良いサッカーの材料!審判講習会!!

今日はナイター練習の日でした!!

通常練習の予定だったのですがずっと思っていた事であり、ずっとやりたかった事の一つである『審判講習会』を開催出来る事となりました。

最近は小学生も8人制のサッカーが主流になって、審判は一人。もちろん大人がやるので子供達は『副審』をする機会が減りました・・・。ですが、中学生になって最近始まったルーキーリーグは基本的に自主運営のリーグ戦なので、審判は当該同士でやる事になります。つまり小学生までやってこなかった事をいきなりしなければならないのです。ファルコもそれは分かっているのでこれまでも2,3年生の上級生が教える形を取ってきました。それはそれでよく理解をしてくれていたのですが、やっぱり『審判のインストラクター』と呼ばれるような方に教わるほうが遥かに良いのは分かっていて、でも年に一回しか機会がない新規の講習会になかなか全員で受けられる日程が合わなくてずっと流れてきていました。そんな悩みの一つとして今日講師をしていただいた多鹿さんには年度末からずっと三木防災などのグランドでお出会いする度に『簡単にでも良いから審判講習会をしてください!』とお願いをしてきました。その話を理解してくださっていた多鹿さんはご多忙の中、時間を調整してくださって、ついに今日その時間を実現させる事が出来ました。

分かっているようで、よく分からない・・・。

そんな『グレーゾーン』が多いサッカーのルール。そういうのを指導者が教えようとすると、どうしてもチームとしての偏った言い方などになってしまいます。よくありがちなのが、『しても良いファール』などと勝手な解釈で言ってしまう事などです。それを指導者目線、勝利目線で勝手に指導をすると素直な子供はそれをやってしまいます。

そう・・・『勝つ為だけに』です。

それではせっかく好きで始めたサッカーの嫌な部分となってしまうだろうし、やっている子供も面白くなくなります。だから『ルールとしては理解をしておく』必要があり、その上で子供の判断で色々プレーが出来るような環境にしないといけないって思いました。だから今回はわざわざ北播磨でも審判委員長をされていた多鹿さんにお願いをしたのです。多鹿さんは今年度から委員長の立場を若手に任せたという事で、自分自身こうした講習会に参加する機会が多くなっているという事でした。有意義な2時間にしたいと思いみんなはノートを開いて一生懸命講習を受けました。

今日の為に、何を伝えるか?もよく考えてくださいました。

目次を見れば色々と考えてくださっているのが分かりました。みんなの為だけにこうした時間を割いてくださる方がいる事を本当に感謝しなければなりません。みんなは誠意を持って講習会を受けないといけないし、その姿勢は本当に素晴らしいものだったと言えるでしょうか?

一回合間に休憩があったので、その時に自分は各学年のリーダーに後ろでみんなの様子も観てもらいました。ちょっと意図を伝えきれていなかったので、リーダーに見られているという事でやっている子ももしかしたら中にはいたかもしれません。全体的には『普通』に受けていました。ただ、自分はやっぱり『本質』がズレている事があると最後に話をしたように、『何かを教わる時の姿勢』ってあると思うのです。教える側は伝えたい何かがある訳で、教わる側はそれを理解したかどうか?なのです。板書するだけ、写すだけで『分かったつもり』になっている子がやっぱり多い・・・。

クラブチームでサッカーをやっているから。
高い料金の塾に行ってるから。

という『安心感』で満足している人ってやっぱりいると思う。でも、本質はそうじゃなくて『自分がどうなりたくてその手段を使っているか?』なんだと思う。

自分はあくまで指導者であり、全体を見ていました。

自分の利点は『誰かに時間を預ける事で普段の自分の指導の成果が見れる事』なのです。先日の日曜日の試合でも同じ。他の指導者に任せた時の選手はどうなるのか?を観る事で自分の普段の伝えた方に色々課題を感じる事があったのです。

今回それと同じで、選手を全て預けた事でよく見えました。『ごまかしている』様子が・・・。これは本当に良くない事ではありながらも『自分がそれを良し、にしてきた責任』だと感じる所なので、その子を責めるとかではなく自分の伝え方、言葉選び、考え方を改めて考えないといけないな〜って事が見えました。

講習会は、副審の立ち位置から、難しいオフサイドのルール、フリーキックに、旗の上げ方などを教わる事が出来ました♪

今日みんなは何を学べたか?

これからのグラウンドでどう反映されるか?ですね!聞いただけではうまくならないのが審判!!たくさんやって、たくさん失敗しながら学ぶしかないと思う。そういう中で『あ!これがあの時言ってくださっていた所や!』と分かれば良いと思います。映像なども一緒に見せてくださったのでいかに副審というのが大変かも分かったと思います。そういう方がいて、みんながサッカーが出来る事!!お弁当などを毎回作ってくれる親がいてサッカーが出来るという事!みんなはこうやって色々な人のおかげで好きな事が出来ている事に気付き成長していくのです。自分だけがボールを蹴ってうまくなるだけで出来ると思ったら大間違い!!ルールを知り、色々なありがたみを知る事でサッカーはうまくなっていくのです。技術が必要ないと言ってるのではありません。

技術と同じぐらいに必要な事だという話。

こうしてみんなの良いサッカー選手になる為に様々な方向から関わってくださる全ての人に感謝が出来る人間になろう!最後のお礼の挨拶も主将はものすごく上手になっている。自分の頭と心で考えた言葉が言えるようになっている。確かな成長はあちこちに見える。でも、そういうのは『気がついたら・・・』ってタイミングで分かるもの。今日成長したと今日気付く人間はいない。

だから、今日という時間も先の自分の為に大切な経験だからしっかりと活かせるように今後の自分が積極的に審判もやっていくようにしてほしいですね!

お忙しい中、わざわざ来てくださった多鹿さん!本当にありがとうございました!!