前回書いた相手の様子や話の流れ、あと相手との関係などおかまいなしにです。自分が興味あるから。

中にはこれで、快く答えてくれる人もいます。
でも、「?」となったり、戸惑ったりする人も多いです。
やっぱり、唐突かつ意図が分からない質問は、相手を困惑させてしまうようです。

私が、会話の「きっかけ」にこだわっているのは、話題に入る前の「様子見や前置き」がじつは大事なのを痛感しているからです。
きっかけ(今からあなたと話したいと思ってます、というサイン)さえスムーズだと、あとはなんとかなると思います。