認知症予防講演の旅

スリーA予防デイサービス・折り梅
所長 増田末知子

瀬戸大橋を渡って四国の高松市へ向いまし
た。香川県で行う3日間連続の講演旅行です。
初日は『さぬき市社会福祉協議会大川支所』が主催で
認知症の一次予防を行うサロンのスタッフや
ボランティアの方80名ほどが集まって下さいまし
た。スリーAの認知症予防の話と、認知症予防ゲーム
を行いました。終わってから「良かったです」の
お礼の電話が沢山あったそうです。

 2日目は高松市で『かがわ健康福祉機構』が計画
なさった、認知症に携わる介護職員の研修をさ
せていただきました。おかげさまで評判が良くて
例年多くの方が参加してくださっています。今年も
150名の方が参加してくださいました。専門職の
方ばかりです。認知症の方の心を理解して
寄り添う関わり方について話をさせていただき
次いで施設で行う予防ゲームの実技を全員で行い
ました。ゲームは静かに行っていたのでは楽しく
ありません。仕掛ける職員のアクションが必要で
すから、その指導も必要です。150名が全員で
じゃんけんゲームをアクション付きで行いました
ので壮観でした。アンケートでは「寄り添う関わ
りが良かった」「楽しくて素晴らしかった」との
感想が大変多く寄せられていました。

 3日目は小豆島の『土庄町地域包括支援セン
ター』主催で、一般の高齢者に対する認知症予防
の話しです。緊急なことでしたが、50名程の方が
やすらぎプラザに集まりました。一般向けの認知症
予防の考え方と楽しい予防ゲームを行いました。
「とても楽しかった。来年もまた来て下さい」
と拍手で送ってくださいましたので嬉しかったです。

 3日間、対象者の層が違いますので、話し方も
内容も全部違っています。ですが、どこでも皆様が
話に乗り気で、いきいきした笑顔で聞いて下さい
ましたし、私も大満足の3日間の旅でした。

 認知症の予防といっても、一般の方たちに対する
認知症予防の話、一次予防に対するサロンの運営
指導、認知症の方に直接接する介護職員の関わり
方等、各々がうまく機能して認知症を食い止める
ことが可能になります。認知症予防は重要課題
です。これからも講演をして、皆様が喜んでくださる
予防の方法を伝えて行きたいと思います。
声をかけてくださいませ。

・・・・厚生福祉(1月29日発行) 時事通信社